マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice
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アーティファクト
すべてのパーマネントは、そのタイプに加えてアーティファクトである。
戦場以外にあるすべてのカード、すべての呪文、すべてのパーマネントは無色である。
プレイヤーは、マナをすべての色のマナであるかのように支払ってもよい。
大規模なルール破壊アーティファクト。すべてのカードを無色にし、パーマネントはアーティファクトになり、色マナさえも不特定マナのような扱いになってしまう。
ルールがややこしいカードであるが、コンボパーツとして様々な利用方法が考えられるカード。ハーキルの召還術/Hurkyl's Recallが一方的な激動/Upheavalになったり、古きものの活性/Ancient Stirringsにハズレが無くなったり、コジレックの伝令/Herald of Kozilekが万能なコスト減少カードになったりする。中でも機械の行進/March of the Machinesと組み合わせたマイコマーチと呼ばれるデッキが有名。
スタンダードから落ちたあとは奇抜なコンボデッキに使われる程度であったが、灯争大戦で大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creatorが登場して一変。カーンでサイドボードから持ってきて戦場に出すだけで対戦相手の土地のマナ能力を含むパーマネントの起動型能力がすべて禁止されるというお手軽なロックコンボが誕生した。モダンで緑単トロンやエルドラージ・トロンに採用されるようになり、評価(とシングルカード価格)が一気に上昇した。
2020年1月14日より、モダンにおいて禁止カードに指定される[1]。上記の大いなる創造者、カーンとのコンボを搭載するためのデッキ構築上の制約は小さく、楽しくないプレイパターンを頻繁に引き起こしていたため。また、各種トロンを弱体化させる意図も含まれている。
ルール
- 追放領域も領域であるため、2番目の能力の影響を受ける。例えば、金属モックス/Chrome Moxで刻印されたカードは無色になり、このままではマナが生み出せなくなる。
- アーティファクトになるのはパーマネントだけ。他の領域(手札、ライブラリー、墓地、スタックなど)にあるカードは、無色にはなるがアーティファクト・カードにはならない。
- 3番目の能力は、支払いに関してだけ、マナをどの色のマナでもあるかのように使うことを許可する。烈日で乗せるカウンターの数や、霊魂焼却/Soul Burnで得られるライフの値は、「実際の」マナの色を参照し、マイコシンスの格子の効果は考慮されない。
- マナを無色マナであるかのようには支払えない。次元の歪曲/Spatial Contortionなどの無色マナ・シンボルを要求されるコストの支払いに色マナを充てることはできない。
- これと機械の行進が戦場に出ている状態でオーラ呪文を唱えると、そのオーラは戦場に出た途端に状況起因処理で墓地に置かれる(クリーチャーであるオーラはパーマネントにつけられず、何にもついていないオーラは墓地に置かれる)。この場合も、そのオーラは「一瞬」だけ効果を発揮するので注意。例えば、弱体化/Enfeeblementでタフネスが0以下になっていれば、そのクリーチャーは弱体化と同時に墓地へ行く。
- これとティタニアの歌/Titania's Songの相互作用もかなりややこしい。詳細は当該項目を参照のこと。