対抗色
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[[第9版]]と[[第10版]]では対抗色版ペインランドが友好色版と共に[[再録]]され、その頃はラヴニカ・ブロック、イーブンタイド、[[アラーラの断片ブロック]]など、エキスパンションにも対抗色の2色土地が豊富だったことから、[[スタンダード]]でも対抗色デッキが友好色デッキと同じように組める時期がしばらく続いていた。しかし、10組すべての2色土地を入れすぎたことで友好色と対抗色の差が消し飛んでしまっていたと、後に[[Aaron Forsythe]]は述べている([http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/000891/ 参考])。 | [[第9版]]と[[第10版]]では対抗色版ペインランドが友好色版と共に[[再録]]され、その頃はラヴニカ・ブロック、イーブンタイド、[[アラーラの断片ブロック]]など、エキスパンションにも対抗色の2色土地が豊富だったことから、[[スタンダード]]でも対抗色デッキが友好色デッキと同じように組める時期がしばらく続いていた。しかし、10組すべての2色土地を入れすぎたことで友好色と対抗色の差が消し飛んでしまっていたと、後に[[Aaron Forsythe]]は述べている([http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/000891/ 参考])。 | ||
− | その反省から、[[基本セット2010]] | + | その反省から、[[基本セット2010]]以降は友好色は対抗色よりも協力しやすいという思想に戻り、対抗色の2色土地が少なくなったが、[[ラヴニカへの回帰]]以降、友好色と対抗色のマナ基盤に差を付けるのは間違いであったとし、友好色と対抗色のマナ基盤は対等に扱われるようになっている([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/254 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0006605/ 翻訳])。 |
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2016年2月14日 (日) 21:07時点における版
対抗色(Enemy Color)とは、簡単に言えば、仲が悪い色。敵対色と呼ぶこともある。カードの裏面に各色の丸が5角形に並んでいるが、ここで隣り合っていない色が対抗色である。
- 「聖善」「秩序」の白の対抗色は、「邪悪」の黒と「混沌」の赤。
- 「思考」「技術」の青の対抗色は、「衝動」の赤と「自然」の緑。
- 「死滅」「邪悪」の黒の対抗色は、「生命」の緑と「聖善」の白。
- 「混沌」「衝動」の赤の対抗色は、「秩序」の白と「思考」の青。
- 「自然」「生命」の緑の対抗色は、「技術」の青と「死滅」の黒。
目次 |
対抗色カード
マジックにおいて対抗色の組み合わせは基本的には例外的なものであり、多色カードや多色地形は友好色の組み合わせに比べて少ない。しかし、これまでいくつかのエキスパンションでテーマとして取り上げられている。
- ザ・ダークで最初の対抗色カードである森の暗き中心/Dark Heart of the Woodが登場した。
- ミラージュ・ブロックでは、レアのみで各組み合わせに少数収録された。
- アポカリプスでは対抗色がテーマとして取り上げられ、対抗色が初めて友好色と同等の扱いを受けることとなった。小型エキスパンションであるためカード枚数そのものは少ないものの、強力な対抗色カードや対抗色支援カード、友好色版と同等の対抗色版ペインランドが登場した。
- ラヴニカ・ブロックおよびラヴニカへの回帰ブロックでは多色の中でも「2色」がテーマで、対抗色と友好色はまったくの対等に近い(ラヴニカ・ブロックではディセンションの分割カードのみ、友好色はアンコモン、対抗色はレアと差がつけられている)。
- 次元の混乱では色の役割とともに色の友好関係も崩されているようで、多色カードのほとんどが対抗色や楔三色である。
- イーブンタイドでは混成カードの中でも対抗色のものが取り上げられた。
- ミラディンの傷跡ブロックではミラディン/Mirrodin軍とファイレクシア/Phyrexia軍の戦争がテーマで、それぞれの陣営の中心である白赤と黒緑の対立が取り上げられた。
色対策カード
対抗色だけを狙い撃ちにしたようなカード(色対策カード)は黎明期から多く存在する。またクリーチャーがプロテクションを持つ場合、対抗色に対するものが圧倒的に多い。そのため対抗色のデッキとのゲームでは、対戦相手に対してより有効な手を打つことができるが、逆に対戦相手からの対策にも注意する必要がある。
対抗色デッキ
1つのデッキで対抗色のカ]を組み合わせて使う場合、対抗色のデッキは多かれ少なかれマナ基盤の面で苦戦する傾向がある。2色のマナを出す各種多色地形は、友好色のものは環境によらず常に存在するが、対抗色のものは無い時期が存在する。そういう時期は真鍮の都/City of Brass等の5色地形で代用しつつ、後は基本土地で頑張るしかなかった。当時は仮に対抗色の2色土地があっても、明確に「劣化」という位置づけであった。例えばテンペストで登場した対抗色のペインランドは、従来の(友好色の)ペインランドにタップインというペナルティ能力を付け足した形のものであった。
多色カードは友好色のものに比べてはるかに少なく、上記のようにマナ基盤の面でも問題があることから、2色デッキが組まれる場合は友好色の方が王道であった。アポカリプス参入時までは、トーナメントレベルで活躍した対抗色のデッキはカウンターバーンや一部のコンボデッキ(コンボパーツ同士が対抗色の場合)くらいであった。
第9版と第10版では対抗色版ペインランドが友好色版と共に再録され、その頃はラヴニカ・ブロック、イーブンタイド、アラーラの断片ブロックなど、エキスパンションにも対抗色の2色土地が豊富だったことから、スタンダードでも対抗色デッキが友好色デッキと同じように組める時期がしばらく続いていた。しかし、10組すべての2色土地を入れすぎたことで友好色と対抗色の差が消し飛んでしまっていたと、後にAaron Forsytheは述べている(参考)。
その反省から、基本セット2010以降は友好色は対抗色よりも協力しやすいという思想に戻り、対抗色の2色土地が少なくなったが、ラヴニカへの回帰以降、友好色と対抗色のマナ基盤に差を付けるのは間違いであったとし、友好色と対抗色のマナ基盤は対等に扱われるようになっている(参考/翻訳)。
その他
- 「たいこうしょく」を変換すると「退紅色」「褪紅色」となってしまう。どちらも、「くすんだ薄い赤色、うすもも色」を表す語である。面倒なら「対抗色」で単語登録しておこう。
主な対抗色デッキ
- 白黒 → アリーナドレイン、クレリック
- 青赤 → カウンターバーン、アネックス・ワイルドファイア
- 黒緑 → メガハンデス、黒緑エルフ
- 赤白 → アストログライド、BDW
- 緑青 → 青緑マッドネス、セル
参考
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |