ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
すべての土地に沼の基本土地タイプを追加する能力を持つ伝説の土地。土地になった夜のとばり/Blanket of Night。
すべての土地がリスクなしに黒マナを生み出せるようになるため、マナ基盤が格段に安定する。宝石鉱山/Gemstone Mineやキャノピーランドのような何かしらのデメリットが伴うマナ能力しか持たない土地、ウルザランドのように無色マナしか生み出せない土地、暗黒の深部/Dark Depthsのように元々マナを出さない土地などと相性が良い。フェッチランドを採用するデッキでも、ライフペイやサーチした土地のタップインを嫌う場合は黒マナを出せる点が有効に働きうる。
また、沼を参照するカードの性能が向上するのも大きな利点。堕落の触手/Tendrils of Corruption・もぎとり/Mutilateや陰謀団の貴重品室/Cabal Coffersのような自分がコントロールする沼の数を参照するものも、沼渡りを持つ通りの悪霊/Street Wraithのように対戦相手の沼を参照するものもどちらも強化される。
一方で対戦相手も上記のメリットの恩恵を受けてしまうことには注意したい。相手のデッキが黒を含まない場合でもフェッチランド・キャノピーランドに支払うライフを温存されたり虹色の終焉/Prismatic Endingの収斂を補助したりといった友情コンボが成立しうる。伝説ゆえ2枚同時にはコントロールできず、何らかのギミックのため複数枚採用するならばそれ相応のリスクが伴うのも難点。基本でない土地として一部の土地対策カードの対象になりうる点も無視できない。
デッキ内の沼/Swampと1枚置き換えるくらいならばそれほど問題ないため、使用可能なフォーマットでは黒を含むデッキで1枚採用されることが多い。多色のデッキで色事故防止になるのはもちろんのこと、黒単色デッキでも無色マナしか出ないバリューランドを採用しやすくなるのが利点。
次元の混乱発売直後は、時のらせんブロック構築やスタンダードの黒を含むデッキでしばしば1~2枚採用されていた。しかし、プロツアー横浜07においてGuillaume Wafo-Tapa製作の青黒コントロールに4枚投入され、優勝に導くほどのポテンシャルを見せ付けた。未来予知以降は、トレイリア西部/Tolaria Westからのサーチを前提にデッキに1枚挿しされた。
基本セット2015に再録され、基本セットに収録された伝説の土地はこれが初かつ唯一となった。こちらのスタンダードでも様々な黒を含むデッキで主に1枚挿しで採用されている。
パイオニアでも採用される。境界ランドの登場で相手のマナ基盤をサポートする可能性が増大したり、トリプルシンボルの大反目者の魔除け/Archenemy's Charmの登場でやや価値が高まったり、とカードプールの影響を少なからず受ける立ち位置だが、原則的に黒を含むデッキなら1枚採用されることが多い。
モダンやエターナルでは、ウルザランドや暗黒の深部を使うデッキなどで採用される。レガシーのヘックスメイジ・デプスでは、最速パターンに必須であるため伝説の土地でありながら4枚採用されることも多い。また、ウギンの目/Eye of Uginとの相性からエルドラージデッキにも採用されることが多い。モダンホライゾン参入後は、ヨーグモス・コンボでも1枚挿しされる。統率者戦でも黒絡みのデッキでしばしば採用される。
- 初出当時のレジェンド・ルールではミラーマッチでの対消滅の危険性が高かった。
- 一部で生死不明と囁かれていたヨーグモス/Yawgmothだが、公式では死んだと明言されている。これはその事実を改めて突き付けるカードとも言えるだろう。
- 次元の混乱版のイラストの左奥には、要塞/Strongholdの残骸が描かれている[1]。
ルール
[編集]- この能力により自身にも沼の基本土地タイプを与えるため、自身をタップして黒マナを出すことができる。
- 「それの他のタイプに加えて」とあるため、沼の基本土地タイプを追加するだけで、各土地が持つ能力は失わせない。
- この能力は、他のオブジェクトの特性も変更するため特性定義能力ではない。そのため、戦場以外の領域では沼の土地タイプは持っていない。また、戦場以外の領域に存在する土地カードには影響しない。
- 血染めの月/Blood Moonとヨーグモスの墳墓、アーボーグが同時に戦場にある場合、タイムスタンプに関わらずアーボーグは山である。なぜなら血染めの月の「基本でない土地は山である」という効果により、ヨーグモスの墳墓、アーボーグの「各土地はそれの他のタイプに加えて沼である」という能力が失われるため、ヨーグモスの墳墓、アーボーグは血染めの月に依存している。よって、独立している血染めの月の効果がタイムスタンプに関係なく常に最初に適用され、山になる。詳細は依存を参照。
- 沼の土地タイプを与える能力を持っているものの、テキストにマナ・シンボルを含まず自身も無色であるため、固有色は無色である。
関連カード
[編集]- Urborg - 同じくアーボーグ/Urborgを描いたカード。(レジェンド)
- 成長の揺り篭、ヤヴィマヤ/Yavimaya, Cradle of Growth - 森版。(モダンホライゾン2)
サイクル
[編集]時のらせんブロックの、各色に対応した伝説の土地サイクル。緑はタイムシフトカードである。また黒以外は時のらせん、黒のみ次元の混乱に収録されている。
- トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
- アカデミーの廃墟/Academy Ruins
- ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
- カー砦/Kher Keep
- ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
参考
[編集]- ↑ The Blasted Grave of Yawgmoth(Arcana 2007年2月19日)