誘発型能力

提供:MTG Wiki

2012年1月18日 (水) 23:55時点におけるSk (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

誘発型能力/Triggered Abilityは、特定の条件を満たすたびに誘発される能力である。


Sun Titan / 太陽のタイタン (4)(白)(白)
クリーチャー — 巨人(Giant)

警戒
太陽のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたの墓地にあるマナ総量が3以下であるパーマネント・カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。

6/6


Solemn Simulacrum / 真面目な身代わり (4)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

真面目な身代わりが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
真面目な身代わりが死亡したとき、あなたはカード1枚を引いてもよい。

2/2


Call to the Grave / 墓への呼び声 (4)(黒)
エンチャント

各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはゾンビ(Zombie)でないクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
終了ステップの開始時に、戦場に1体もクリーチャーがいない場合、墓への呼び声を生け贄に捧げる。


解説

誘発型能力は誘発条件効果を持ち、「〜とき/when」「〜たび/whenever」「〜時に/at」の語を含む一節から始まる「誘発条件、効果」という書式で書かれている。

誘発条件はどういったイベントで誘発するのかを定義する。場合によっては、イベントではなくゲームの状況によって誘発されることもある(状況誘発)。

ルール

誘発型能力はその誘発条件を満たすたびに(優先権の有無によらず)誘発する。誘発した能力は、次にプレイヤーが優先権を得るときにスタックに積まれる。ただし、マナ能力である誘発型能力は例外で、スタックに置かれずに即座に解決される。

誘発条件のうち、領域変更誘発状況誘発についてはそれぞれ該当ページも参照。

  • 誘発型能力は、誘発イベントが1回発生するごとに、1回だけ誘発する。あるイベントが同時に複数回発生した場合には、その数だけ誘発する。
  • プレイヤーが最後に優先権を得たときよりも後で複数の能力が誘発した場合、、APNAP順ルールに従って、プレイヤーは自分がコントロールする能力を好きな順序でスタックに積む(CR:101.4)。必ずしも誘発した順番どおりにスタックに置かれるわけではない。
  • 対象を取る誘発型能力は、スタックに乗るときに(つまり、別の呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得る前に)対象を選ぶ。もし対象を選ぶことが不可能なら、その能力はスタックから取り除かれる。
    • プレイヤーが優先権を得るに際し、まず状況起因処理のチェックが行われる。誘発型能力がスタックに乗るのはその後。この順番を間違えると対象にとれるものが変わってしまうことがあるので注意。
  • 誘発型能力のコントローラーは、それが誘発したときに、その能力の発生源をコントロールしていたプレイヤーである。
  • 誘発条件の直後に「〜場合(if)」というテキストが続いている場合、その誘発型能力はif節ルールに従う。
  • 一旦スタックへ能力が乗ってしまえば、誘発した能力を持つパーマネントが戦場に存在しなくても解決される。
  • 誘発型能力は呪文ではない。呪文や起動型能力打ち消す効果では、誘発型能力は打ち消せない。打ち消すなら、もみ消し/Stifle虚空粘/Voidslimeなど、誘発型能力を対象にできるものが必要。
  • 誘発した能力は、その能力のテキストだけを持ち、他の特性は持たない。他の特性を参照する場合、大抵は能力の発生源のものを参照することになる。
  • 棘投げの蜘蛛/Stingerfling Spiderの能力のように、「〜してもよい」と書かれた誘発型能力がある。この場合も、行動をする意思の有無によらず、誘発条件を満たせば誘発しスタックに乗る。行動するかしないかの選択は、能力の解決時に行う。
    • 「〜したとき、これを生け贄に捧げてもよい」といった能力は、生け贄に捧げるかどうかを決定するのは、能力の解決時である。よく勘違いされるが、「生け贄に捧げることによって能力がスタックに乗る」わけではない。
    • 「〜しないかぎり…する」は「〜してもよい。そうしない場合、…する」と等価である。

その他

誘発型能力を含むキーワード能力、能力語

キーワード能力一覧能力語一覧を参照。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif