衝動的ドロー

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[[色の役割]]における赤の役割の少なさを補うために赤に移行された能力で、本来は赤の役割ではない[[引く|ドロー]]を期間を区切って一時的なものにすることで赤らしさを保ち、[[カラーパイ]]に反さないようになっている。[[紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster#開発秘話]]も参照。
 
[[色の役割]]における赤の役割の少なさを補うために赤に移行された能力で、本来は赤の役割ではない[[引く|ドロー]]を期間を区切って一時的なものにすることで赤らしさを保ち、[[カラーパイ]]に反さないようになっている。[[紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster#開発秘話]]も参照。
  
ほとんどのカードは「[[ターン終了時まで]]プレイしてもよい」だが、カードによっては追放したカードをプレイできる期限が違うものや「唱えてもよい」となっているため、[[土地]]や[[マナ・コストの無いカード]]をプレイできないもの、「土地以外のカードをプレイしてもよい」と、マナ・コストの無いカードはプレイできるようになっているもの等、カードにより[[ルール文章]]にばらつきがあるので注意。
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「あなたのライブラリーの一番上からN枚のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはこれにより追放されたカードをプレイしてもよい。」が基本的な効果だが、カードによっては追放したカードをプレイできる期限が違ったり、土地はプレイできないものがある。
  
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*[[続唱]]や[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]]の1つ目の能力もある意味衝動的ドローの亜種と言えるが、ルール的挙動や使い勝手はかなり異なる。
 
*語感から誤解があるかもしれないが、[[衝動/Impulse]]風のドローではない。衝動/Impulse風のドロー[[効果]]を持つカードについては[[衝動]]の項を参照のこと。
 
*語感から誤解があるかもしれないが、[[衝動/Impulse]]風のドローではない。衝動/Impulse風のドロー[[効果]]を持つカードについては[[衝動]]の項を参照のこと。
**このことについて[[Mark Rosewater]]は「([[青]]のカードにこの[[カード名|名前]]が使われたのは)誤りであり、初期のマジックでは[[カラーパイ#色の哲学と関係性|色の哲学]]への理解が進んでいなかった」と述べている。([http://markrosewater.tumblr.com/post/116237604418/if-red-is-supposed-to-be-the-impulsive-color-why 参考]
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**このことについて[[Mark Rosewater]]は「([[青]]のカードにこの[[カード名|名前]]が使われたのは)誤りであり、初期のマジックでは[[カラーパイ#色の哲学と関係性|色の哲学]]への理解が進んでいなかった」と述べている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/116237604418/if-red-is-supposed-to-be-the-impulsive-color-why Blogatog](Mark RosewaterのBlog 2015年4月12日)</ref>
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==ルール==
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*「そのカードを[[プレイ]]してもよい。」とは、そのカードが土地であればプレイしてもよく、呪文であれば[[唱える|唱えてもよい]]という意味である。「そのカードを唱えてもよい。」という[[効果]]の場合、追放された土地カードをプレイすることはできない。
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*手札からではなく追放領域からプレイできる以外の、土地のプレイと呪文を唱えることに関する手順や制限はすべて従わなければならない。
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**土地のプレイは、あなたの[[メイン・フェイズ]]の間で、[[スタック]]が空であり、あなたがまだ土地をプレイしていないならプレイすることができる。他の効果によって土地のプレイ回数が増えてない限り、手札から1枚、追放領域から1枚といったプレイングはできない。
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**呪文は、[[インスタント]]以外はあなたの[[メイン・フェイズ]]の間で、[[スタック]]が空のときに唱えることができる。[[マナ・コスト]]を含む[[コスト]]も[[支払う]]必要がある。
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*唱えらえた呪文は、[[解決]]された後は通常通り[[戦場]]に出るか、[[墓地]]に置かれる。
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*示された期間が終わってもプレイされていないカードは、追放されたままになる。
  
 
==主なカード==
 
==主なカード==
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*[[騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser]] - クリーチャー。自分のクリーチャーが[[プレイヤー]]に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーの[[ライブラリー]]から追放。[[色マナ]]は無視できる。([[コンスピラシー:王位争奪]])
 
*[[騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser]] - クリーチャー。自分のクリーチャーが[[プレイヤー]]に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーの[[ライブラリー]]から追放。[[色マナ]]は無視できる。([[コンスピラシー:王位争奪]])
 
*[[独創の火花/Spark of Creativity]] - 1マナのソーサリー。1枚追放し、そのカードの[[点数で見たマナ・コスト]]分の[[ダメージ]]を[[対象]]のクリーチャーに与えるか、そうしないならプレイしてもよい。([[カラデシュ]])
 
*[[独創の火花/Spark of Creativity]] - 1マナのソーサリー。1枚追放し、そのカードの[[点数で見たマナ・コスト]]分の[[ダメージ]]を[[対象]]のクリーチャーに与えるか、そうしないならプレイしてもよい。([[カラデシュ]])
*[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]] - プレインズウォーカーの忠誠度能力。[[解決]]時にのみ唱えられる。ダメージとの選択。(カラデシュ)
 
 
*[[神託者の大聖堂/Oracle's Vault]] - [[アーティファクト]]の起動型能力。通常はマナ・コストを支払う必要があるが、条件を満たせば[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく]]プレイできる。([[アモンケット]])
 
*[[神託者の大聖堂/Oracle's Vault]] - [[アーティファクト]]の起動型能力。通常はマナ・コストを支払う必要があるが、条件を満たせば[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく]]プレイできる。([[アモンケット]])
*[[ハゾレトの終わりなき怒り/Hazoret's Undying Fury]] - 6マナのソーサリー。ライブラリーを[[切り直す|切り直し]]た後に、4枚追放。解決時、5マナ以下の土地でないカードを望む枚数マナ・コストを支払うことなく唱える。([[破滅の刻]])
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*[[ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons]] - [[伝説のエンチャント]]。アップキープに誘発する。呪文のみ。([[イクサラン]])
*[[ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons]] - [[伝説のエンチャント]]。アップキープに誘発する。[[両面カード]]。([[イクサラン]])
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*[[原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm]] - [[伝説のクリーチャー]]の[[攻撃]]時誘発型能力。解決時にのみ、各プレイヤーのライブラリーから1枚ずつ、土地でないカードをマナ・コストを支払うことなく唱える。([[イクサランの相克]])
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*[[闇住まいの神託者/Dark-Dweller Oracle]] - クリーチャーの起動型能力。([[基本セット2019]])
 
*[[闇住まいの神託者/Dark-Dweller Oracle]] - クリーチャーの起動型能力。([[基本セット2019]])
*[[力の頂点/Apex of Power]] - 10マナのソーサリー。7枚追放。[[フリースペル]]。(基本セット2019)
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*[[力の頂点/Apex of Power]] - 10マナのソーサリー。7枚追放。[[フリースペル]]。呪文のみ。(基本セット2019)
  
 
==参考==
 
==参考==

2019年1月19日 (土) 23:50時点における版

衝動的ドロー(impulsive draw)は、カードが持つ「ライブラリーの一番上のカードを追放し、一定期間だけそれをプレイすることを許可する」能力の俗称。


Abbot of Keral Keep / ケラル砦の修道院長 (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)

果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
ケラル砦の修道院長が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをプレイしてもよい。

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目次

解説

初めて登場したのはエルキンの壷/Elkin Bottleの能力。その後それを元ネタとして基本セット2014紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromasterが作られ、以降は赤の能力として継続的にこの能力を持ったカードが作られている。

色の役割における赤の役割の少なさを補うために赤に移行された能力で、本来は赤の役割ではないドローを期間を区切って一時的なものにすることで赤らしさを保ち、カラーパイに反さないようになっている。紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster#開発秘話も参照。

「あなたのライブラリーの一番上からN枚のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはこれにより追放されたカードをプレイしてもよい。」が基本的な効果だが、カードによっては追放したカードをプレイできる期限が違ったり、土地はプレイできないものがある。

ルール

  • 「そのカードをプレイしてもよい。」とは、そのカードが土地であればプレイしてもよく、呪文であれば唱えてもよいという意味である。「そのカードを唱えてもよい。」という効果の場合、追放された土地カードをプレイすることはできない。
  • 手札からではなく追放領域からプレイできる以外の、土地のプレイと呪文を唱えることに関する手順や制限はすべて従わなければならない。
  • 唱えらえた呪文は、解決された後は通常通り戦場に出るか、墓地に置かれる。
  • 示された期間が終わってもプレイされていないカードは、追放されたままになる。

主なカード

参考

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