青黒ビートダウン
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*[[墓地]]利用に長けた黒と[[ライブラリー]]操作に優れる青の組み合わせであるため、墓地を有効活用したデッキも一定数存在する。[[アーテイエイトグ]]や[[フリゴリッド]]などがその代表例。 | *[[墓地]]利用に長けた黒と[[ライブラリー]]操作に優れる青の組み合わせであるため、墓地を有効活用したデッキも一定数存在する。[[アーテイエイトグ]]や[[フリゴリッド]]などがその代表例。 | ||
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+ | 前環境から引き続き'''ディミーア・ミッドレンジ'''/''Dimir Midrange''が存在する。 | ||
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+ | [[喉首狙い/Go for the Throat]]や[[三歩先/Three Steps Ahead]]などの[[除去]]と[[打ち消し]]を構えつつ、隙をついて[[フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind]]や[[永劫の好奇心/Enduring Curiosity]]といった[[瞬速]]クリーチャーを展開する[[クロック・パーミッション]]。 | ||
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+ | **[[プレイヤーズコンベンション静岡24|ジャパンスタンダードカップ:『ダスクモーン:戦慄の館』]] 5位([https://mtg-jp.com/coverage/pcshizuoka24/decklist/0038182/ 参考]) | ||
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+ | ==[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]== | ||
+ | [[エルドレインの王権]]の[[忠義の徳目/Virtue of Loyalty]]の登場により[[白青黒ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|エスパー・ミッドレンジ]]が再度[[トップメタ]]になるも、[[イクサラン:失われし洞窟]]発売で青と黒に強力なカードが追加されたことで'''ディミーア・ミッドレンジ'''(''Dimir Midrange'')が登場した。 | ||
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+ | [[白青黒]]型と異なり安定して序盤から[[青マナ]]を供給できるため、[[遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren]]を採用し[[地図]][[トークン]]と共に展開と[[テンポ]]をスムーズに行うことができる。[[策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer]]が担っていた打撃力とドローの質の向上を[[地底のスクーナー船/Subterranean Schooner]]に任せ、[[大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Bat]]の他に[[ヨーグモスの法務官、ギックス/Gix, Yawgmoth Praetor]]や[[ドロスの魔神/Archfiend of the Dross]]といった黒[[ダブルシンボル]]の強力なカードを採用することができる。 | ||
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+ | *[[カルロフ邸殺人事件]]参入後は、ほぼイクサラン:失われし洞窟以前のカードのみの構築で上位入賞を飾ることが増えた。これは他の[[ミッドレンジ]]が減り、[[クロック・パーミッション]]戦術に弱いデッキ([[青赤緑コントロール#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|ティムール・ランプ]]など)が[[環境]]に増えたということが大きい。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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+ | [[Category:イニストラード:真夜中の狩り~ニューカペナの街角を含むスタンダードデッキ]] | ||
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+ | [[Category:エクステンデッドデッキ]] |
2024年11月6日 (水) 11:15時点における最新版
青黒ビートダウン(Blue-Black Aggro)は、その名の通り青黒2色で構成されたビートダウンデッキの総称。
目次 |
[編集] 概要
黎明期は他の色に比べてクリーチャーが貧弱になりやすいことから友好2色のビートダウンとしてはマイナーな部類に入っていた。打ち消し呪文や手札破壊などの柔軟なコントロール要素を取り入れたクロック・パーミッションの形態を採るのが普通であった。サイズで上回るファッティを多用する緑系ビートダウンデッキには苦手となっていた。
クリーチャーの質が向上した特にマジック・オリジン以降はそんな事は無く、むしろクリーチャーだけに頼った緑単色のストンピィなどには除去や接死持ちなどでむしろ有利に立つ場合が多い。
[編集] 団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期
前環境から引き続きディミーア・ミッドレンジ/Dimir Midrangeが存在する。
インスタント
放題(以下から1つ以上の追加コストを選ぶ。)
+(1)(青) ― 呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
+(3) ― あなたがコントロールしていてアーティファクトやクリーチャーである1つを対象とする。それのコピーであるトークン1つを生成する。
+(2) ― カード2枚を引く。その後、カード1枚を捨てる。
クリーチャー エンチャント — 猫(Cat) 光霊(Glimmer)
瞬速
あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカード1枚を引く。
永劫の好奇心が死亡したとき、これがクリーチャーであった場合、これをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。これはエンチャントである。(これはクリーチャーではない。)
喉首狙い/Go for the Throatや三歩先/Three Steps Aheadなどの除去と打ち消しを構えつつ、隙をついてフェアリーの黒幕/Faerie Mastermindや永劫の好奇心/Enduring Curiosityといった瞬速クリーチャーを展開するクロック・パーミッション。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- ジャパンスタンダードカップ:『ダスクモーン:戦慄の館』 5位(参考)
- 使用者:佐藤啓輔
- フォーマット
- 備考
- 世界選手権24 7位(参考)
- 使用者:Max Rappaport
- フォーマット
ディミーア・ミッドレンジ [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期
エルドレインの王権の忠義の徳目/Virtue of Loyaltyの登場によりエスパー・ミッドレンジが再度トップメタになるも、イクサラン:失われし洞窟発売で青と黒に強力なカードが追加されたことでディミーア・ミッドレンジ(Dimir Midrange)が登場した。
アーティファクト — 機体(Vehicle)
地底のスクーナー船が攻撃するたび、このターンにこれに搭乗したクリーチャー1体を対象とする。それは探検を行う。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を公開する。それが土地なら、そのカードをあなたの手札に加える。そうでないなら、このクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。その後、そのカードを戻すかあなたの墓地に置く。)
搭乗1
クリーチャー — コウモリ(Bat)
飛行、絆魂
大洞窟のコウモリが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの手札を見る。その中から土地でないカード1枚を、大洞窟のコウモリが戦場から離れるまで追放してもよい。
白青黒型と異なり安定して序盤から青マナを供給できるため、遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Sirenを採用し地図トークンと共に展開とテンポをスムーズに行うことができる。策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seerが担っていた打撃力とドローの質の向上を地底のスクーナー船/Subterranean Schoonerに任せ、大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Batの他にヨーグモスの法務官、ギックス/Gix, Yawgmoth Praetorやドロスの魔神/Archfiend of the Drossといった黒ダブルシンボルの強力なカードを採用することができる。
- カルロフ邸殺人事件参入後は、ほぼイクサラン:失われし洞窟以前のカードのみの構築で上位入賞を飾ることが増えた。これは他のミッドレンジが減り、クロック・パーミッション戦術に弱いデッキ(ティムール・ランプなど)が環境に増えたということが大きい。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
ディミーア・ミッドレンジ [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期
機械兵団の進軍:決戦の後に発売後にディミーア・ミッドレンジ(Dimir Midrange)が環境に存在する。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
対戦相手1人が各ターン内の自分の2枚目のカードを引くたび、あなたはカード1枚を引く。
(3)(青):各プレイヤーはそれぞれカード1枚を引く。
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
復活したアーテイが戦場に出たとき、以下から最大1つを選ぶ。
・呪文や起動型能力や誘発型能力のうち1つを対象とする。それを打ち消す。それのコントローラーはカード1枚を引く。
・クリーチャーやプレインズウォーカーのうちこれでない1体を対象とする。それを破壊する。それのコントローラーはカード1枚を引く。
伝説のプレインズウォーカー — 魁渡(Kaito)
あなたの終了ステップの開始時に、このターンに漆月魁渡が戦場に出た場合、これはフェイズ・アウトする。
[+1]:カード1枚を引く。その後、このターンにあなたが攻撃していないかぎりカード1枚を捨てる。
[-2]:「このクリーチャーはブロックされない。」を持つ青の1/1の忍者(Ninja)クリーチャー・トークン1体を生成する。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーから青や黒であるクリーチャー・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つ紋章を得る。
進化した潜伏工作員/Evolved Sleeperやしつこい負け犬/Tenacious Underdogといったクロックにもカード・アドバンテージ源にもなるクリーチャーで攻め、ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilや漆月魁渡/Kaito Shizukiといった軽量なプレインズウォーカーでコントロール相手にも有利に立ち回れる。フェアリーの黒幕/Faerie Mastermindは序盤で除去や打ち消しを構えながら展開でき、黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseとのシナジーも高い。
鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker等の禁止後、衰退したラクドス・ミッドレンジの代わりにメタに急速に浮上してきた。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- MO スタンダードリーグ2023/7/20 5-0 (参考)
- 使用者:Bobovic
- スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り+イニストラード:真紅の契り+神河:輝ける世界+ニューカペナの街角+団結のドミナリア+兄弟戦争+ファイレクシア:完全なる統一+機械兵団の進軍+機械兵団の進軍:決戦の後に)
ディミーア・ミッドレンジ [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
闇の隆盛参入後のスタンダードで、同時期のゾンビデッキに青を加えたデッキが活躍している。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
墓所這いではブロックできない。
あなたは、あなたがゾンビ(Zombie)をコントロールしているかぎり、墓所這いをあなたの墓地から唱えてもよい。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 兵士(Soldier)
接死
あなたがコントロールする他のゾンビ(Zombie)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたがコントロールする他のゾンビが1体死亡するたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失う。
青を足す理由は、ロードの戦墓の隊長/Diregraf Captainなどである。詳細は青黒ゾンビのページを参照のこと。
[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードおよびローウィン=シャドウムーア・ブロック構築では、モーニングタイドで苦花/Bitterblossomが登場して以降、青黒フェアリーが長期に亘ってメタゲームの中心として活躍した。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
呪文づまりのスプライトが戦場に出たとき、マナ総量がX以下の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。Xはあなたがコントロールするフェアリー(Faerie)の数に等しい。
同族 エンチャント — フェアリー(Faerie)
あなたのアップキープの開始時に、あなたは1点のライフを失い、飛行を持つ黒の1/1のフェアリー(Faerie)・ならず者(Rogue)クリーチャー・トークンを1体生成する。
詳細は青黒フェアリーの項目を参照のこと。
[編集] オンスロート・ブロック構築
オンスロート・ブロック構築では、ゾンビ召集にドロー補助のルーンの解読/Read the Runesなどのため青を加えたデッキが活躍した。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ミュータント(Mutant)
(黒):よじれた嫌悪者を再生する。
沼(Swamp)サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから沼カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。)
インスタント
カードをX枚引く。これにより引いたカードそれぞれについて、あなたがパーマネントを1つ生け贄に捧げないかぎり、カードを1枚捨てる。
ソーサリー
各プレイヤーは、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。各プレイヤーは、自分の墓地にあるこれにより選ばれたタイプのすべてのクリーチャー・カードを戦場に戻す。
[編集] ミラージュ・ブロック期
黒ウィニーに青のカウンターや冬の宝珠/Winter Orbによるマナ・ロックを組み込んだクロック・パーミッションのForgotten Orbが存在。
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(白)(このクリーチャーは白のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、次のターンのアップキープの開始時にカードを最大2枚まで引いてもよい。
次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。
また、アーテイの使い魔/Ertai's Familiarとネクロエイトグ/Necratogのコンボを搭載したアーテイエイトグも活躍した。
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
フェイジング(これはあなたの各アンタップ・ステップの間であなたがアンタップする前にフェイズ・インまたはフェイズ・アウトする。それがフェイズ・アウトしている間、それはそれが存在しないかのように扱う。)
アーテイの使い魔がフェイズ・アウトするか戦場を離れたとき、カードを3枚切削する。
(青):あなたの次のアップキープまでアーテイの使い魔はフェイズ・アウトできない。
クリーチャー — エイトグ(Atog)
あなたの墓地の一番上のクリーチャー・カードを1枚追放する:ネクロエイトグはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
1/2[編集] エクステンデッド(時のらせん期)
時のらせん期以降のエクステンデッドでは、スタンダードと同様の青黒フェアリーが活躍している。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
呪文づまりのスプライトが戦場に出たとき、マナ総量がX以下の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。Xはあなたがコントロールするフェアリー(Faerie)の数に等しい。
同族 エンチャント — フェアリー(Faerie)
あなたのアップキープの開始時に、あなたは1点のライフを失い、飛行を持つ黒の1/1のフェアリー(Faerie)・ならず者(Rogue)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[編集] エクステンデッド(ラヴニカ:ギルドの都)
ラヴニカ:ギルドの都で加わった発掘を有効利用するため自己再生するイチョリッド/Ichoridを活用したリアニメイト系コンボ・ビートダウンデッキのフリゴリッドが登場、メタゲームの中心として活躍した。
クリーチャー — ホラー(Horror)
速攻
終了ステップの開始時に、イチョリッドを生け贄に捧げる。
あなたのアップキープの開始時に、イチョリッドがあなたの墓地にある場合、あなたは自分の墓地にあるイチョリッド以外の黒のクリーチャー・カードを1枚、追放してもよい。そうした場合、イチョリッドを戦場に戻す。
クリーチャー — エイトグ(Atog)
カードを1枚捨てる:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
あなたの墓地にあるカード2枚を追放する:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。