セルフバウンス
セルフバウンス (Self-Bounce) は、
- 自分のパーマネントを手札に戻す(バウンスする)こと。詳細はバウンスのページも参照。
- 自分のパーマネントをバウンスする手段によって、ETB能力などを使い回すギミックを搭載したデッキの総称。この項で説明する。
- この項目ではダスクモーン:戦慄の館参入以降に登場したデッキ群について述べる。パウパーにおいてはコーの空漁師/Kor Skyfisherなどを用いた同様のコンセプトのデッキが長らく存在していたが、それらは「セルフバウンス」と呼ばれていないため、当項目では触れないこととする。詳細はボロスキティ、ボロス統治者、ボロス・シンセサイザー、ボロス・モーキサイト、およびオルゾフ・ブレードを参照。
2025年〜2026年期
[編集]団結のドミナリア〜FINAL FANTASY期から引き続き環境に存在している。
ソーサリー — 講義(Lesson)
土地でないパーマネント1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。あなたがそのパーマネントをコントロールしていたなら、カード1枚を引く。
エスパー・セルフバウンス(Esper Self-Bounce)/エスパー・ピクシー(Esper Pixie)はキーカード2種の禁止とローテーションによる友好色ファストランドの喪失という逆風はあったものの、久遠の終端で対応するショックランド3種のうち2種(神無き祭殿/Godless Shrine・湿った墓/Watery Grave)が再録されたこともあり、引き続き環境に存在している。
アバター 伝説の少年アンにおいて、かつてのこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughのように嵐追いの才能/Stormchaser's Talentのレベル2で回収でき、さらにドローまでついてくる1マナセルフバウンス呪文としてブーメランの基礎/Boomerang Basicsが登場したことで、セルフバウンスデッキに青を投入することが再び肯定されるようになった。さらにこの色構成では悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares・素早き救済者、アン/Aang, Swift Saviorの双方を採用可能なのもありがたい。
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
絆魂
あなたがコントロールしている1体以上のクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。
ヴォイド ― あなたの終了ステップの開始時に、このターンに、土地でないパーマネントが戦場を離れたか呪文がワープされていた場合、無色の2/2のロボット(Robot)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
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オルゾフ・セルフバウンス(Orzhov Self-Bounce)/オルゾフ・ピクシー(Orzhov Pixie)も、エレジーの見習い/Elegy Acolyte獲得に伴い戦術を変えることとなったが、引き続きセルフバウンスデッキの主流として存在している。エレジーの見習いは手札補充手段として優秀であるほか、デッキ構造上ヴォイドを達成しやすい。このため盤面に2/2のロボット・トークンを並べやすくなっており、これをコスモグランドの頂点/Cosmogrand Zenithや嵐の討伐者、エルズペス/Elspeth, Storm Slayerで強化することで押し切るミッドレンジ寄りの構成となっている。
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― あなたのライブラリーの一番上にあるカード3枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
III ― このターンにあなたがクリーチャーでない呪文1つを唱えるたび、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは二段攻撃を得る。
クリーチャー — スピリット(Spirit)
飛行
亡者の踊り手が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるエンチャント・カード1枚をあなたの手札に戻すか、あなたがコントロールしている部屋(Room)1つの閉鎖されているドア1つを開放する。
違和感 ― あなたがコントロールしているエンチャント1つが戦場に出るたび、および、あなたが部屋1つを完全に開放するたび、飛行を持つ白の3/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
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また、数は少ないが新たなセルフバウンス系デッキとしてジェスカイ・セルフバウンス(Jeskai Self-Bounce)が登場している。咆哮する焼炉+蒸気サウナ/Roaring Furnace+Steaming Saunaや道の再発見/Rediscover the Wayといった除去や手札補充を行うパーマネントを再利用する点は従来のセルフバウンスデッキに近いが、バウンス要員が養育するピクシー/Nurturing Pixieや数枚の今のうちに出よう/Get Out程度と少なく、クリーチャーも少数かつ亡者の踊り手/Ghostly Dancersのような重量級フィニッシャーも採用されるため、どちらかと言えばコントロールデッキとしての側面が強く表れている。
ソーサリー — 講義(Lesson)
土地でないパーマネント1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。あなたがそのパーマネントをコントロールしていたなら、カード1枚を引く。
その後アバター 伝説の少年アンにおいて、かつてのこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughのように嵐追いの才能/Stormchaser's Talentのレベル2で回収でき、さらにドローまでついてくる1マナセルフバウンス呪文としてブーメランの基礎/Boomerang Basicsが登場する。これによって、再びセルフバウンスデッキに青を投入することが肯定されるようになった。
サンプルリスト(エスパー・セルフバウンス)
[編集]初期型
[編集]- コスモグランドの頂点/Cosmogrand Zenith(デッキ構造上2回目の呪文という誘発条件を満たしやすい)と噛み合う軽い飛行持ちとして遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Sirenが4枚投入されるほか、回避能力持ちの多さから悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmaresもメインデッキから採用される。
アバター 伝説の少年アン後
[編集]- 素早き救済者、アン/Aang, Swift Saviorの気の技は対戦相手の妨害手段や陽光真珠の麒麟/Sunpearl KirinのETB再利用手段となるほか、ワープで出した量子の謎かけ屋/Quantum Riddlerを気の技で追放することで不特定2マナで定着させる芸当も可能である。
ローウィンの昏明後
[編集]- 備考
- プロツアー『ローウィンの昏明』 スタンダード部門7-3(参考)
- 使用者:Matthew Wright
- フォーマット
| Esper Pixie(Standard:WOE-ECL) [3] | |
|---|---|
| 土地 (23) | |
| 4 | 秘密の中庭/Concealed Courtyard |
| 4 | グルームレイクの境界/Gloomlake Verge |
| 4 | 神無き祭殿/Godless Shrine |
| 4 | 神聖なる泉/Hallowed Fountain |
| 1 | 島/Island |
| 2 | 始まりの町/Starting Town |
| 4 | 湿った墓/Watery Grave |
| クリーチャー (13) | |
| 4 | 養育するピクシー/Nurturing Pixie |
| 1 | 量子の謎かけ屋/Quantum Riddler |
| 4 | 遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren |
| 4 | 陽光真珠の麒麟/Sunpearl Kirin |
| 呪文 (24) | |
| 4 | ブーメランの基礎/Boomerang Basics |
| 2 | 失せろ/Get Lost |
| 4 | 不気味なガラクタ/Grim Bauble |
| 4 | 悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares |
| 2 | 喝破/No More Lies |
| 4 | 逃げ場なし/Nowhere to Run |
| 4 | 嵐追いの才能/Stormchaser's Talent |
| サイドボード (15) | |
| 1 | 鳴り渡る龍哮の征服者/Clarion Conqueror |
| 2 | 強迫/Duress |
| 2 | 脅迫戦術/Intimidation Tactics |
| 1 | 喝破/No More Lies |
| 2 | 量子の謎かけ屋/Quantum Riddler |
| 2 | 没収の強行/Requisition Raid |
| 3 | 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern |
| 2 | ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder |
- 神聖なる泉/Hallowed Fountainが再録されたことでマナ基盤がさらに安定化した。
ミュータント タートル後
[編集]- 備考
- フォーマット
- ETBでドレインする1マナパーマネントとして悪夢のビーバー/Dream Beaversを獲得した後のリスト。望み無き悪夢/Hopeless Nightmareと比べるとライフロス能力は控えめであり、クリーチャーであるため除去されやすくなったものの、1マナ飛行持ちということで悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmaresと噛み合うのは明確な強みである。
サンプルリスト(ディミーア・セルフバウンス)
[編集]- 備考
- ジャパンスタンダードカップ:『アバター 伝説の少年アン』 準優勝(参考)
- 使用者:堀内真
- フォーマット
| Dimir Self-Bounce(Standard:WOE-TLA) [5] | |
|---|---|
| 土地 (24) | |
| 4 | グルームレイクの境界/Gloomlake Verge |
| 7 | 島/Island |
| 4 | 不穏な浅瀬/Restless Reef |
| 5 | 沼/Swamp |
| 4 | 湿った墓/Watery Grave |
| クリーチャー (7) | |
| 3 | 精体の追跡者/Entity Tracker |
| 4 | 孤立への恐怖/Fear of Isolation |
| 呪文 (29) | |
| 4 | ブーメランの基礎/Boomerang Basics |
| 3 | 不気味なガラクタ/Grim Bauble |
| 4 | 逃げ場なし/Nowhere to Run |
| 2 | 保安官を撃て/Shoot the Sheriff |
| 3 | 食糧補充/Stock Up |
| 4 | 嵐追いの才能/Stormchaser's Talent |
| 3 | クルクの伝説/The Legend of Kuruk |
| 3 | チビボネの加入/Tinybones Joins Up |
| 3 | 声も出せない/Unable to Scream |
| サイドボード (15) | |
| 3 | 腐食の荒馬/Caustic Bronco |
| 2 | 迷いし者の骸/Corpses of the Lost |
| 2 | 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke |
| 1 | 保安官を撃て/Shoot the Sheriff |
| 2 | 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern |
| 2 | 戦略的裏切り/Strategic Betrayal |
| 3 | 零地点のバラード/Zero Point Ballad |
- ブーメランの基礎/Boomerang Basics・精体の追跡者/Entity Tracker・食糧補充/Stock Upといったドロー手段及びチビボネの加入/Tinybones Joins Upという手札破壊によって、圧倒的なハンド・アドバンテージを確保できる。アバター・クルク/Avatar Kurukもチビボネの加入と相性がいいうえにデッキ構造と噛み合っている。
サンプルリスト(アゾリウス・セルフバウンス)
[編集]- 水飛沫の門/Splash Portal・気のベンダーの位に至る/Airbender Ascensionを採用したアゾリウスブリンクとのハイブリッド型。空飛ぶ友だち、モモ/Momo, Friendly Flierの存在下で量子の謎かけ屋/Quantum Riddlerや星原の番人/Starfield Shepherdを1マナでワープし、明滅や気の技によって定着させる動きが強烈である。
- 後に大空の賢人/Sage of the Skiesやバネ葉の太鼓/Springleaf Drumを採用した空飛ぶ友だち、モモ/Momo, Friendly Flier軸のデッキへと合流していく。そちらの詳細はモモを参照。
サンプルリスト(オルゾフ・セルフバウンス)
[編集]- 盤面にロボット・トークンが並ぶため、前環境の一時的封鎖/Temporary Lockdownと異なりピナクルの星檻/Pinnacle Starcageはサイドボードからの採用となっている。
- 1マナ域に呑気な物漁り/Optimistic Scavenger・悪意ある呪詛術士/Spiteful Hexmageを採用した、前環境のエスパー型に近いアグロ寄りの構成も存在する。(参考)
サンプルリスト(ジェスカイ・セルフバウンス)
[編集]| Jeskai Self-Bounce(Standard:WOE-EOE) [8] | |
|---|---|
| 土地 (26) | |
| 1 | コーリ山の僧院/Cori Mountain Monastery |
| 4 | フラッドファームの境界/Floodfarm Verge |
| 2 | 島/Island |
| 4 | 行き届いた書庫/Meticulous Archive |
| 1 | 平地/Plains |
| 4 | リバーパイアーの境界/Riverpyre Verge |
| 4 | 聖なる鋳造所/Sacred Foundry |
| 3 | サンビロウの境界/Sunbillow Verge |
| 3 | 轟音の滝/Thundering Falls |
| クリーチャー (8) | |
| 2 | 亡者の踊り手/Ghostly Dancers |
| 3 | 養育するピクシー/Nurturing Pixie |
| 3 | 稲妻罠の教練者/Thundertrap Trainer |
| 呪文 (26) | |
| 3 | 審判の日/Day of Judgment |
| 2 | 失せろ/Get Lost |
| 1 | 今のうちに出よう/Get Out |
| 1 | 鏡の間+砕けた世界/Mirror Room+Fractured Realm |
| 1 | 否認/Negate |
| 1 | 喝破/No More Lies |
| 2 | 忘却を超える速度/Outpace Oblivion |
| 4 | 道の再発見/Rediscover the Way |
| 1 | 安らかなる眠り/Rest in Peace |
| 4 | 咆哮する焼炉+蒸気サウナ/Roaring Furnace+Steaming Sauna |
| 3 | 縫い目破り/Seam Rip |
| 2 | 食糧補充/Stock Up |
| 1 | 嵐追いの才能/Stormchaser's Talent |
| サイドボード (15) | |
| 2 | 無効/Annul |
| 3 | 炎魔法/Fire Magic |
| 4 | 瞬間凍結/Flashfreeze |
| 1 | 否認/Negate |
| 2 | ミストムーアの大主/Overlord of the Mistmoors |
| 1 | 轟く機知、ラル/Ral, Crackling Wit |
| 1 | 安らかなる眠り/Rest in Peace |
| 1 | 焦熱の竜火/Scorching Dragonfire |
- 非クリーチャーが多く、稲妻罠の教練者/Thundertrap Trainerを濾過手段として使いやすくなっている。
- エスパー・セルフバウンスの黒を赤に置換し、塔の点火/Torch the Towerや咆哮する焼炉+蒸気サウナ/Roaring Furnace+Steaming Saunaを投入したビートダウン寄りの型(参考)や、アゾリウス・セルフバウンスにも採用される飛行持ち2マナワープクリーチャー(=空飛ぶ友だち、モモ/Momo, Friendly Flierがいれば1マナで出せる)に降霜断崖の包囲/Frostcliff Siegeで速攻を付与し、戦闘後にそれらをセルフバウンスすることで疾駆持ちのように運用する型(参考)も存在する。
団結のドミナリア〜FINAL FANTASY期
[編集]団結のドミナリア〜FINAL FANTASY期のスタンダードにおいて、ファウンデーションズ後に各種セルフバウンスデッキがメタゲームに浮上してきた。
クリーチャー エンチャント — ナイトメア(Nightmare)
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたがコントロールしているパーマネント1つをオーナーの手札に戻す。
飛行
2/3
エンチャント
望み無き悪夢が戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨て、2点のライフを失う。
望み無き悪夢が戦場から墓地に置かれたとき、占術2を行う。
(2)(黒):望み無き悪夢を生け贄に捧げる。
孤立への恐怖/Fear of Isolationやこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughといった自分のパーマネントをバウンスする(=セルフバウンス)手段で、望み無き悪夢/Hopeless Nightmareや逃げ場なし/Nowhere to Run、嵐追いの才能/Stormchaser's Talentといった軽いETB持ちパーマネントを手札に戻してから唱え直すことで、それらのETBを再利用することができる。このギミックを軸に対戦相手の動きを妨害してアドバンテージを得つつ、ビートダウンを仕掛けていくのが基本戦術である。
さらに使い終わったこの町は狭すぎるを嵐追いの才能のレベル2能力で回収するギミックによって、この町は狭すぎるを延々と使い回し続けることも可能である。これによって対戦相手のパーマネントの定着が困難となり、環境において重く即効性のないパーマネントの価値が大きく低下することとなった。
プロツアー『霊気走破』ではエスパー型がグルール果敢、ズアーオーバーロードと共にトップメタとなったが、3色であり色事故が起こりやすいうえにペインランドを採用しなければならないためアグロに弱い点が痛く、他2つと異なりトップ8には残れなかった。
クリーチャー — 麒麟(Kirin)
瞬速
飛行
このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがコントロールしていて土地でもこれでもないパーマネント最大1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。それがトークンなら、カード1枚を引く。
2/1
エンチャント
一時的封鎖が戦場に出たとき、マナ総量が2以下であり土地でないすべてのパーマネントを、一時的封鎖が戦場を離れるまで追放する。
さらにタルキール:龍嵐録でコーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutterが登場したことで逃げ場なし/Nowhere to Run使い回しではどうにもならないイゼット果敢が流行すると、セルフバウンスデッキはトップメタから退く形となった。同時に白のセルフバウンス手段として陽光真珠の麒麟/Sunpearl Kirinが登場したことで、青を抜きメインデッキから一時的封鎖/Temporary Lockdownを投入したオルゾフ型がセルフバウンスデッキの主流となった。
2025年6月末の禁止改定では目の上のたんこぶであったコーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutterが禁止されるが、同時にセルフバウンスデッキの側も望み無き悪夢/Hopeless Nightmareとこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughという強力な2枚を失ってしまった。
サンプルリスト(エスパー・セルフバウンス)
[編集]初期型
[編集]- 備考
- マジック・スポットライト:『ファウンデーションズ』 19位(参考)
- 使用者:Derrik Smith
- フォーマット
- 追加のセルフバウンス手段として養育するピクシー/Nurturing Pixieを採用することからエスパー・ピクシー(Esper Pixie)と呼ばれ、また使い回すパーマネントとしてエンチャントを多く用いることからエスパー・エンチャント(Esper Enchantment)とも呼ばれる。養育するピクシー/Nurturing Pixieのセルフバウンス能力自身もETBであるため、セルフバウンス手段で再利用可能となっている。
- エンチャントを出し入れするだけでクリーチャーを強化できる呑気な物漁り/Optimistic Scavengerや、役割を物漁りにつけるかセルフバウンスすることで実質1マナ3/2となる悪意ある呪詛術士/Spiteful Hexmageのおかげで、アグロ軸の動きが強力となっている。しかしながらアグロ風に動くためにはアンタップイン土地を多くする必要があるためペインランドを採用しなければならず、3色という点もあってマナ基盤に不安の残るデッキである。
霊気走破後
[編集]- 霊気走破で獲得した新戦力として勢い挫き/Momentum Breakerと不気味なガラクタ/Grim Baubleを採用している。
- 呑気な物漁り/Optimistic Scavengerなどのアグロ系のカードを抜いた代わりに、ベイルマークの大主/Overlord of the Balemurk(兆候でもよい)のETBで孤立への恐怖/Fear of Isolationや養育するピクシー/Nurturing Pixieを墓地から拾い、孤立への恐怖などを出し直して大主を回収するギミックを搭載した亜種(参考)や、さらに重めのセラの模範/Serra Paragonによるパーマネントリアニメイトギミックを搭載したエスパー・パラゴン(Esper Paragon)と呼ばれる亜種(参考)も存在している。
タルキール:龍嵐録後
[編集]- エンチャントの出し入れに反応するドローエンジンとして精体の追跡者/Entity Trackerを搭載しているほか、タルキール:龍嵐録で獲得したセルフバウンスクリーチャーとしてトークンを戻せばドロー可能な陽光真珠の麒麟/Sunpearl Kirinを採用しており、息切れに強い構成となっている。
禁止改定後
[編集]- この町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughの代わりとなるセルフバウンス手段としてロザリアの心、アンブロシア/Ambrosia Whiteheartと今のうちに出よう/Get Outを採用している。
- FINAL FANTASYで序盤アンタップイン可能な5色土地として始まりの町/Starting Townを獲得したことでマナ基盤が安定化した。
サンプルリスト(ディミーア・セルフバウンス)
[編集]- 備考
- フォーマット
- エスパー・セルフバウンスから白を抜いた、ディミーア・ミッドレンジとのハイブリッド型。
サンプルリスト(アゾリウス・セルフバウンス)
[編集]| Azorius Pixie(Standard:DMU-DFT) [14] | |
|---|---|
| 土地 (22) | |
| 4 | アダーカー荒原/Adarkar Wastes |
| 4 | フラッドファームの境界/Floodfarm Verge |
| 5 | 島/Island |
| 3 | 平地/Plains |
| 2 | 不穏な投錨地/Restless Anchorage |
| 4 | 金属海の沿岸/Seachrome Coast |
| クリーチャー (24) | |
| 3 | 永劫の好奇心/Enduring Curiosity |
| 4 | 孤立への恐怖/Fear of Isolation |
| 4 | フラッドピットの溺れさせ/Floodpits Drowner |
| 4 | 養育するピクシー/Nurturing Pixie |
| 3 | ミストムーアの大主/Overlord of the Mistmoors |
| 4 | 遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren |
| 2 | ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder |
| 呪文 (14) | |
| 4 | 収集家の檻/Collector's Cage |
| 2 | 邪悪を打ち砕く/Destroy Evil |
| 4 | 嵐追いの才能/Stormchaser's Talent |
| 4 | この町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enough |
| サイドボード (15) | |
| 2 | エイヴンの阻む者/Aven Interrupter |
| 1 | クチルの側衛/Kutzil's Flanker |
| 2 | 第三の道のロラン/Loran of the Third Path |
| 3 | 喝破/No More Lies |
| 2 | 安らかなる眠り/Rest in Peace |
| 3 | 別行動/Split Up |
| 2 | バネ仕掛けの鋸刃/Spring-Loaded Sawblades |
- エスパー・セルフバウンスから黒を抜いた、アゾリウスアグロとのハイブリッド型。
- 逃げ場なし/Nowhere to Runを使い回せないのは痛いが、その代わりに兆候で出してETBを使いまわすだけでも強力なミストムーアの大主/Overlord of the Mistmoorsを収集家の檻/Collector's Cageで踏み倒すギミックを搭載している。
サンプルリスト(オルゾフ・セルフバウンス)
[編集]初期型
[編集]| Orzhov Pixie(Standard:DMU-DFT) [15] | |
|---|---|
| 土地 (26) | |
| 4 | ブリーチボーンの境界/Bleachbone Verge |
| 4 | コイロスの洞窟/Caves of Koilos |
| 4 | 秘密の中庭/Concealed Courtyard |
| 4 | 平地/Plains |
| 3 | 眠らずの城塞/Restless Fortress |
| 3 | 魂石の聖域/Soulstone Sanctuary |
| 4 | 沼/Swamp |
| クリーチャー (6) | |
| 2 | 第三の道のロラン/Loran of the Third Path |
| 4 | 養育するピクシー/Nurturing Pixie |
| 呪文 (28) | |
| 4 | 失せろ/Get Lost |
| 4 | 不気味なガラクタ/Grim Bauble |
| 4 | 望み無き悪夢/Hopeless Nightmare |
| 3 | ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil |
| 4 | 勢い挫き/Momentum Breaker |
| 4 | 一時的封鎖/Temporary Lockdown |
| 1 | チビボネの加入/Tinybones Joins Up |
| 4 | 不浄な別室+祭儀室/Unholy Annex+Ritual Chamber |
| サイドボード (15) | |
| 2 | 跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring |
| 3 | 切り崩し/Cut Down |
| 3 | 永劫の無垢/Enduring Innocence |
| 2 | 第三の道のロラン/Loran of the Third Path |
| 3 | 安らかなる眠り/Rest in Peace |
| 2 | すりのチビボネ/Tinybones, the Pickpocket |
- エスパー・セルフバウンスから青を抜き、一時的封鎖/Temporary Lockdownをメインデッキからフル投入したコントロール寄りの構成。オルゾフ・ピクシー(Orzhov Pixie)とも呼ばれる。
- 孤立への恐怖/Fear of Isolationやこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughを採用できない分、一時的封鎖/Temporary Lockdownで自分のパーマネントを巻き込んだ後養育するピクシー/Nurturing PixieのETBで一時的封鎖をセルフバウンスすることで、追放領域から戻ってきたパーマネントのETBを使いまわすギミックを搭載している。対戦相手のパーマネントも戻ってきてしまうが、ETBでクリーチャーを除去できるパーマネント群を巻き込んでおくことでクリーチャー陣に関してはある程度ケアできる。
- ダスクモーン:戦慄の館参入以前も、養育するピクシー/Nurturing Pixieと税血の刃/Tithing BladeにちなんでFae Bladeと呼ばれる白黒型がごく少数存在していた。(参考)
タルキール:龍嵐録後
[編集]- 陽光真珠の麒麟/Sunpearl Kirinを獲得したことで、青を加えなくてもセルフバウンスクリーチャーを2種8枚採用できるようになった。またコーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutterを採用した青赤系アグロが流行したことによって一時的封鎖/Temporary Lockdown(短刀本体とトークンを1枚で処理でき、相手は青赤なのでこれに触れない)の価値が上がり、環境的にも悪くない立ち位置となっている。
FINAL FANTASY後
[編集]- 備考
- プロツアー『FINAL FANTASY』 スタンダード部門7-3(参考)
- 使用者:Michael Zhao
- フォーマット
- 軽いカードが多く採用されたデッキであるため、闇の腹心/Dark Confidantを強力なアドバンテージ源として運用可能である。
禁止改定後
[編集]| Orzhov Pixie(Standard:DMU-FIN) [18] | |
|---|---|
| 土地 (23) | |
| 4 | ブリーチボーンの境界/Bleachbone Verge |
| 4 | コイロスの洞窟/Caves of Koilos |
| 4 | 秘密の中庭/Concealed Courtyard |
| 3 | 平地/Plains |
| 2 | 眠らずの城塞/Restless Fortress |
| 2 | 魂石の聖域/Soulstone Sanctuary |
| 4 | 沼/Swamp |
| クリーチャー (19) | |
| 4 | 暗黒騎士、セシル/Cecil, Dark Knight |
| 4 | 闇の腹心/Dark Confidant |
| 4 | 養育するピクシー/Nurturing Pixie |
| 3 | 分派の説教者/Preacher of the Schism |
| 4 | 陽光真珠の麒麟/Sunpearl Kirin |
| 呪文 (18) | |
| 3 | 切り崩し/Cut Down |
| 3 | 失せろ/Get Lost |
| 2 | 喉首狙い/Go for the Throat |
| 2 | 勢い挫き/Momentum Breaker |
| 4 | 逃げ場なし/Nowhere to Run |
| 4 | チビボネの加入/Tinybones Joins Up |
| サイドボード (15) | |
| 2 | 跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring |
| 4 | 強迫/Duress |
| 2 | 機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines |
| 2 | クチルの側衛/Kutzil's Flanker |
| 2 | 第三の道のロラン/Loran of the Third Path |
| 3 | 一時的封鎖/Temporary Lockdown |
- 望み無き悪夢/Hopeless Nightmareの代わりの手札破壊手段としてチビボネの加入/Tinybones Joins Upを用いており、ライフロス誘発要員としては暗黒騎士、セシル/Cecil, Dark Knightを採用している。
サンプルリスト(アブザン・セルフバウンス)
[編集]- タルキール:龍嵐録の参入に伴って登場した、アブザン/The Abzanに属するカード群を多く採用したミッドレンジ寄りの構成。クリーチャーを多く採用しているため、ヤサンの街道見張り/Yathan Roadwatcherのリアニメイト能力をETB再利用手段として運用できる。
- 3マナ域として色拘束が厳しい代わりにより攻撃的な遊撃サイ/Skirmish Rhinoを採用した構成も存在する。(参考)
パイオニア
[編集]伝説のクリーチャー — 鳥(Bird) 海蛇(Serpent)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、カードが、デッキの最小サイズよりも少なくとも20枚多く入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
飛行
空を放浪するもの、ヨーリオンが戦場に出たとき、他の、あなたがオーナーであってあなたがコントロールしていて土地でない、望む数のパーマネントを追放する。次の終了ステップの開始時に、それらのカードを戦場に戻す。
4/5
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それのマナ総量が2以下であるなら、それを破壊する。
紛争 ― このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていたなら、代わりに、そのクリーチャーのマナ総量が4以下であるなら、それを破壊する。
追加のETB再利用手段として空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomadを相棒に採用した構成が多い。またデッキ構造上、致命的な一押し/Fatal Pushの紛争達成が容易なのもパイオニア版独自の強みである。
サンプルリスト(ディミーア・セルフバウンス)
[編集]初期型
[編集]- 後述するエスパー型と比べるとクリーチャーが少なく、食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacreという使い回せる全体除去をメインデッキから採用したコントロール寄りの構成である。
- 対戦相手の手札を削り、覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsの常在型能力でハンド・アドバンテージ差を固定する。
霊気走破後
[編集]- 黒の除去置物として勢い挫き/Momentum Breakerと不気味なガラクタ/Grim Baubleを獲得した後のリスト。
アバター 伝説の少年アン後
[編集]- ドロー付きのセルフバウンス呪文としてブーメランの基礎/Boomerang Basicsを獲得した後のリスト。久遠の終端で獲得した氷魔法の秘宝/Cryogen Relicとあわせて手札が増えやすくなっている。
サンプルリスト(エスパー・セルフバウンス)
[編集]初期型
[編集]- 空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomadは伝説のクリーチャーであるため、チビボネの加入/Tinybones Joins Upも用いられる。
- ヨーリオンや孤立への恐怖/Fear of Isolationによって、裏切る恵み/Treacherous Blessingの自壊能力を誘発させずに使い回すことができる。
- いざという時はこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughなどで裏切る恵みの処理も可能である。
タルキール:龍嵐録後
[編集]- 3種類目の飛行持ちセルフバウンスクリーチャーとして陽光真珠の麒麟/Sunpearl Kirinを獲得した後のリスト。
アバター 伝説の少年アン後1
[編集]- 備考
- フォーマット
- ブーメランの基礎/Boomerang Basicsを獲得した後のリスト。果敢・カンパニー対策として消失の詩句/Vanishing Verseに加えて一時的封鎖/Temporary Lockdownをメインデッキから投入している。
アバター 伝説の少年アン後2
[編集]参考
[編集]- 白青デッキ
- 青黒デッキ
- 白黒デッキ
- 白青黒デッキ
- 黒緑白デッキ
- 赤白青デッキ
- ビート・コントロールデッキ
- 白青ビート・コントロールデッキ
- 青黒ビート・コントロールデッキ
- 白黒ビート・コントロールデッキ
- 白青黒ビート・コントロールデッキ
- 黒緑白ビート・コントロールデッキ
- 赤白青ビート・コントロールデッキ
- 団結のドミナリア~機械兵団の進軍:決戦の後にを含むスタンダードデッキ
- エルドレインの森~サンダー・ジャンクションの無法者を含むスタンダードデッキ
- ブルームバロウ~ダスクモーン:戦慄の館を含むスタンダードデッキ
- 霊気走破~FINAL FANTASYを含むスタンダードデッキ
- 久遠の終端~アバター 伝説の少年アンを含むスタンダードデッキ
- ローウィンの昏明~スター・トレックを含むスタンダードデッキ
- パイオニアデッキ