光輝の粛清/Radiant Purge
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対多色限定の除去呪文。多色のクリーチャーか多色のエンチャントを追放できる。
白のクリーチャー除去に限ればより軽量で汎用性の高い流刑への道/Path to Exileが存在するが、エンチャントもまとめて対策できるのが利点。追放により墓地利用を許さないのも優秀。基本的にはサイドボード要員だが、メタゲーム次第ではメインデッキへの採用も考え得る。
収録時のスタンダードは多色環境であり、包囲サイ/Siege Rhinoや隆盛サイクルなど刺さるカードは多い。特にテーロス・ブロックの多色神を、クリーチャー化していようがしていまいが問答無用で対処できるのは強み。また探査呪文が跋扈しているため、追放で墓地を肥やさせないのも地味ながら効いてくる。
リミテッドでは色拘束を嫌って唱えやすい単色クリーチャーが使われる傾向にあるため、手札で腐る場面も出てくる。しかし龍王サイクル・碑サイクルを始めとする、多色の大型フライヤーが数多く存在していることを考慮すれば採用して損はないだろう。
統率者戦では多色の伝説のクリーチャーが統率者に選ばれやすいため、それらへの対策として腐りにくく有用。
- 同時に再録された究極の価格/Ultimate Priceと対になる効果だが、こちらは白らしくエンチャントも対象に取れる。不公平にも見えるが、単色クリーチャーのほうが絶対数が多く採用率も高いのでバランスは取れているだろう。
- 両方採用すれば単色・多色カードどちらにも耐性を付けることができるが、「戦場には単色クリーチャー。手札にこれ(あるいはその逆)」では困ってしまう。汎用的な除去呪文とのバランスが肝心。
- クリーチャーかエンチャントを除去する呪文にはイオナの裁き/Iona's Judgmentが存在している。それと比べると汎用性を失ったものの、使いやすさは大幅に向上している。
- 多色対策カードの先輩であるギルドとの縁切り/Renounce the Guildsとの比較は一長一短。以下はその一例。
- こちらは自身が多色パーマネントを使っていても問題なく採用できるため、デッキ構築の幅を狭めることがない。
- 墓地利用させない。また殺人王、ティマレット/Tymaret, the Murder Kingなど、多色カードにも少数ながら墓地から能力を起動できるものが存在する。
- PIG能力を誘発させない。復活の声/Voice of Resurgenceや台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finksへの回答になる。
- その局面で最も除去したいクリーチャーかエンチャントを狙い撃ちにできるが、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft等の呪禁持ちに対処できない。
- 英語名だけ見るとレイディアントの審判/Radiant's Judgmentの類似品にも見えるが、白の除去呪文であること以外関連性は無い。