屈辱/Mortify
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2024年6月29日 (土) 23:00時点における版
クリーチャーかエンチャントを破壊する、オルゾフ組/The Orzhov Syndicateの除去呪文。
ギルドパクト登場時の環境では、同じサイクルの化膿/Putrefy同様、破壊できるクリーチャーに制限が無い点が強力。これらの存在により、ラヴニカ・ブロック付近は総じて除去が強い環境となっている。強いて言えば、再生可能な点は要注意。
白黒系デッキにおけるコントロール要素の中核であり、構築・リミテッドを問わず活躍する。
- プレイヤー褒賞プログラムプロモバージョンが存在する。
- ソリンvsティボルトに新規イラストで収録された。コンスピラシーなど、以降のサプリメント・セットでもこのイラストが使用されている。
- ラヴニカの献身シーズンのフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとして、特殊な枠のプロモーション・カードが配布された[1]。
- カルロフ邸殺人事件シーズンにおけるストアチャンピオンシップの参加賞として、テキストボックスレスのプロモーション・カードが存在している[2]。
関連カード
- 除去範囲が狭まった代わりにインスタントになった名誉回復/Vindicateと言える。
- ギルドパクト版のイラストの人物の髪型や仕草は、恐怖/Terrorの古いイラストに描かれたものと酷似しており、一種のオマージュとなっている。また、恐怖のイラストが90度回転したものであるように、このイラストの完成版もスケッチから180度回転されている[3]。
- 化膿と違い「再生できない」を持たない理由として、Devin Lowは、エンチャントは基本的に再生できないこと、マナ・コストと効果の組み合わせの元となっている啓蒙/Demystifyが再生を許すこと(ちなみに化膿の組み合わせ元の酸化/Oxidizeは再生を許さない)、再生カードを構築で使われるようにするために再生禁止をあまり使わないようにすること、およびにパワーレベルの調整を挙げている[4]。
サイクル
ラヴニカ・ブロックの黒を含む多色の除去呪文のサイクル。各セットごとに1枚ずつ登場し、クリーチャーか色に対応したカード・タイプのいずれかを破壊できる。
- 化膿/Putrefy
- 屈辱/Mortify
- 破壊の宴/Wrecking Ball
類似カード
クリーチャーかエンチャントのどちらかを除去するカード。特記しない限りインスタント。クリーチャーかアーティファクトを除去するものは削剥/Abradeの項を、クリーチャーか土地なら汚れ/Befoulの項をそれぞれ参照。
- トリーヴァの魔除け/Treva's Charm - 緑白青3マナ。エンチャント破壊のモードと、攻撃クリーチャーを対象に追放するモードを併せ持つ魔除け。(インベイジョン)
- エーテル宣誓会の審判人/Ethersworn Adjudicator - 青5マナアーティファクト・クリーチャー。タップ能力が屈辱と同コスト同能力。さらに自己アンタップも可能。(コンフラックス)
- イオナの裁き/Iona's Judgment - 白5マナソーサリー。破壊でなく追放。(ワールドウェイク)
- 祝福の光/Blessed Light - イオナの裁きがインスタントになった上位互換。(ドミナリア)
- ゴルガリの魔除け/Golgari Charm - 黒緑2マナ。エンチャント破壊のモードと、各クリーチャーへの-1/-1修整のモードを併せ持つ魔除け。(ラヴニカのギルド)
- ドロモカの命令/Dromoka's Command - 緑白2マナ。エンチャントへの布告モードと、格闘のモードを併せ持つ命令。(タルキール龍紀伝)
- 光輝の粛清/Radiant Purge - 白2マナ。破壊でなく追放だが、多色しか対象に取れない。(タルキール龍紀伝)
- 孤立領域/Isolation Zone - 白ダブルシンボル4マナエンチャント。破壊でなくこれが戦場を離れるまで追放する。(ゲートウォッチの誓い)
- Vault 13:居住者の旅路/Vault 13: Dweller's Journey - 白4マナエンチャント。英雄譚のI章能力で、破壊でなくこれが戦場を離れるまで追放する。(Fallout統率者デッキ)
- 集団的努力/Collective Effort - 白ダブルシンボル3マナソーサリー。エンチャントかパワー4以上のクリーチャー破壊のモードを併せ持つ増呪。(異界月)
- 穢れの一掃/Repel the Vile - 白ダブルシンボル4マナ。破壊でなく追放だが、クリーチャーの方はパワー4以上でないと対象に取れない。(神河:輝ける世界)
- 邪悪を打ち砕く/Destroy Evil - 白2マナ。クリーチャーの方はタフネス4以上でないと対象に取れない。(団結のドミナリア)
- 押し潰す梢/Crushing Canopy - 緑3マナ。クリーチャーの方は飛行を持っていないと対象に取れない。(イクサラン)
- 苦境のぬかるみ/Mire in Misery - 黒2マナソーサリー。各対戦相手はクリーチャーかエンチャントの内1つを生け贄に捧げる。(統率者2018)
- ファリカの献杯/Pharika's Libation - 黒3マナ。対象の対戦相手へのクリーチャー布告とエンチャント布告のモードを併せ持つ。(テーロス還魂記)
- 神への債務/Debt to the Kami - ファリカの献杯が生け贄でなく追放になった上位互換。(神河:輝ける世界)
- 絶望招来/Invoke Despair - 黒クァドラプルシンボル5マナソーサリー。対象の対戦相手はクリーチャーとエンチャントとプレインズウォーカーを1つずつ生け贄に捧げる。(神河:輝ける世界)
- 大群への給餌/Feed the Swarm - 黒2マナソーサリー。対戦相手のものしか対象にとれない上に、対象のマナ総量分ライフを失う。(ゼンディカーの夜明け)
- 無形の処刑者、ケイヤ/Kaya, Intangible Slayer - 白黒ダブルシンボル7マナプレインズウォーカーの-2忠誠度能力。破壊でなく追放な上に、対象の1/1飛行コピー・トークンも得る。(ファイレクシア:完全なる統一)
- 誓い破り/Shatter the Oath - 黒ダブルシンボル5マナソーサリー。さらにひねくれ者の役割を生成する。(エルドレインの森)
- 失せろ/Get Lost - 白2マナ。プレインズウォーカーも破壊できるが、何を破壊してもコントローラーに地図・トークン2つを与える。(イクサラン:失われし洞窟)
脚注
- ↑ Ravnica Allegiance Promos and Packaging(Internet Archive)/『ラヴニカの献身』の各種プロモとパッケージ(Card Preview 2018年12月17日)
- ↑ Where and How to Play Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』シーズンのイベント一覧(Play Magic 2024年2月1日)
- ↑ Terror and Mortify(Arcana 2006年3月28日)
- ↑ Ask Wizards - February, 2006(Feature 2006年2月) - 2006/2/7
参考
- カード個別評価:ラヴニカの献身 - アンコモン
- カード個別評価:ギルドパクト - アンコモン
- カード個別評価:アサシンクリード - アンコモン
- カード個別評価:コンスピラシー - アンコモン
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード