本文へ移動 ナビゲーションへ移動 検索へ移動

兆候

提供: MTG Wiki
兆候/Impending
種別 常在型能力
誘発型能力
登場セット ダスクモーン:戦慄の館
CR CR:702.176

兆候/Impendingは、キーワード能力の1つ。これを持つ呪文がスタックにある間に働く常在型能力と、戦場で機能する常在型能力と誘発型能力からなる。

Overlord of the Boilerbilges / ボイラービルジの大主 (4)(赤)(赤)
クリーチャー エンチャント — アバター(Avatar) ホラー(Horror)
兆候4 ― (2)(赤)(赤)(兆候コストでこの呪文を唱えたなら、これは時間(time)カウンター4個が置かれた状態で戦場に出て、最後の時間カウンターが取り除かれるまで、これはクリーチャーではない。あなたの終了ステップの開始時に、これの上から時間カウンター1個を取り除く。)
ボイラービルジの大主が戦場に出るか攻撃するたび、1つを対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。
5/5

定義

[編集]

兆候N ─[コスト]/ImpendingN - [cost]は次の4つの能力を意味する。

  1. あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、コストを支払うことを選んでもよい。
  2. あなたがこのパーマネントの兆候コストを支払うことを選んでいたなら、それは時間カウンターN個が置かれた状態で戦場に出る。
  3. このパーマネントの兆候コストが支払われており、その上に時間カウンターがあるかぎり、それはクリーチャーではない。
  4. あなたの終了ステップの開始時に、このパーマネントの兆候コストが支払われておりその上に時間カウンターがある場合、その上から時間カウンター1個を取り除く。

解説

[編集]

ホラー映画において、怪異がその姿を表す前に何らかの兆候を示すことを表したメカニズム。「戦場で待つ待機」といった趣の能力であり、非クリーチャー状態の待ち時間が設けられている分、本来のマナ・コストより軽く唱えることができる。

ダスクモーン:戦慄の館では神話レアのホラー・アバター・クリーチャー・エンチャントのサイクル5枚のみが持つ。これらは戦場に出るか攻撃するたびに誘発する誘発型能力を持ち、兆候コストで唱えてもETB能力を利用できるデザインとなっている。

ルール

[編集]
  • 兆候コストを支払って唱えることは代替コストのルールに従う。兆候コストを支払ってもそれは戦場に出るまではクリーチャー・エンチャント呪文であり、またそれのマナ総量は通常唱える場合と変わることはない。
  • スタック上の兆候コストを支払って唱えた呪文がコピーされたなら、コピーも兆候コストを支払われたことになり、時間カウンターを置いて戦場に出てクリーチャーではない。
  • 戦場に存在している「兆候コストを支払ったパーマネント」のコピーが生成されるなら、パーマネントの兆候コストが支払われたかはコピー可能な値では無いのでそのコピーは時間カウンターは置かれずクリーチャー・エンチャントである。
  • 兆候コストを支払ったパーマネントの上に再度時間カウンターが置かれたら、それは再びクリーチャーでなくなる。
    • 兆候コストを支払っていないなら、兆候を持つパーマネントの上に時間カウンターが置かれても何も起きず、終了ステップでカウンターが取り除かれることもない。
  • 時間カウンターがなくなったとき、単にカード・タイプが変化するだけで、戦場に出し直すわけではない。ETB能力は誘発しないし、召喚酔いも通常のルールに従う(召喚酔い#クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時)。
  • 列挙された定義に当てはまらないので、兆候コストを支払う能力と兆候コストが支払われたかを見る能力は関連していない。兆候コストを支払われたパーマネントが他の兆候を持つパーマネントのコピーになったり、兆候コストを支払われた呪文が兆候を持つパーマネントのコピーとして戦場に出た場合であっても、新たに得た兆候の3つ目と4つ目の能力は機能する。
  • 兆候コストを支払ったパーマネントに永遠の策謀家、ズアー/Zur, Eternal Schemerや傀儡造り/Puppet Craftingのようなクリーチャー化する効果が適用された場合、クリーチャー化の効果がタイムスタンプ順に必ず後に適用されるため、時間カウンターの有無にかかわらずそれはクリーチャーである。

旧ルール

[編集]

制定前から些細な機能的変更も含め修正が繰り返されている。制定当初のルール文は以下の通り。


702.175a 兆候は4つの能力を表すキーワードである。最初の2つは兆候を持つ呪文がスタックにある間に機能する常在型能力である。3つ目は戦場にある間に機能する常在型能力である。4つ目は戦場にある間に機能する誘発型能力である。「兆候 N - [コスト]」は、「あなたはこの呪文をマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払うことを選んでもよい」、「あなたがこの呪文の兆候コストを支払うことを選んだなら、それは時間カウンターN個が置かれた状態で戦場に出る。」、「このパーマネントの上に時間カウンターが置かれ続けているかぎり、それが兆候コストで唱えられていた場合、それはクリーチャーではない。」、「あなたの終了ステップの開始時に、このパーマネントがその兆候コストで唱えられていてかつ1個以上の時間カウンターがある場合、その上から時間カウンター1個を取り除く。」を意味する。兆候コストで呪文を唱えることは、rule 601.2b ならびに rule 601.2f-h の代替コストの支払いのルールに従う。


  • 当初、リリースノートでは4つ目の能力に「その後、それの上に時間カウンターがないなら、それは兆候を失う。 」が含まれていると書かれていた[1]が、その後、その記述は訂正されている。総合ルールでもその記述は存在しない。
    • そもそも時間カウンターがないならば3つ目の能力も機能せず、4つ目の能力も誘発しないので、この部分は再び時間カウンターを置いた場合を想定していたと思われる。しかし、「兆候を失う」形で書かれていて時間カウンターを置いた場合を仮に考えてみると、兆候を失ったとき、4つ目の能力は誘発しなくなるが、3つ目の能力によりクリーチャーでなくなることには変わりがない(種類別)。従って、想定通りには機能しなかっただろう。
  • 制定当初はルールの項番が1つ前の新生と被ってしまっていたのでファウンデーションズ発売に際しての総合ルール更新で訂正された。
  • 制定当初は3つ目と4つ目の能力に「兆候コストが支払われていた場合」ではなく「兆候コストで唱えられていた場合」と書かれていた。これを字義通り受け取ると兆候呪文のコピーは時間カウンターが乗って出てくるが、非クリーチャー化やカウンターの取り除きは行わないことになってしまっていた。これは混乱を生む書き方であったとして、タルキール:龍嵐録発売に伴うルール変更において、コピー呪文がなったパーマネントの3つ目と4つ目の能力が元の呪文と同様に機能する書き方に変更された[2]。また2つ目の能力も「この呪文の兆候コストが支払われていた場合、それは時間カウンターN個が置かれた状態で戦場に出る。」に変更されたが、これは次のFINAL FANTASY発売時の総合ルール更新で元に戻された。
  • 2つ目の能力は呪文ではなく戦場に出るパーマネントが持つべき能力(自分が戦場に出ることを置換する置換効果を発生させる常在型能力)であるため、マーベル スパイダーマン発売時の総合ルール更新でパーマネントが持つ能力に訂正された。

開発秘話

[編集]

初期案では待機と同様にアップキープ毎にカウンターを取り除いていた。しかし、アップキープに最後のカウンターを取り除いたターンに即座に攻撃できるため、対戦相手がソーサリー・タイミングのクリーチャー除去で対応ができなかったことが楽しくないと評価された。そこで、ソーサリー・タイミングで対処をしやすくするため、記憶問題は承知の上で終了ステップにカウンターを取り除くように変更された[3]。この際、兆候コストの引き上げや色拘束を強くする調整も行われている。

脚注

[編集]

参考

[編集]

引用:総合ルール20250919.0(私訳)

[編集]
702.176.兆候/Impending
702.176a 兆候は4つの能力を表すキーワードである。1つ目は兆候を持つ呪文がスタックにある間に機能する常在型能力である。2つ目は兆候を持つパーマネントがスタックから戦場に出るときに適用される置換効果を生成する常在型能力である。3つ目は戦場にある間に機能する常在型能力である。4つ目は戦場にある間に機能する誘発型能力である。「兆候 N - [コスト]」は、「あなたはこの呪文をマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払うことを選んでもよい」、「あなたがこのパーマネントの兆候コストを支払うことを選んでいたなら、それは時間カウンターN個が置かれた状態で戦場に出る。」、「このパーマネントの兆候コストが支払われておりかつこれの上に時間カウンターが置かれ続けているかぎり、これはクリーチャーではない。」、「あなたの終了ステップの開始時に、このパーマネントの兆候コストが支払われておりかつ時間カウンターが置かれている場合、この上から時間カウンター1個を取り除く。」を意味する。兆候コストで呪文を唱えることは、rule 601.2b ならびに rule 601.2f-h の代替コストの支払いのルールに従う。