黒緑コントロール
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黒緑コントロール(BG Control)は、黒緑で組まれるコントロールデッキの総称。
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概要
黒のクリーチャー除去・手札破壊をメインに、緑のマナ加速や優秀なクリーチャーを入れたデッキ。黒単色デッキでは対処できないエンチャント・アーティファクトも緑が補えるため汎用性が高い。対抗色ゆえのマナ基盤の不安も緑のマナ・サポートにより解消されている。そのため、総合的な安定性は非常に高い。
しかし、汎用性が高いということは尖った所がないという弱点の裏返しでもあり、決定力の不足から「器用貧乏」と揶揄されることもある。
イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
黒タッチ緑で構成される、コントロール寄りのミッドレンジデッキが存在する。黒緑ミッドレンジ(BG Midrange)、黒緑コントロール(BG Control)の他、The Rockの名前で呼ばれることも多い。
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
各戦闘の開始時に、いずれの対戦相手もクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。プレイヤー1人がそうした場合、冒涜の悪魔をタップし、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。
基本構成はもぎとり/Mutilateを中心とする黒コントロールだが、ブロッカー兼軽めのフィニッシャーとして、中マナ域のクリーチャーが多数採用されているのが特徴。
特に重要なのは冒涜の悪魔/Desecration Demon。大量のクリーチャー除去を搭載したこのデッキでは、ペナルティ能力に邪魔されずその高いマナレシオを存分に振るうことができる。トークンを並べられるなどして除去が追いつかない場合は、ボーラスの信奉者/Disciple of Bolasによってライフと手札に変換することも可能。
登場当初は比較的マイナーなデッキタイプであったが、徐々に台頭。基本セット2014参入後は漁る軟泥/Scavenging Oozeや生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombieの獲得に加え、クリーチャー除去が効きづらいジャンクリアニメイトや青系コントロールの減少といった環境的要因もあり、メタの一角にまで上り詰めた。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリカルガリー13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Trent Douglas
- フォーマット
時のらせんブロック構築
強力な滅び/Damnationをメインにしたコントロールデッキの1つ。
滅び/Damnationや調和/Harmonizeといった強力なカードを使用できるのが大きな利点。
序盤は単体除去や根の壁/Wall of Rootsで支える。
ミラディン・ブロック+神河ブロック期
死の雲/Death Cloudをメインとしたデスクラウドが活躍する。
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/1ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれX点のライフを失い、各プレイヤーはそれぞれカードをX枚捨て、各プレイヤーはそれぞれクリーチャーをX体生け贄に捧げ、その後、各プレイヤーはそれぞれ土地をX個生け贄に捧げる。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderや木霊の手の内/Kodama's Reachで土地を並べ死の雲/Death Cloudを撃つ。
詳細はデスクラウドを参照のこと。
インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期
オデッセイ・ブロック時代の黒コントロールに、アポカリプスの強力な黒緑のカードを投入したデッキが登場。
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
また、ノワールに獣群の呼び声/Call of the Herdなどの強力な緑クリーチャーを追加したデッキも現れた。
エクステンデッド
アポカリプスでの強力な対抗色の多色カードが登場以来、The Rockがメタの一角に居座り続けている。
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
ソーサリー
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。生ける願いを追放する。
生ける屍/Living Deathを採用したマルカ・デス、ビートダウンにシフトした京都迷宮案内、赤を加えクリーチャー除去力を強化したもの、青を追加しけちな贈り物/Gifts Ungivenのサーチを取り入れたけちマルカ、死の雲/Death Cloudを入れたデスクラウドなど、バリエーションも豊富に存在する。
モダン
同環境のジャンドによく似た、黒緑2色のビート・コントロールデッキが存在する。The Rockの名前で呼ばれることも多い。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)
[+1]:各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-6]:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールしているすべてのパーマネントを2つの束に分ける。そのプレイヤーは一方の束を選び、その束にあるすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
デッキ構成はジャンドから赤を抜いたものに近い。基本的な動きもジャンドとほぼ同じで、タルモゴイフ/Tarmogoyfや闇の腹心/Dark Confidantなどの優秀なクリーチャーを、単体除去と手札破壊でバックアップして戦う。ジャンドと比較すると、デッキカラーを2色に減らしたことで、地盤の際/Tectonic Edgeを積む余裕が生まれたことや、漁る軟泥/Scavenging Oozeを最大限に活用できるようになったことが主なメリット。反面、稲妻/Lightning Boltや赤を含むサイドカードを使えなくなったことは大きなデメリットと言える。
長らくマイナーなデッキタイプであったが、基本セット2014で上記の漁る軟泥がモダンでも使用可能になったこと、さらに世界選手権13にChannel Fireballの面々が持ち込んだことにより急激に台頭し、メタの一角を占めるまでになった。その後グランプリブリスベン13では、白をタッチして未練ある魂/Lingering Soulsを投入したBG Soulsと呼ばれるタイプも登場した。
2014年2月7日より、死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanが禁止され、ジャンドとともに大きく数を減らすこととなったが、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用したタイプが開発され、一定の勢力を保っている。
死儀礼のシャーマン禁止前
- 備考
- グランプリデトロイト13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Marcelino Freeman
- フォーマット
The Rock [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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死儀礼のシャーマン禁止後
- 備考
- プロツアー「神々の軍勢」 モダン部門 8-2 (参考)
- 使用者:Matthew Costa
- フォーマット
BG Obliterator Rock [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- Zooへの耐性を保ちつつ、チャンプブロックを防ぎ速やかにゲームを終わらせるフィニッシャーとして、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用している。