Unfinity
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Unfinity | |
シンボル | 星の軌道 |
略号 | UNF |
コードネーム | Umbrella |
発売日 | 紙:2022年10月7日 |
セット枚数 | 全244種類 |
Unfinityは、リミテッド用のサプリメント・セット。2022年10月7日発売。アン・シリーズ初の黒枠セットである。キャッチコピーは「重力ゼロ。笑いは無限。/Zero Gravity. Infinite Laughs.」。発売は英語版のみであるが、日本公式により対訳が公開されている。
目次 |
概要
アミューズメントパークとスペースファンタジーのトップダウン・デザインのセット。空飛ぶ宇宙船にしてサーカスとカーニバル、アミューズメント・パークの側面を兼ね備えた巨大なパーク、その名も「偉大なマイラの楽しい星系間宇宙トーラス/Myra the Magnificent's Intergalactic Astrotorium of Fun」を舞台とする。
銀枠ではなく黒枠のセットである。新規カードは統率者戦やエターナルでのみ使用可能であり、その他のカードは同名のカードが該当フォーマットに存在する場合に限り使用する事ができる。ただしカード下部の偽造防止ホログラムがどんぐり型になっている一部カード(アンコモン以下はどんぐり型のシンボル)(カード画像)は従来の銀枠と同様にトーナメントでは使用できず、ゲームに参加するプレイヤーが使用に同意したカジュアルプレイにのみ使用できる。
新規メカニズムとしてステッカー、チケット・カウンターが登場した。新規キーワード処理としてアトラクションを開く、アトラクションを観覧するためサイコロを振る、新規キーワード能力として観覧、ステッカー・キッカー、宇宙を刻む者、が登場した。アン・ゲーム用のメカニズムとしてアルファストライク、最優秀賞、食餌、多層が登場した。
ステッカーは付箋程度の弱い粘着力を持ったシールで、カードに張り付けることでパワー/タフネスを書き換えたり、能力や名前やアートを追加できる。一部のステッカーは張り付けるためにチケット・カウンターを消費する必要がある。一回のゲームで使用できるのは事前に用意した中から選ばれた3枚のシートに含まれるものだけとなっている。
アトラクションは一部のカードの効果で「開く」ことにより戦場に出せる特殊なカードである。からくりと同様、専用のアトラクション・デッキからランダムに呼び出される。戦闘前メイン・フェイズの開始時に6面体サイコロを振り、特定の値を出せばアトラクションの「観覧」能力を受けることができる。
その他、過去のアン・シリーズより再登場したテーマとして、ゲーム外の人物、帽子を参照する効果、6面体サイコロが存在している。それ以外には共闘、ちょっと待った、英雄譚が再登場。ステッカーではシャドー、スレッショルド、挑発、武士道、暴勇、頑強、賛美、上陸、感染、増殖、金属術、喊声、不死、陰鬱、英雄的、怪物化、長久、鼓舞、潜伏、教導、加虐、食物、魔技が再登場している。
クリーチャー・タイプとしてエイリアン、風船、道化師、従業員、ゲスト、パフォーマー、ロボット[注釈 1]が新登場、また子供、ゲーマーが黒枠に参入した。アン・ゲーム専用のクリーチャー・タイプとしてヤマアラシ、スケッチが新登場した。また、新たなアーティファクト・タイプとしてアトラクションが、新たなプレインズウォーカー・タイプとしてコメットが登場した。
- どんぐりシンボルの登場に伴い銀枠は廃止となった。以後「銀枠ゲーム」に言及していた効果は「アン・ゲーム/Un-game」に言及する。但し枠の色を参照する効果は「アン・黄金律」に従い実際に印刷された枠の色を参照する。
- アン・シリーズ定番のフルアート基本土地として、ボーダーレス仕様の2種類の基本土地が登場している。未知の惑星の地形が描かれた惑星宇宙的土地/the Planetary Space-ic Landと、4パックに1パックの割合で出現する軌道上から惑星が描かれた軌道宇宙的土地/the Orbital Space-ic Landが存在する。
- リリースイベントの参加者には参加プロモーション・カードとして新規イラストのWater Gun Balloon Gameが配布される。
- エイプリルフールの2022年4月1日に発売予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響によるサプライチェーンの混乱が続いているため発売が2022年10月7日に延期された。
- 2023年2月現在、公式カードデータベースGathererにおいて、Unfinity発売時には見れたはずの伝説のクリーチャー・カードのデータが何故か表示されないようになっている。
- 2024年5月13日の禁止制限告知にて、レガシーおよびヴィンテージにてアトラクションとステッカー、およびそれらを用いるカード全てが禁止となった。
リミテッド
2色の組み合わせはそれぞれデッキのアーキタイプとなるテーマが当てられている。
色 | テーマ |
---|---|
白青 | 名前・ステッカー |
白黒 | 帽子 |
青黒 | サイコロ操作(アトラクションと相性良し) |
青赤 | アート・ステッカー |
黒赤 | サイコロの高い出目(アトラクションと相性良し) |
黒緑 | 大量のアトラクション観覧 |
赤緑 | 1ターンに複数個のサイコロ(アトラクションと相性良し) |
赤白 | 道化師・ロボット・アグロ |
緑白 | 能力・ステッカー |
緑青 | パワー/タフネス・ステッカー |
製品ラインナップ
- ドラフト・ブースター
- リミテッドプレイ用のブースターパック。
- 36パック入りのブースターボックスにはボックストッパーとしてボーダーレス仕様通常フォイル版ショックランドが1枚付属する。
- 3パックがセットになった「ドラフトセット/Draft Multipack」も販売される。
- コレクター・ブースター
- 主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
- 12パック入りのブースターボックスにはボックストッパーとしてボーダーレス仕様通常フォイル版ショックランドが1枚付属する。
- ザ・リストおよびギャラクシー・フォイル仕様のカードはコレクター・ブースターからのみ出現する。
公式特集ページ
製品情報
- 『Unfinity』(マジック日本公式サイト 製品情報)
- 『Unfinity』(マジック米国公式サイト 製品情報)
- 『Unfinity』カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 『Unfinity』特別版カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 『Unfinity』日本語対訳カードリスト(マジック日本公式サイト)
- 『Unfinity』のメカニズム(Daily MTG 2022年9月20日)
- 『Unfinity』のブースターパックについて知っておくべき(ほぼ)すべてのこと!(Daily MTG 2022年9月20日)
- 『Unfinity』の「ザ・リスト」一覧――いつもと「アン」外違うリスト(Daily MTG 2022年9月20日)
- 『Unfinity』のトークンとステッカー(Daily MTG 2022年9月27日)
- Unfinity Release Notes(Daily MTG 2022年10月7日)
- 『Unfinity』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Daily MTG 2022年10月18日)
開発コラム
- 宇宙を作る その1(Making Magic 2022年9月20日)
- 宇宙を作る その2(Making Magic 2022年9月27日)
- 『Unfinity』ガントレット その1(Making Magic 2022年10月3日)
- 『Unfinity』ガントレット その2(Making Magic 2022年10月11日)
- 『Unfinity』ガントレット その3(Making Magic 2022年10月18日)
- こぼれ話:『Unfinity』(Making Magic 2022年10月24日)
- デザイン演説2023(Making Magic 2023年7月31日)
その他
- To Unfinity and Beyond/『Unfinity』とその向こう(Making Magic 2021年11月29日)
- 『Unfinity』公式発売日変更のお知らせ(Daily MTG 2022年1月20日)
- 10月7日に『Unfinity』がやってくる(お知らせ 2022年6月9日)
脚注
注釈
- ↑ 同時発売のウォーハンマー40,000統率者デッキでも同時登場。
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:Unfinity
- カードセット一覧