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空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad

提供: MTG Wiki
Yorion, Sky Nomad / 空を放浪するもの、ヨーリオン (3)(白/青)(白/青)
伝説のクリーチャー — 鳥(Bird) 海蛇(Serpent)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、カードが、デッキの最小サイズよりも少なくとも20枚多く入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
飛行
空を放浪するもの、ヨーリオンが戦場に出たとき、他の、あなたがオーナーであってあなたがコントロールしていて土地でない、望む数のパーマネントを追放する。次の終了ステップの開始時に、それらのカードを戦場に戻す。
4/5

白青混成の伝説の鳥・海蛇。デッキが最小枚数より20枚以上多ければ相棒にできる。

解説

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サイクルの他のカードと異なり、このカードの相棒能力はデッキに入れられるカードの特性ではなく枚数を制限する。

ETB能力は大規模な一時的追放。追放可能なパーマネントの数に制限が無く種類も広範囲であるため様々なシナジーが考えられる。ETB能力でアドバンテージを稼げるパーマネント全般と相性がよく、大量にパーマネントを並べられたゲーム終盤では莫大なアドバンテージを取れる4/5飛行という強烈なフィニッシャーになる。過去に存在した永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternalと比較するとETB能力であるため誘発させやすく再利用も容易であることも見逃せない特徴であり、ETB能力でこのカードをブリンクさせられるパーマネントがあれば大規模ブリンクを連打するループも可能。相棒にすることで手札を消費せず確実に唱えられる点も強みとなり、明滅ギミックを軸に据えたデッキを強固に支援してくれる。

デッキの枚数を最小限に抑えるのは一般的にデッキ構築の常識と考えられており[1]、20枚もの余分なカードをデッキに入れることを強要されるペナルティは決して軽くない。しかし、大型フライヤーかつ大規模明滅能力でアドバンテージを稼げるこれが擬似的に手札へ確実に1枚加わることはそのペナルティを補って余りあるだけの価値がある。デッキ枚数が制限される代わり採用カードの特性自体は制限されない点も嬉しく、他の相棒に比べてもデッキ構築の幅はかなり広い。カードプールが広いフォーマットでは相性の良いカードもより多くなり、登場から間もなくしていくつものフォーマットで多種多様なヨーリオン・コントロールが誕生している。相棒のルール変更後も、もともと構築制限が長期戦向きであることもあり追加の3マナが苦になりにくく、相棒の中では最も凋落を免れた。

  • 機知の戦い/Battle of Witsを採用するバベルは必然的に相棒の条件を満たせるため相性が良い。特に引きの影響を受けやすいデッキであるため、相棒の存在により安定した戦略を取りやすくなるだろう。相棒がサイドボードを圧迫する事についても、相対的にサイドカードを引ける確率が低く、そもそも各種対策カードをメインデッキに全て投入してサイドボードを組まないケースが多いため、ウィッシュボード的な運用が取りやすい事が追い風になっている。
  • 比較的新しいカードタイプであるバトルを明滅させることも可能。バトルは通常パーマネントでは扱われなかった傾向の効果が多く存在するため、能力の活用の幅はより広いといえるだろう。

利用

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スタンダードでは海の神のお告げ/Omen of the Seaを筆頭とするお告げサイクルのほか、エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Deathなどの強力な英雄譚、覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsなど忠誠度をリセットしたいプレインズウォーカー、互いに明滅させあい継続的に大規模ブリンクを行える魅力的な王子/Charming Princeといったカードに恵まれていた。相棒ルール変更前からアゾリウス・コントロール、ルーカ・コンボ、ティムール・エレメンタルなどで活躍し、ルール変更後も採用率は変わらず白黒から赤緑白青まで様々なタイプのヨーリオン・コントロールを形成した。カルドハイムでは古き神々への拘束/Binding the Old Godsなどの追加の英雄譚も獲得し、スゥルタイ根本原理の相棒として環境を定義するカードの1枚であり続けた。

パイオニアでもシナジー形成力が評価され様々なデッキで採用される。The Spyが成立していた頃は、素引きしたくないパーツをライブラリーに残すため異界の進化/Eldritch Evolutionや新生化/Neoformといったサーチカードでデッキを水増しする戦略が存在し、80枚デッキとしてこのカ-ドを相棒に据えることもあった。コントロールデッキの相棒としても孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguardともども人気が高く、海の神のお告げ/Omen of the Seaをドローソースとして利用するデッキではこのカードが優先されるが、優秀なドローソースの増加とともに姿を見せづらくなっている。豆の木をのぼれ/Up the Beanstalkを採用するデッキではゲーム終盤の息切れ防止策として強力であり、加えてニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Rebornを擁する5色ニヴ=ミゼットやETB能力つきのエンチャントを多用する奇怪な具現で相性がよく、特に後者はライブラリーを増やすことがシルバーバレット戦略においてメリットとなる。セルフバウンスデッキでも息切れ対策兼フィニッシャーとして採用され、構成によっては孤立への恐怖/Fear of Isolationともども裏切る恵み/Treacherous Blessingを再利用できる点が評価される。

モダンでもヨーリオン・コントロールを成立させていた。アーカムの天測儀/Arcum's Astrolabeの禁止以前は氷雪パーマネントやアーティファクトシナジーに寄せる形で、禁止後は想起サイクルや創造の座、オムナス/Omnath, Locus of CreationのETB能力を再利用に着目する形で組まれており、後者では孤独/Solitudeのピッチコストになれる点も強みの1つだったが、後述の通り2022年に禁止指定を受けることとなった。

レガシーでも、アーカムの天測儀が禁止される前はヨーリオン・コントロールを成立させていた。意志の力/Force of Willが使えるフォーマットゆえ青いカードという点も評価される。Death & Taxesでも採用される例があり、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticやスカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition、およびそれらをサーチする護衛募集員/Recruiter of the Guardなど明滅先に事欠かない。

禁止指定

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2022年10月10日、モダンで禁止カードに指定される。4色オムナスにおける活躍がゲームバランスに悪影響を及ぼしていることに加え、80枚デッキゆえにフェッチランドが多用されるモダンではシャッフルに多くのゲーム時間が費やされてしまうこと、同じようなプレイパターンを繰り返すデッキが環境上位に長期間存在することでフォーマットの楽しさを奪っていることも理由として挙げられている[4]。

ルール

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相棒の条件

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関連カード

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サイクル

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イコリア:巨獣の棲処の相棒クリーチャーサイクル。混成カードの伝説のクリーチャーで、それぞれ異なる条件の相棒能力を持つ。稀少度はレア。

ストーリー

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ヨーリオン/Yorionはイコリア/Ikoriaに棲む、鳥と蛇の特徴を併せ持つ怪物(イラスト)。

ビビアン/Vivienは、空中聖域スカイセイル/Skysailの住民が、黄金の角を持つ荘厳な空飛ぶ蛇について話しているのを聞いた。その角は高値で売れるのではないか、あるいは薬として使えるのではないかというのだ。生物を愛するビビアンの心には、彼らの気球船を破裂させるためになら使えるかもしれないという思いがよぎった[5]。

脚注

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  1. ↑ 61/61(Daily MTG Beyond the Basics -上級者への道- 2017年2月9日)
  2. ↑ 相棒で撹乱作戦?(スタンダード)(マジック日本公式サイト 2020年5月25日)
  3. ↑ @malseman(Twitter 2020年5月17日)
  4. ↑ October 10, 2022 Banned and Restricted Announcement/2022年10月10日 禁止制限告知(News 2022年10月10日 Ian Duke著)
  5. ↑ The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards(Feature 2020年4月3日 Wizards of the Coast著)

参考

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