世界選手権
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2019年9月28日 (土) 04:42時点における版
世界選手権(World Championship / Worlds)は、1年に1度開かれる公式トーナメントの最高峰。2012年はプレイヤー選手権と称された。
目次 |
概要
「個人戦で最強のプレイヤーは誰か?」を決める趣旨で行われ、世界でたった16人しか招待されない、極めて出場難度の高いイベント。代わりに参加者には往復の交通手段・参加期間中の宿泊施設と食事・イベントで使用するサプライ品などさまざまな物が提供され、最高峰の大会に相応しい待遇を受けることができる。
出場難易度の高さに加え、使用されるフォーマットの難度も最高レベル。2012年は練習が極めて難しいキューブドラフトが導入され、2013年-2015年はカードプールの違うドラフト2種+スタンダード+モダン構築という複合イベントとなり、マジックすべてにおける幅広い知識が試される。
招待される条件(2019年)
- 前年度世界選手権優勝者
- 当該年度における各ミシックチャンピオンシップの優勝者
- マジック・プロリーグプレイヤーの中で、当該年度におけるミシック・ポイントランキング4位以内(※)
- 非マジック・プロリーグプレイヤーの中で、当該年度におけるミシック・ポイントランキング4位以内(※)
※ミシック・ポイントランキング4位以内の者は他の世界選手権の権利を得ている場合、当該グループ内次に多くのミシック・ポイントを持つプレイヤーへ権利が繰り下がります。
招待される条件(2018年)
- 前シーズンにおける各プロツアーの優勝者
- 前シーズンにおける各地域のプロ・ポイントによるランキング上位から選出(※1)
- 前シーズンにおける、個人戦プロツアーの構築部門から獲得したマッチポイントの1位(「構築マスター」(※3)、2016年新設枠)
- 前シーズンにおける、個人戦プロツアーのリミテッド部門から獲得したマッチポイントの1位(「ドラフト・マスター」、2016年新設枠)
- 上記に該当しないプレイヤーの中で、前シーズンにおけるプロ・ポイント全世界ランキング上位から選出(※2)
※1.
2012年-2013年以前:北米、ヨーロッパ、日本、中南米、アジア太平洋の1位。
2014年:北米、ヨーロッパ、日本、中南米、アジア太平洋の2位以内。
2015年-16年:北米の4位以内、ヨーロッパ、アジア太平洋(日本含み)の3位以内、中南米の2位以内。
2017年:北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、中南米の1位。
※2.
2017年に「スタンダード・マスター」と称された
※3.
2012,2013年は招待選手の総数16名になるまで。2014年以降は総数24名に拡張された。(参考)
廃止された招待枠
- 前シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー(2014年)
- 前年度ワールド・マジック・カップ優勝国のキャプテン(2014年-2015年)
- 前シーズンにおけるグランプリから獲得したプロ・ポイント(※1)の1位(2015年-2016年)
- 前シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(2013年-2016年)
- 前年度世界選手権優勝者(2013年-2016年)(※2)
- 前回Magic Online Championship優勝者(2013年-2017年)
- 前シーズンにおける、2回目のプロツアー終了時点のプロ・ポイント1位(2016年)
- マジック・プロツアー殿堂表彰者の中で、前シーズンにおけるプロ・ポイント1位(2016年)
※1.
同一シーズンのすべてのグランプリから獲得したポイントを考慮する。 (参考)
※2.
2019年に復活。
賞金とプロポイント
(2017年)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 100,000USD | ※ | 現サイクル含み5サイクル間 プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル固定 |
2 | 50,000USD | ※ | |
3-4 | 25,000USD | ※ | |
5-8 | 10,000USD | ※ | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 2,500USD | ※ |
(2016年)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 70,000USD | ※ | 次回Magic Online Championship参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 40,000USD | ※ | |
3-4 | 20,000USD | ※ | |
5-8 | 10,000USD | ※ | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 2,500USD | ※ |
※プロツアー・ポイント:最終順位に関係なく、スイスドローで4勝目から1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。
(2014年-2015年)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 50,000USD | ※ | 次回世界選手権参加権利 次回Magic Online Championship参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | ※ | |
3-4 | 10,000USD | ※ | |
5-8 | 5,000USD | ※ | |
9-16 | 3,000USD | ※ | |
17-24 | 2,000USD | ※ |
(2012年-2013年)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 40,000USD | ※ | 次回世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | ※ | |
3-4 | 10,000USD | ※ | |
5-8 | 5,000USD | ※ | |
9-16 | 1,000USD | ※ |
※プロツアー・ポイント:最終順位に関係なく、スイスドロー1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。
2011年までの概要
2011年までの世界選手権は、プロツアーの1つである。
基本的に予選ラウンドではスタンダードとその他の構築フォーマットおよびリミテッド(ブースター・ドラフト)、決勝ラウンドではスタンダードが採用される。
その他の構築フォーマットは、近年ではエクステンデッドが採用されることが多いが、世界選手権07ではレガシーが、世界選手権11ではモダンが採用されている。
以前は、1年交代でブースター・ドラフトとロチェスター・ドラフト、ブロック構築とエクステンデッドが交互に行われていた。しかし世界選手権06はその例に漏れ、2年連続でブースター・ドラフトとエクステンデッドが行われた。これはロチェスター・ドラフトがプロツアーの採用フォーマットから外されたため、また、世界選手権の開催時期が年末に移行したことで、ブロック構築ではエキスパンションが1つしかなく、採用しづらくなったためである。
2012年のイベント再編により、国別対抗戦がワールド・マジック・カップに独立された。2013年と2014年はワールズ・ウィーク/Worlds Weekと称して世界選手権と同時進行で行われた。
2012年以降の世界選手権の成績はプロツアーと同じとして扱われなくなり、プロツアーベスト8の数としてはカウントされなくなった。
招待される条件(〜2011年)
- 前回世界選手権 ベスト8入賞者
- 前年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
- プロプレイヤーズ・クラブ レベル4以上(※1)
- マジック・プロツアー殿堂表彰者
- 国別選手権 優勝
- 国別選手権 ベスト4入賞者 (招待制で開催の国別選手権のみ)
- Magic Online World Championship参加者(2009年新設枠)
- DCIレーティングによる各地域の上位から選出(※2)
※1.プロプレイヤーズ・クラブのレベル3は、プロツアー出場権を使用すると世界選手権が出場できる。
※2.北米、ヨーロッパ、中南米の50位以内。日本、アジア太平洋の25位以内。