近傍の惑星/Nearby Planet
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Nearby Planet / 近傍の惑星土地
多層(このカードは、平地(Plains)、島(Island)、沼(Swamp)、山(Mountain)、森(Forest)、砂漠(Desert)、門(Gate)、棲み家(Lair)、神座(Locus)、ウルザの(Urza’s)各種など、すべての土地タイプである。)
これはタップ状態で戦場に出る。
これが戦場に出たとき、あなたが(1)を支払わないかぎり、これを生け贄に捧げる。
[どんぐりシンボル付き - トーナメントでは使用できない。]
トーナメント使用不可のどんぐりシンボル付きの、断ち割る尖塔/Rupture Spireの新たな亜種。断ち割る尖塔と同じくタップインの5色土地、かつ戦場に出たときに1マナを支払う必要があるが、このカードは多相の土地バージョンともいえる「多層/Rangeling」により、なんと全ての土地タイプを併せ持つ。
全ての土地タイプを持つということで、様々な悪用方法が考えられる。例えばこれが一つ戦場に出ているだけで版図は最大となり、ウルザランドは全種類揃えた扱いになってしまい、12postは13枚目以降の神座をデッキに採用可能なこととなる。基本土地タイプをも併せ持つため、恐ろしいことにそれがフェッチランドからサーチ可能。しかも今後も土地タイプは種類が増えていく可能性があり、土地タイプの種類数が増えるたびにこのカードの可能性は広がっていくことだろう。
タップインとマナ支払い要求のペナルティ能力による扱いにくさはあるためウルザトロンや12postが手放しに採用できるとは思えないが、もしトーナメントで使用可能であればエターナル環境に変革をもたらす存在となりえたであろう。これにどんぐりシンボルがついていたことに落胆、あるいは安心させられたプレイヤーは多いのではないだろうか。
- このカードが黒枠でない理由としてMark Rosewaterは「基本土地タイプを持っていることが問題[1]」「強さよりもルール上の問題が大きい[2]」といったことを述べている。
- のちにモダンホライゾン3統率者デッキではこの点を解決した次元の結節点/Planar Nexusが登場。基本土地タイプを持たない代わりにアンタップインであり、ウルザトロンや12postではあちらの方が扱いやすいだろう。
[編集] ルール
- 「氷雪」や「伝説の」は特殊タイプであり土地タイプではない。よってこれは氷雪土地ではないし、同時に複数コントロールすることも可能。
- 血染めの太陽/Blood Sunなどの影響下にあってマナ能力でない能力を全て失い「全ての土地タイプである」という能力を失っても、これは依然として全ての土地タイプを持つ土地である。森などの基本土地タイプを持ち続けるためマナを出すことは引き続き可能。この挙動となる詳細な根拠は多相のページを参照。
- Mystery BoosterにおけるR&D Playtest cardのBarry's Land (playtest)のみが持つ6つ目の基本土地タイプ「Cloud」も持つと考えるなら、これがあるだけで版図は5でなく6となる。どうせこのカードはトーナメントでは使用できないのだから、これがCloudも持つかどうかは対戦相手と話し合って決めればよいだろう。