黒赤緑ビートダウン
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2011年2月26日 (土) 14:44時点における版
黒赤緑ビートダウン/Black-Red-Green Beatdown は、黒赤緑3色で構成されるビートダウンデッキの総称。
目次 |
概要
緑のクリーチャー、赤の火力、黒のクリーチャー除去・手札破壊を合わせたグッドスタッフ的なデッキになることが多い。
赤緑ステロイドにタッチ黒の構成で組まれることが多め(→ダークステロイド)。純正のステロイドと比較すると除去を火力に頼りきらずにすむため大型クリーチャーに手を焼かずにすみ、手札破壊などのコントロール要素が加わるため柔軟性が増す。しかし、緑絡みとは言え3色と、マナ基盤はタイトになりやすく、安定性は損なわれることが多い。
アラーラの断片ブロック期
アラーラの再誕で加わった続唱の要素を組み入れた黒赤緑ジャンドカラーのビート・コントロールデッキが登場。ジャンド・アグロ(Jund Aggro)と呼ばれ同時期のスタンダードやアラーラの断片ブロック構築で活躍する。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ヒル(Leech)
2点のライフを支払う:ターン終了時まで、朽ちゆくヒルは+2/+2の修整を受ける。毎ターン1回のみ起動できる。
2/2血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfを主力に、朽ちゆくヒル/Putrid Leechなどのクリーチャー、稲妻/Lightning Bolt・荒廃稲妻/Blightningなどの火力、終止/Terminateなどの除去へとつないでアドバンテージを稼ぐ。
5色残酷コントロール対策に呪詛術士/Anathemancer、フェアリー対策に火山の流弾/Volcanic Falloutや大貂皮鹿/Great Sable Stagを積めるのが強みであり、それらが続唱で唱えられるのも大きな利点と言えるだろう。→*1
ゼンディカー・ブロック参入後はよりコントロール力を増したジャンドコントロールのほうが主流になってゆくが、クリーチャーを多めに積んでビートダウンにシフトしたデッキも存在した。→*2
後期型
- 備考
- カナダ選手権10 ベスト4 (参考)
- 使用者:Kyle Duncan
- フォーマット
Jund Eldrazi [1] | |||||||||||||||||||
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- ゼンディカー・ブロック参入後の後期型。
- エルドラージの碑/Eldrazi Monumentをエンドカードに採用、エルドラージの碑に近いデッキ構成をとっている。
初期型
- 備考
- アメリカ選手権09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Brian Robinson
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (18) | |
4 | 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf |
4 | ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang |
4 | 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks |
4 | 朽ちゆくヒル/Putrid Leech |
2 | 川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat |
呪文 (17) | |
4 | 瀝青破/Bituminous Blast |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
2 | 大渦の脈動/Maelstrom Pulse |
3 | 血の署名/Sign in Blood |
4 | 火山の流弾/Volcanic Fallout |
土地 (25) | |
1 | 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket |
4 | 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire |
1 | 森/Forest |
3 | 偶像の石塚/Graven Cairns |
1 | 山/Mountain |
4 | 反射池/Reflecting Pool |
4 | 野蛮な地/Savage Lands |
1 | 沼/Swamp |
3 | 鮮烈な林/Vivid Grove |
3 | 鮮烈な湿地/Vivid Marsh |
サイドボード | |
3 | 呪詛術士/Anathemancer |
3 | 荒廃稲妻/Blightning |
4 | 大貂皮鹿/Great Sable Stag |
2 | 蔓延/Infest |
1 | 大渦の脈動/Maelstrom Pulse |
2 | 蛇変化/Snakeform |
- ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のデッキ。
ラヴニカ・ブロック期
グルール・ビートに黒をタッチして闇の腹心/Dark Confidantを投入、息切れを防ぐタイプが登場した。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/1インベイジョン・ブロック期
特にファイアーズに、インベイジョン・ブロックの強力な多色のパワーカードを詰め込んだ亜種はダークファイアーズと呼ばれた。
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻を持つ。
ヤヴィマヤの火を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
マスクス・ブロックの退場でファイアーズ戦略がなくなった後も、しばらくはダークステロイドとして生き残っていたが、トーメント参入後はマッドステロが主流となり、安定性に劣るこのデッキは見られなくなった。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリミルウォーキー02 ベスト8(参考)
- 使用者:David Petersen
- フォーマット
4-Color-Braids [2] | |||||||||||||||||||||
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- こちらはステロイドではなく陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionを主力としたノワールのバリエーション。黒赤緑のパワーカードを詰め込んだ、グッドスタッフ的なデッキになっている。
- WotCの解説記事「Deck Tech: David Petersen」も参照のこと。
エクステンデッド(インベイジョン~)
強力な特殊地形対策カードである破壊的な流動/Destructive Flowを採用した黒赤緑のデッキがいくつか存在した。
特に、京都迷宮案内に破壊的な流動を組み込んだ亜種はFlow Rockと呼ばれる。
黎明期
黒赤のグッドスタッフを緑のマナ加速でサポートするビート・コントロールデッキが存在した。
クリーチャー — スペクター(Specter)
飛行
惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる。
極楽鳥/Birds of ParadiseからSedge Trollや惑乱の死霊/Hypnotic Specterなどのクリーチャーを展開する。
それぞれの色が石の雨/Stone Rain、Ice Storm、Sinkholeという3マナ以下の土地破壊を擁しており、メガランデスに近い構成を取ることも可能。基本的には、枚数は抑えられることが多かったようだ。
マナがタイトであり、デュアルランドに加えて真鍮の都/City of Brassまで使う場合が多い。 さらにハスランの女オーガ/Hasran Ogressなどからスーサイド気味に動くことも多かった。 そのため、火力で極楽鳥を焼かれたり、直接ライフを攻められることを苦手とする。