戦闘ダメージ・ステップ
提供:MTG Wiki
1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
目次 |
戦闘ダメージ・ステップ/Combat Damage Step
戦闘フェイズの第4のステップ。
このステップの開始に際し、攻撃クリーチャーとブロック・クリーチャーは同時に戦闘ダメージを割り振る。(この行動にはスタックを使用しない)そして、その割り振りがスタックに乗る。 その後、アクティブ・プレイヤーは優先権を得る。
- 先制攻撃か二段攻撃を持つクリーチャーがいるなら、戦闘ダメージステップは2回行われる。
- 最初の戦闘ダメージ・ステップでは、先制攻撃か二段攻撃を持つクリーチャーが戦闘ダメージを割り振る。
- 第2の戦闘ダメージ・ステップでは、最初の戦闘ダメージ・ステップで戦闘ダメージを割り振らなかったか、二段攻撃を持つ、その時点で場に残っているクリーチャーが戦闘ダメージを割り振る。先制攻撃を持たないクリーチャーが戦闘ダメージを割り振るわけではないので、注意すること。
- 大雑把な対応表
(能力なし) | 先制攻撃 | 二段攻撃 | ||
最初の戦闘ダメージステップ | × | ○ | ○ | |
第2の戦闘ダメージステップ | ○ | × | ○ |
- スタックに乗るのは、あくまで戦闘ダメージの割り振りである。これが解決するまでは、戦闘ダメージは与えられない。よって、タフネスに修整を与えるような呪文や能力は、実際にダメージが与えられるまでにプレイすればよい。
- 「開始に際し」割り振るので、このフェイズ中にブロック・クリーチャーを破壊したとしても、スタックに乗っている(そのブロッカーからの)ダメージは与えられることになる。細かいようだが、破壊するならばブロック・クリーチャー指定ステップにおいてする必要がある。
- 戦闘ダメージの割り振りには、ダメージに対する置換効果を考慮することはできない。
参考
- 開始フェイズ
- メイン・フェイズ(戦闘前メイン・フェイズ)
- 戦闘フェイズ
- 戦闘開始ステップ
- 攻撃クリーチャー指定ステップ
- ブロック・クリーチャー指定ステップ
- 戦闘ダメージ・ステップ
- 戦闘終了ステップ
- メイン・フェイズ(戦闘後メイン・フェイズ)
- 終了フェイズ
総合ルール
引用:総合ルール 20231117.0
- 3 カード・タイプ
- 310 バトル
- 310.1 優先権を持つプレイヤーは、自分のターンのメイン・フェイズでスタックが空の間、自分の手札にあるバトル・カードを唱えることができる。バトルを呪文として唱えることはスタックを用いる(rule 601〔呪文を唱えること〕参照)。
- 310.2 バトル・呪文が解決されたとき、それのコントローラーはそれを自分のコントロール下で戦場に出す。
- 310.3 バトルのサブタイプは常に1単語であり、長いダッシュの後に「バトル ― 包囲戦」と列記されている。バトルのサブタイプは、バトル・タイプとも呼ばれる。バトル・タイプの一覧は、rule 205.3q 参照。
- 310.4 守備値は、バトルが持つ特性である。
- 310.5 バトルは攻撃されることがある(rule 508〔攻撃クリーチャー指定ステップ〕参照)。
- 310.6 バトルが受けたダメージの結果、それの上にある守備カウンターをその数だけ取り除く。
- 310.7 バトルの守備値が0であり、それが誘発してスタックを離れていない能力の発生源でないなら、それはオーナーの墓地に置かれる(これは状況起因処理である。rule 704 参照)。
- 310.8 各バトルは、守る者として指定されたプレイヤーを持つ。
- 310.8a バトルが戦場に出るに際し、そのコントローラーはプレイヤー1人をそれを守る者として選ぶ。守る者としてどのプレイヤーを選ぶかは、バトル・タイプ(rule 310.11 参照)によって決定される。バトル・タイプを持たない場合、そのコントローラーがそれを守る者 になる。
- 310.8b バトルを守る者は、それを攻撃できない。それを守る者を防御プレイヤーとする攻撃 プレイヤー1人は、バトルを攻撃できる。特に、包囲戦・バトルのコントローラーは、それを攻撃できる。
- 310.8c バトルを守る者は、自分がコントロールしているクリーチャーでそのバトルを攻撃しているクリーチャーをブロックできる。他のプレイヤーがコントロールしているクリーチャーは、それらの攻撃クリーチャーをブロックできない。
- 310.8d バトルを守る者がそのコントローラーでない場合、その攻撃されているバトルに関して「防御プレイヤー」を参照するすべてのルールや効果は、それのコントローラーではなく守る者を参照する。rule 508.5 参照。
- 310.8e ルールや効果がバトルを守るプレイヤーを参照する場合、それはそのバトルを守る者であるプレイヤーのことを参照する。
- 310.8f バトルを守る者は、各バトルにつき1人しか存在しない。他のプレイヤーがバトルを守る者 になったなら、元のバトルを守る者はバトルを守る者ではなくなる。
- 310.8g バトルがバトルでなくなったり他のバトルのコピー になったりしても、そのバトルを守る者は変わらない。
- 310.9 バトルは、オーラや装備品や城砦であっても、プレイヤーやパーマネントにつけることはできない。バトルが何らかの方法でパーマネントについたなら、はずれる。これは状況起因処理(rule 704 参照)である。
- 310.10 攻撃されていないバトルにバトルを守る者として指定されたプレイヤーがいない場合、あるいはそれを守る者がバトル・タイプによって守る者 になれないプレイヤーである場合、それのコントローラーはそれを守る者として適正なプレイヤー1人を選ぶ。これにより選べるプレイヤーがいない場合、そのバトルはオーナーの墓地に置かれる。これは状況起因処理(rule 704 参照)である。
- 310.11 既存のすべてのバトルは、包囲戦というサブタイプを持つ。包囲戦は特別なルールに従う。
- 310 バトル