封じ込める僧侶/Containment Priest

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2022年9月2日 (金) 17:22時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
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Containment Priest / 封じ込める僧侶 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

瞬速
トークンでないクリーチャーが、それが唱えられることなく戦場に出るなら、代わりにそれを追放する。

2/2

に時折登場する、妨害能力を持ったウィニークリーチャートークンを除く全クリーチャーは、唱える以外の方法で戦場に出ることができなくなる。

数多くの「マナ・コスト踏み倒し手段」が横行するエターナル環境において、この能力は強烈の一言。クリーチャーの展開霊気の薬瓶/Aether Vial実物提示教育/Show and Tell騙し討ち/Sneak Attack、各種リアニメイトなどに頼ったデッキに対しての強力なアンチカードとなるほか、不死頑強明滅などの強力なギミックさえも封殺できる。瞬速を持つ点がいやらしさに拍車をかけており、前述の様々なアクションに対応してこれを唱えるだけでよいという手軽さがある。

しかし必ずしも踏み倒しに対して万能ではない。まず全知/Omniscience続唱などの「コストは踏み倒すがきちんと唱える」タイプのカード群には手出しできない。また踏み倒しより先に戦場にいなければならない点も問題で、超高速の踏み倒しには間に合わない可能性があるし、除去耐性の類も持ち合わせていないため稲妻/Lightning Boltなどの軽量除去で排除されやすい。特に後者の欠点は大きく、踏み倒しに対応して召喚したところをさらに対応して除去される危険性は常に認識しておく必要がある。

また当然ながら、クリーチャーでないパーマネントがコストを踏み倒して出てきても何もしないし、踏み倒しを一切行わないデッキが相手の場合も意味がない。その際は実質灰毛皮の熊/Ashcoat Bear相当のカードでしかなく、腐りはしないが活躍が期待できる性能とは言えないだろう。プレイヤーメタゲーム眼とプレイング手腕との両方が問われるカードである。

欠点こそあれ、エターナル環境においては特定デッキを投了に追い込みかねないほどの強烈なメタカードであり、シルバーバレット要員・サイドボード要員として優秀。統率者2014発売後最初のレガシー環境で開催されたグランプリニュージャージー14では、早速優勝デッキのサイドボードに投入されており、その後も白系デッキでしばしばサイドボードに採用されている。

能動的な使い方としては、ちらつき/Flicker系の「一度戦場から離して出し直す」効果を恒久的な除去に変えるシナジーがある。特に変位エルドラージ/Eldrazi Displacerとの組み合わせは繰り返し使えるクリーチャー除去として強力で、Death & Taxes白単エルドラージにはメインデッキから組み込まれている。

ルール

参考

  1. 2014 Magic Online Holiday Cube(Daily MTG 2014年12月8日)
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