被覆
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2009年10月16日 (金) 23:21時点における版
被覆/Shroud | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.18 |
被覆(ひふく)/Shroudは、未来予知で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。パーマネントだけでなくプレイヤーもこの能力を持ちうる。
定義
被覆/Shroudは、「このパーマネントまたはプレイヤーは呪文や能力の対象にならない。」を意味する。
解説
それまで俗にアンタッチャブルと呼ばれていた「呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル更新によりすべて被覆に変更された。
青はクリーチャーに被覆を与える呪文が豊富である。緑は元から被覆を持つクリーチャーが多く、白はアーティファクトやエンチャント、プレイヤーに被覆を与えることができる。黒や赤にはほとんどない。
被覆を持つクリーチャーは、その性質上単体除去に強い。しかし、自分の呪文の対象にもとれないため、この能力以外の点でプレッシャーを十分与えられない場合、単体強化などの後押しができないというデメリットにもなる。こういった性質上、除去に頼らないと止められない大型クリーチャーや、いるだけでよいシステムクリーチャーがこの恩恵を存分に受けられる。
クリーチャーを除去で制することを主体とするコントロールデッキに対して相性が良い。 こういったデッキはブロッカーが少なくクリーチャー戦が発生しにくいため、利点を最大限に享受できる。
ルール
- 「呪文や能力の対象にならない」ことと「エンチャントできない」こととは別である。被覆を持っていても、対象を取らずにオーラを戦場に出す能力や、戦場に出ているオーラを移動することによって、エンチャントされた状態にすることはできる。装備に関しても同様。
- 被覆は戦場にいる間のみ有効である。スタック上にあるうちは打ち消し呪文などの対象にとれるし、墓地にある場合も対象に取れる。
- 呪文や能力の対象になった後対応して被覆を得た場合、向けられた呪文や能力はそれに対して効果を発揮しない。もしそれですべての対象が不正になっていたのならば、解決時に打ち消される。
その他
- 先述の欠点を克服した「対戦相手の呪文や能力にのみ対象にならない」能力は一方通行と呼ばれる。こちらは被覆を使ったテキストに変更されてはいない。
- 被覆が登場するまで、総合ルールの被覆について記述されていた場所には占術について記述されていたが、占術がキーワード処理に分類されるとともに被覆の記述に変更された。
- 同名の被覆/Envelopというカードが存在するが、この能力との関係はない。
- たまに被膜(ひまく)と間違われる。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.16 プロテクション/Protection
- 702.16a プロテクションは常在型能力であり、「プロテクション([性質])/Protection from [性質]」と書かれる。この性質は通常は色であるが(例えば「プロテクション(黒)」)、どのような特性値や情報であってもよい。この性質が名前と偶然一致した場合、プロテクション 能力が名前を明白に参照している場合にのみ名前 として扱う。この性質がカード・タイプ、サブタイプ、特殊タイプである場合、プロテクションは、そのカード・タイプ、サブタイプ、特殊タイプを持つパーマネントだけでなく、戦場以外の領域にある発生源に適用される。これは rule 109.2 の例外である。
- 702.16b プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、記述された性質を持つ呪文の対象 にならず、記述された性質を持つ能力の発生源からの能力の対象にもならない。
- 702.16c プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、記述された性質を持つオーラによってエンチャントされることもない。プロテクションを持つパーマネントについているその種のオーラは状況起因処理によりオーナーの墓地に置かれる。(rule 704〔状況起因処理〕参照。)
- 702.16d プロテクションを持つパーマネントは、記述された性質を持つ装備品を装備できず、記述された性質を持つ城砦で城砦化されない。そのような状況にある装備品や城砦は、状況起因処理でそのパーマネントからはずれるが、戦場に残る。rule 704〔状況起因処理〕参照。
- 702.16e プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、記述された性質を持つダメージの発生源から受けるすべてのダメージを軽減する。
- 702.16f プロテクションを持つ攻撃クリーチャーは、記述された性質を持つクリーチャーによってブロックされない。
- 702.16g 「プロテクション([値A])、プロテクション([値B])」は、英語版では「Protection from [値A] and from [値B]」と書かれている。これは2つの独立したプロテクション 能力である。この類の能力を持つオブジェクトから「プロテクション([値A])」を失わせる効果があった場合、そのオブジェクトは「プロテクション([値B])」を持ったままである。
- 702.16h 「プロテクション(すべての[[[特性]]])/Protection from all [[[特性]]]」は、「プロテクション([値A])」「プロテクション([値B])」……と、その特性の取り得るすべての値に対するものの省略形である。これはそれぞれに独立したプロテクション 能力である。この類の能力を持つオブジェクトから「プロテクション([値A])」を失わせる効果があった場合、そのオブジェクトは「プロテクション([値B」)」「プロテクション([値C])」……を持ったままである。
- 702.16i 英語で「Protection from each [set of characteristics, qualities, or players]」と書かれている場合、それは列記された特性や性質やプレイヤーそれぞれに対するプロテクション 能力の省略形であり、複数のプロテクション 能力として働く。
- 702.16j 「プロテクション(すべて)/Protection from everything」は、プロテクションの一種である。プロテクション(すべて)を持つパーマネントやプレイヤーは、特性値がどうであるかに関わらず、すべてのオブジェクトに対するプロテクションを持つ。その種のパーマネントやプレイヤーは、呪文や能力の対象 にならず、オーラにエンチャントされない。その種のパーマネントは、装備品を装備せず、城砦によって城砦化されず、クリーチャーにブロックされない。その種のパーマネントやプレイヤーが受けるすべてのダメージは軽減される。
- 702.16k 「プロテクション(特定のプレイヤー)/Protection from [a player]」は、プロテクションの一種である。そのようなパーマネントやプレイヤーはその特定のプレイヤーがコントロールしている呪文や能力の対象 にならず、そのプレイヤーがコントロールしているオーラにエンチャントされない。そのようなパーマネントはそのプレイヤーがコントロールしている装備品を装備せず、そのプレイヤーがコントロールしている城砦に城砦化されず、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーにはブロックされない。そのようなパーマネントやプレイヤーが受ける、そのプレイヤーがコントロールしているか、そのプレイヤーがオーナーであって他のプレイヤーがコントロールしていない発生源からのすべてのダメージは軽減される。
- 702.16m 同一のクリーチャーやプレイヤーに、同じ性質に対する複数のプロテクションがあっても効果は変わらない。
- 702.16n エンチャントされているクリーチャーにある性質に対するプロテクションを得させるとともに「この効果は~を取り除かない/this effect doesn't remove」としてその特定のオーラかすべてのオーラを取り除かないとしているものがある。これは、その指定されたオーラが状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれることはない、ということを意味する。そのクリーチャーが他にその性質に対するプロテクションを持っていた場合、それらのプロテクションは通常通りオーラに作用する。
- 702.16p 1枚のオーラ(《慈善の祝福》)は、エンチャントしているクリーチャーにある性質に対するプロテクションを与えるとともに、その効果はそのクリーチャーに「すでについている/already attached to」特定のパーマネントをはずさないと書かれている。これはつまり、そのプロテクションの効果が適用され始めたとき、すでにそのクリーチャーについていてそこに書かれている性質を持つオブジェクト(そのパーマネントにプロテクションを与えたオーラ自身も含む)は、状況起因処理としてオーナーの墓地に置かれることはない、ということを意味する。そこに書かれている性質を持つそれ以外のパーマネントは、そのクリーチャーにつくことはできない。そのクリーチャーが同じ性質に対するプロテクションをもう1つ持っていた場合、それらはついているパーマネントに通常通り影響する。
- 702.16 プロテクション/Protection
- 702 キーワード能力