ブラック・ロータス/Black Lotus

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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の黎明期に存在した[[パワー9]]の1つ。「黒く美しい水蓮」の{{Gatherer|id=3|イラスト}}が描かれた[[カード]]で、一度だけ好きな[[色]]の[[マナ]]3つを生み出すことができる。およそほぼすべての[[ヴィンテージ]][[デッキ]]に入りうる、最高の[[マナ・アーティファクト]]である。
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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の黎明期に存在した、[[パワー9]]の1つにして筆頭。
  
カードの単価は、一部の[[エラーカード]]を除けば全カードの中で最高の値であるとされる。[[アルファ]][[ベータ]][[カードの状態|ニアミント]]以上にもなると、その値は数十万円にも跳ね上がり、多くの[[コレクター]]にとってはまさに一種のステイタスである。それだけに、このカードに関する様々な逸話がある。
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0[[マナ]]でありながら一度限りで好きな[[色マナ]]を3つも生み出すことができる、最強の[[マナ・アーティファクト]]である。1マナしか出せない[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]ですら[[ヴィンテージ]]で[[制限カード]]に指定されていることを考えると、この[[カード]]がいかにぶっ[[壊れ]]ているかがよくわかる。
  
[[コンボパーツ]]としての代表的なものは、[[オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers]]との2枚[[コンボ]]による任意の色の[[無限マナ]]生成が挙げられる。
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[[シングルカード]]の価格([http://wonder.wisdom-guild.net/price/Black+Lotus/ 参考])は、一部の[[エラーカード]]を除けば全カードの中で最高の値であるとされる。[[リミテッド・エディション]][[カードの状態|ニアミント]]以上にもなると、その値は一気に跳ね上がり、多くの[[コレクター]]にとってはまさに一種のステータスである。それだけに、このカードに関する様々な逸話がある。
  
*このカードの存在によって"Lotus"(水蓮)=「好きな色マナを出せる[[マナ加速]]カード」という概念ができた。そしてそれら"Lotus"は、能力にかかわらず、"Lotus"というだけでコレクターに人気がある。
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[[0マナカード]]という点から[[シナジー]]が豊富であり、なおかつ[[起動]]すると普通に[[墓地に置く|墓地に置かれる]]点から[[墓地]][[回収]]によって再利用も容易。そのため、[[コンボパーツ]]として利用されることも多い。代表的なものは[[オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers]]との2枚による[[無限マナ]][[コンボ]]。
*非常に強力なカードの代表であるがゆえ、[[シナジー]]の重要性を教えるために引き合いに出されることがある。かつて[[マナ・バーン]]があった頃、[[Ben Bleiweiss]]は「他のカードが存在しないならば、Black Lotusはただ3点の[[ライフロス]](マナ・バーン)を生み出すだけの酷いカードである」と述べた([http://www.starcitygames.com/php/news/expandnews.php?Article=6666 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time (60-41)][http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/04/0219.html 邦訳])より)。
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**マナ・バーンが廃止されたことで、[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]はこのカードの[[下位互換]]カードとなってしまった。
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*このカードの存在によって"Lotus"(水蓮)は「好きな色マナを出せる[[マナ加速]]カード」の代名詞になった。そしてそれら"Lotus"は、能力にかかわらず、"Lotus"というだけでコレクターに人気がある。[[#関連カード]]も参照。
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*非常に強力なカードの代表であるがゆえ、[[シナジー]]の重要性を教えるために引き合いに出されることがある。詳細は[[シナジー]]の項を参照。
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*[[リミテッド・エディション]]および[[アンリミテッド・エディション]][[レア]][[稀少度|印刷シート]]上は[[Mox Emerald]]の下に配置されており、その両方が含まれた[[スターターデッキ]]が[[マジック]]史上最高の当たりパックであろう。もっとも、それらの未開封スターターデッキ自体も相当高価なのだが・・・。
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**ちなみにブラック・ロータスの下には[[奈落の王/Lord of the Pit]]が配置されている。
 
*[[アングルード]]では、同[[マナ・コスト]]でより多くのマナを生み出す[[Blacker Lotus]]が作られている。ただし効果の性質上、[[墓地]]からの使いまわしができないので、そういう意味では一長一短。
 
*[[アングルード]]では、同[[マナ・コスト]]でより多くのマナを生み出す[[Blacker Lotus]]が作られている。ただし効果の性質上、[[墓地]]からの使いまわしができないので、そういう意味では一長一短。
*InQuestのジョークカードで[[White Lotus]]なるものが存在する。
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*[[InQuest]]のジョークカード「[[Altered States]]」で[[White Lotus]]なるものが存在する。
*初期に販売されていたカード[[スリーブ]]内に封入されている9分割されたおまけカードの絵柄にも選ばれた(もう一枚は[[Chaos Orb]])。
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*初期に販売されていたウルトラ・プロの9ポケットシート(10枚入り)に封入されている9分割されたおまけカードの絵柄にも選ばれた(もう一枚は[[Chaos Orb]])。
**だが、日本に輸入されるロットには何故か右下の部分だけが欠損となっており、絶対にコンプリートすることができない。
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**だが、日本に輸入されるロットでは右下の部分だけが欠損していたため、絶対にコンプリートすることができない。というのも、このおまけカードは「全部揃えてウルトラ・プロに送れば本物のブラック・ロータスやChaos Orb(の当時の価格に相当する現金)をプレゼント」という懸賞企画の一環であり、9分割のうち1箇所は意図的に封入量がとても少なくされていたのである<ref>[https://www.magiclibrarities.net/408-rarities-ultra-pro-puzzle-cards-english-cards-index.html Ultra Pro Puzzle Cards](Magic Rarities)</ref><ref>[https://casecreator.livedoor.blog/archives/16190202.html Ultra Pro Puzzle Questとは](個人サイト「すぷりんぐのブログ」)</ref>。
**昔からマジックをやっているプレイヤーのカードホルダーの1ページ目にはよく右下だけが欠損した大きな絵柄のこのカードがあったものである。
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**昔からマジックをやっているプレイヤーのカードホルダーの1ページ目には、よく右下だけが欠損した大きな絵柄のこのカードがあったものである。
 
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*[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[1993年]]を代表するカードとして展示された<ref>[https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース](マジック日本公式Facebook)</ref>。
1994年1月25日より、[[Type1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定される。[[Type1.5]]では制定当初から[[禁止カード]]で、2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。
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*[[2020年]]に[[デュエル・マスターズ]]の「[https://dm.takaratomy.co.jp/product/dmex08/ 謎のブラックボックスパック]」とコラボして「'''[https://dmwiki.net/%E3%80%8ABlack%20Lotus%E3%80%8B Black Lotus]'''」として収録。[[カード・タイプ]]に相当する部分が「[[単発型アーティファクト|Mono Artifact]]」になっているなど芸が細かいが、使用できるまで3[[ターン]]かかるように調整されており[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]に近い。
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*日本語版カードは存在しないが、[[片目のガース/Garth One-Eye]]の能力により、'''ブラック・ロータス'''が日本語の公式[[カード名]]として与えられた。
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[[1994年]]1月25日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定される。[[タイプ1.5]]では制定当初から[[禁止カード]]で、[[2004年]]9月20日よりタイプ1.5から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止カードに指定されている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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*[[片目のガース/Garth One-Eye]] - このカードの[[コピー]]を[[唱える|唱えられる]]。([[モダンホライゾン2]])
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===主な亜種===
 
===主な亜種===
"Lotus"と名を冠するカードの多くはこれの流れを汲んでいるが、他にも亜種と呼べるものは存在する。
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;Lotusの名を冠する亜種
 
<!-- Lotus系は他にもありますが、機能的に近いもののみとりあえず掲載。 -->
 
<!-- Lotus系は他にもありますが、機能的に近いもののみとりあえず掲載。 -->
*[[水蓮の谷間/Lotus Vale]] - [[アンタップ]]状態の[[土地]]を2つ[[生け贄に捧げる]]ことで[[戦場に出る]][[土地]]。何度も3マナを生み出すことができる。
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*[[水蓮の谷間/Lotus Vale]] - [[アンタップ]]状態の[[土地]]を2つ[[生け贄に捧げる]]ことで[[戦場に出る]]土地。何度も3マナを生み出すことができる。土地の亜種はそちらの項を参照。([[ウェザーライト]]
*[[水蓮の花びら/Lotus Petal]] - 1マナのみ生み出す。
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*[[水蓮の花びら/Lotus Petal]] - 1マナのみ生み出す。([[テンペスト]]
*[[金粉の水蓮/Gilded Lotus]] - 何度も3マナを生み出すことができる。5マナ。
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*[[水蓮の花/Lotus Blossom]] - [[アップキープ]]ごとに[[カウンター (目印)|カウンター]]が1個置かれ、生け贄に捧げるとそのカウンターの数のマナを生み出す。2マナ。([[ウルザズ・サーガ]])
*[[水蓮の花/Lotus Blossom]] - [[アップキープ]]ごとに[[カウンター (目印)|カウンター]]が1個置かれ、生け贄に捧げるとそのカウンターの数のマナを生み出す。2マナ。
+
*[[金粉の水蓮/Gilded Lotus]] - 何度も3[[マナ]]を生み出すことができる。5マナ。([[ミラディン]])
*[[睡蓮の花/Lotus Bloom]] - [[マナ・コスト]]はなく、[[待機]]3経由で[[唱える]]ことができる。
+
**[[ニクスの睡蓮/Nyx Lotus]] - [[伝説の|伝説]]かつ[[タップイン]]だが、選んだ1[[色]]の[[信心]]数に等しいマナを何度も生み出すことができる。4マナ。([[テーロス還魂記]])
*[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]] - [[起動コスト]]として[[手札]][[捨てる]]必要がある。
+
**[[永久の水蓮/Timeless Lotus]] - 伝説かつタップインだが、[[白青黒赤緑]]のマナを何度も生み出すことができる。5マナ。([[団結のドミナリア]])
*[[Blacker Lotus]] - アングルード版のBlack Lotus。
+
*[[睡蓮の花/Lotus Bloom]] - [[マナ・コスト]]はなく、[[待機]]3経由で[[唱える]]ことができる。([[時のらせん]])
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*[[宝石の睡蓮/Jeweled Lotus]] - 生み出したマナは[[統率者]]を唱えるためにしか使えない。([[統率者レジェンズ]]
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*[[水蓮のコブラ/Lotus Cobra]] - [[上陸]]時に1マナのみ生み出す2/1の[[マナ・クリーチャー]]。([[ゼンディカー]])
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*[[睡蓮の指輪/Lotus Ring]] - [[装備]]したクリーチャーにブラック・ロータスと同じ[[マナ能力]]を与える[[装備品]]。([[ビッグスコア]])
  
このうち[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]、[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]はヴィンテージの[[制限カード]]に指定されている。
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;その他の亜種
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*[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]] - [[起動コスト]]として[[手札]]を[[捨てる]]必要がある。([[ミラージュ]])
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;公式[[フォーマット]]では使用できないカード
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*[[Blacker Lotus]] - [[アン・カード]]。4マナ生み出すが、このカード自身を破る必要がある。([[アンヒンジド]])
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*[[Mirrored Lotus (playtest)]] - [[構築]]で使用できないR&D Playtest cards。Reflect(0)を持ち、生け贄の代わりに[[追放]]する。([[Mystery Booster#R&D Playtest cards|R&D Playtest cards]])
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*[[White Lotus]] - 架空・非公式のジョークカード。マナではなく、3点の[[ライフ]]を生み出す。([[Altered States]])
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==ストーリー==
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「黒い睡蓮」とは、「[[Wikipedia:ja:オデュッセイア|オデュッセイア]]」を原型として西洋で伝えられてきた伝説の植物。[[Wikipedia:ja:クトゥルフ神話|クトゥルフ神話]]にも登場する。なお、[[2018年]]現在、スイレン・ハス(本来「Lotus」はスイレン目スイレン科スイレン属のヨザキスイレンを指す言葉であったが、形状的な相似性から今日では真正双子葉類マモガシ目ハス科の植物の花もLotusと呼ばれる)ともに完全な漆黒の花を咲かせる品種はまだ存在しない(「ブラック・プリンセス」等、花弁の一部分に黒を含む品種開発までは成功してはいる)。
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[[リミテッド・エディション]]から登場している人気カードということもあってか、マジックのストーリーにもいくらか登場している。
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*アメコミ「The Shadow Mage」シリーズでは、[[ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalion]]の子孫である[[ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion (ストーリー)|ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion]]がブラック・ロータスを使用し、宿敵[[Ravidel]]を倒すべく[[シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon]]を[[召喚]]している。
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*小説[[ささやきの森/Whispering Woods]]では、タウザー(Towser)によって北[[エローナ/Aerona]]の[[ささやきの森/Whispering Woods (地名)|ささやきの森/Whispering Woods]]の中でブラック・ロータスの群生地が発見されている。
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*「[[トレイリア/Tolaria]]には[[水蓮の谷間/Lotus Vale|ブラック・ロータスが咲き誇る谷(Lotus Vale)]]がある」という伝説が存在する。
  
 
==その他==
 
==その他==
*[[ヴィンテージ選手権03]]では、優勝者[[Carl Winter]]に、新規描き下ろしイラストのBlack Lotusの額が贈られた。
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*[[タイプ1選手権03]]では、優勝者[[Carl Winter]]に、[[Christopher Rush]]による新規描き下ろし[[絵|イラスト]]のブラック・ロータスの額が贈られた。
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*[[Magic Online]]では、[[2012年]]の[[キューブ・ドラフト|ホリデー・キューブ]]で解禁された。その後、[[Vintage Masters]]の発売によってMagic Online上で所持できるようになった。
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**Magic Online版は[[Chris Rahn]]による{{Gatherer|id=382866|新規イラスト}}が採用されている。
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*[[ヴィンテージ選手権17]]では、優勝者[[Andy Markiton]]に、[[Steven Belledin]]による新規描き下ろしイラストのブラック・ロータスの額が贈られた。
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==参考==
 
==参考==
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<references />
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/wallpaper-day-black-lotus-2012-12-17 壁紙 (Magic Online Holiday Cube draft)] ([[Daily MTG]])
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*[https://web.archive.org/web/20071227153104/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1154 Portfolio of the Lotus](Arcana [[2007年]]8月31日)
 
*[[The Top 50 Artifacts of All Time]] 第1位 ([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
 
*[[The Top 50 Artifacts of All Time]] 第1位 ([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
 
*[[0マナカード]]
 
*[[0マナカード]]
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*[[マナ能力を持つアーティファクト・カード]]
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[スペシャル]]
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[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]
 
[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]
 
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2024年9月19日 (木) 15:43時点における最新版


Black Lotus / ブラック・ロータス (0)
アーティファクト

(T),ブラック・ロータスを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。


マジックの黎明期に存在した、パワー9の1つにして筆頭。

0マナでありながら一度限りで好きな色マナを3つも生み出すことができる、最強のマナ・アーティファクトである。1マナしか出せない水蓮の花びら/Lotus Petalですらヴィンテージ制限カードに指定されていることを考えると、このカードがいかにぶっ壊れているかがよくわかる。

シングルカードの価格(参考)は、一部のエラーカードを除けば全カードの中で最高の値であるとされる。リミテッド・エディションニアミント以上にもなると、その値は一気に跳ね上がり、多くのコレクターにとってはまさに一種のステータスである。それだけに、このカードに関する様々な逸話がある。

0マナカードという点からシナジーが豊富であり、なおかつ起動すると普通に墓地に置かれる点から墓地回収によって再利用も容易。そのため、コンボパーツとして利用されることも多い。代表的なものはオーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとの2枚による無限マナコンボ

  • このカードの存在によって"Lotus"(水蓮)は「好きな色マナを出せるマナ加速カード」の代名詞になった。そしてそれら"Lotus"は、能力にかかわらず、"Lotus"というだけでコレクターに人気がある。#関連カードも参照。
  • 非常に強力なカードの代表であるがゆえ、シナジーの重要性を教えるために引き合いに出されることがある。詳細はシナジーの項を参照。
  • リミテッド・エディションおよびアンリミテッド・エディションレア印刷シート上はMox Emeraldの下に配置されており、その両方が含まれたスターターデッキマジック史上最高の当たりパックであろう。もっとも、それらの未開封スターターデッキ自体も相当高価なのだが・・・。
  • アングルードでは、同マナ・コストでより多くのマナを生み出すBlacker Lotusが作られている。ただし効果の性質上、墓地からの使いまわしができないので、そういう意味では一長一短。
  • InQuestのジョークカード「Altered States」でWhite Lotusなるものが存在する。
  • 初期に販売されていたウルトラ・プロの9ポケットシート(10枚入り)に封入されている9分割されたおまけカードの絵柄にも選ばれた(もう一枚はChaos Orb)。
    • だが、日本に輸入されるロットでは右下の部分だけが欠損していたため、絶対にコンプリートすることができない。というのも、このおまけカードは「全部揃えてウルトラ・プロに送れば本物のブラック・ロータスやChaos Orb(の当時の価格に相当する現金)をプレゼント」という懸賞企画の一環であり、9分割のうち1箇所は意図的に封入量がとても少なくされていたのである[1][2]
    • 昔からマジックをやっているプレイヤーのカードホルダーの1ページ目には、よく右下だけが欠損した大きな絵柄のこのカードがあったものである。
  • 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、1993年を代表するカードとして展示された[3]
  • 2020年デュエル・マスターズの「謎のブラックボックスパック」とコラボして「Black Lotus」として収録。カード・タイプに相当する部分が「Mono Artifact」になっているなど芸が細かいが、使用できるまで3ターンかかるように調整されており睡蓮の花/Lotus Bloomに近い。
  • 日本語版カードは存在しないが、片目のガース/Garth One-Eyeの能力により、ブラック・ロータスが日本語の公式カード名として与えられた。

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。タイプ1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

Lotusの名を冠する亜種
その他の亜種
公式フォーマットでは使用できないカード

[編集] ストーリー

「黒い睡蓮」とは、「オデュッセイア」を原型として西洋で伝えられてきた伝説の植物。クトゥルフ神話にも登場する。なお、2018年現在、スイレン・ハス(本来「Lotus」はスイレン目スイレン科スイレン属のヨザキスイレンを指す言葉であったが、形状的な相似性から今日では真正双子葉類マモガシ目ハス科の植物の花もLotusと呼ばれる)ともに完全な漆黒の花を咲かせる品種はまだ存在しない(「ブラック・プリンセス」等、花弁の一部分に黒を含む品種開発までは成功してはいる)。

リミテッド・エディションから登場している人気カードということもあってか、マジックのストーリーにもいくらか登場している。

[編集] その他

[編集] 参考

  1. Ultra Pro Puzzle Cards(Magic Rarities)
  2. Ultra Pro Puzzle Questとは(個人サイト「すぷりんぐのブログ」)
  3. ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック日本公式Facebook)
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