保安官を撃て/Shoot the Sheriff
インスタント
無法者でないクリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。(暗殺者(Assassin)、海賊(Pirate)、邪術師(Warlock)、ならず者(Rogue)、傭兵(Mercenary)が無法者である。それらでないあらゆるものは格好の的である。)
無法者であるクリーチャーは、構築・リミテッドいずれにおいても青・黒・赤(特に黒)に多く、白・緑で少ない。また、2、3マナ程度の軽いクリーチャーに多い傾向にある。そのため、マナレシオに優れる緑などの大型クリーチャーを撃つ分にはそこまで大きな弱点にはなりにくいと言える。
イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードでは、エスパー・ミッドレンジなど多くの黒いデッキで、同じく黒2マナの単体除去インスタントである喉首狙い/Go for the Throatと散らす形で採用される。同環境では正直者のラトスタイン/Honest Rutsteinやフェアリーの黒幕/Faerie Mastermindなどに効かない点から、喉首狙いの方が優先して取られることが多いが、こちらには太陽降下/Sunfallの培養器を除去できるという強みもある[1]。
ローテーション後の団結のドミナリア〜FINAL FANTASY期においても、ディミーア・ミッドレンジやゴルガリ・ミッドレンジといった黒系ミッドレンジでの採用が確認できるが、基本的には前環境と同様喉首狙い/Go for the Throatが優先的に採用される。
久遠の終端参入後の2025年〜2026年期のスタンダード初頭においては、ローテーションで喉首狙い/Go for the Throatが落ち競合相手になるような黒2マナの単体除去インスタントが追加されず、環境で見られる代表的な無法者が遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren・養育するピクシー/Nurturing Pixie・雇われ爪/Hired Clawといった1マナ除去で対処し易いウィニーなこともあって黒の確定除去代表としての地位を確立し、ディミーア・ミッドレンジなどでの採用が確認される。ただ魂石の聖域/Soulstone Sanctuaryや成長した略奪するアオザメ/Marauding Mako、プレインズウォーカー対策で苦々しい勝利/Bitter Triumphと除去スロットを分け合う場合も見られる。その後、アバター 伝説の少年アンで無情な行動/Heartless Actが再録されるも、環境に土のベンダーの位に至る/Earthbender Ascension等の+1/+1カウンターを利用する手段が多いこともあり、確定除去の主流の座を守り続けている。
サンダー・ジャンクションの無法者のリミテッドでは無法者が多数存在し、中にはボムレアも含まれているため裏目が生じやすい。しかし同環境で強力な色とされる緑は無法者が少ないうえに大型クリーチャーも多く、そちらに対しては効果てきめんである。特に乗騎はいずれも無法者でないため、騎乗したところを狙うことで大きくテンポ・アドバンテージを稼げる。
- 喉首狙いとこのカードの両方の対象にならないクリーチャー・カードは、(プロテクションや呪禁などを除けば)マジック全体で見てもごく僅かしか存在しない。
- 「セットのテーマに属さないクリーチャーを破壊する」類似カードの一覧は肉体の奪取/Rend Fleshを参照。
- 『それらでないあらゆるものは格好の的である。』という注釈文が秀逸。
- 同セットに収録されている安全な道の保安官/Sheriff of Safe Passageには問題なく撃てるが、銀の保安官代理/Silver Deputyは傭兵なので撃てない。
- カード名はボブ・マーリーの楽曲"I Shot the Sheriff"が元ネタと思われる。
- 出だしの歌詞「I shot the sheriff, but I didn't shoot no deputy」とかけたのか、英語版リリースノートではわざわざ「you cannot shoot the deputy.」と注意書きされている。日本語版リリースノートではdeputyが銀の保安官代理/Silver Deputyも意味することを反映せず「補佐官」と訳されているため、元ネタとの関連はともかくカードとの相互作用の説明としては伝わりづらくなってしまっている[2]。