エルフ (デッキ)
提供:MTG Wiki
細 |
|||
3行: | 3行: | ||
'''エルフ'''(''Elf'')は、[[エルフ]]を主体とした[[部族]][[デッキ]]の総称。 | '''エルフ'''(''Elf'')は、[[エルフ]]を主体とした[[部族]][[デッキ]]の総称。 | ||
+ | ==概要== | ||
{{#card:Priest of Titania}} | {{#card:Priest of Titania}} | ||
{{#card:Wirewood Symbiote}} | {{#card:Wirewood Symbiote}} | ||
14行: | 15行: | ||
特に[[オンスロート・ブロック]]以降は、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、幅広い場面で見られる[[デッキタイプ]]となった。 | 特に[[オンスロート・ブロック]]以降は、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、幅広い場面で見られる[[デッキタイプ]]となった。 | ||
− | == | + | ==時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期== |
[[ローウィン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[ローウィン]]で主要[[部族]]に選ばれたこともあり、同[[環境]]の[[黒緑ビートダウン#スタンダード(時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期)|黒緑ビートダウン]]の中にエルフを中心にしたものが登場した。 | [[ローウィン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[ローウィン]]で主要[[部族]]に選ばれたこともあり、同[[環境]]の[[黒緑ビートダウン#スタンダード(時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期)|黒緑ビートダウン]]の中にエルフを中心にしたものが登場した。 | ||
24行: | 25行: | ||
序盤は[[クリーチャー]]で[[ライフ]]を削っていき、最後は[[不敬の命令/Profane Command]]の[[カードパワー]]で押し切るのが基本。 | 序盤は[[クリーチャー]]で[[ライフ]]を削っていき、最後は[[不敬の命令/Profane Command]]の[[カードパワー]]で押し切るのが基本。 | ||
− | [[世界選手権07]]では日本勢の多くがこのタイプを使用し、[[森勝洋]]・[[中野圭貴]] | + | [[世界選手権07]]では日本勢の多くがこのタイプを使用し、[[森勝洋]]・[[中野圭貴]]の両名をベスト8に輩出した。 |
− | + | ===サンプルレシピ=== | |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[世界選手権07]] | + | **[[世界選手権07]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/japan 参考]) |
**使用者:[[森勝洋]] | **使用者:[[森勝洋]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
110行: | 111行: | ||
*[[WotC]]内のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/blog1ja#12 「黒緑エルフ」という選択]」も参照のこと。 | *[[WotC]]内のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/blog1ja#12 「黒緑エルフ」という選択]」も参照のこと。 | ||
− | == | + | ==オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期== |
[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、史上最悪の[[装備品]]として名高い[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]と組み、[[エルフ&ネイル]]が登場する。 | [[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、史上最悪の[[装備品]]として名高い[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]と組み、[[エルフ&ネイル]]が登場する。 | ||
117行: | 118行: | ||
{{#card:Tooth and Nail}} | {{#card:Tooth and Nail}} | ||
− | == | + | ==オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期== |
[[オンスロート]]期の[[スタンダード]]では、[[オンスロート・ブロック]]の[[部族]]支援によって強化され、[[トーナメント]]レベルとなる。この頃の[[デッキ]]は[[エルフ・ビート]]と呼ばれる。 | [[オンスロート]]期の[[スタンダード]]では、[[オンスロート・ブロック]]の[[部族]]支援によって強化され、[[トーナメント]]レベルとなる。この頃の[[デッキ]]は[[エルフ・ビート]]と呼ばれる。 | ||
124行: | 125行: | ||
{{#card:Caller of the Claw}} | {{#card:Caller of the Claw}} | ||
− | + | ==エクステンデッド== | |
[[エクステンデッド]]でも少数存在する。[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]を並べ、[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]などによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。 | [[エクステンデッド]]でも少数存在する。[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]を並べ、[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]などによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。 | ||
133行: | 134行: | ||
[[エルフ]]と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を使用する事から、[[クレイドルエルフ]]と呼ばれる事が多い。 | [[エルフ]]と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を使用する事から、[[クレイドルエルフ]]と呼ばれる事が多い。 | ||
− | + | ===サンプルレシピ=== | |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリニューオーリンズ03]] | + | **[[グランプリニューオーリンズ03]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/events/gpno03 参考]) |
**使用者:[[Diego Ostrovich]] | **使用者:[[Diego Ostrovich]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
188行: | 189行: | ||
*この[[デッキ]]については[[WotC]]のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]」も参照のこと。 | *この[[デッキ]]については[[WotC]]のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]」も参照のこと。 | ||
− | + | ==レガシー== | |
*備考 | *備考 | ||
**デッキ名:'''Elves!''' | **デッキ名:'''Elves!''' | ||
240行: | 241行: | ||
|} | |} | ||
− | *なんとも驚きの[[レガシー]]版“純”エルフデッキ。[[マナ加速]]から[[手札]]補充、[[全体強化]] | + | *なんとも驚きの[[レガシー]]版“純”エルフデッキ。[[マナ加速]]から[[手札]]補充、[[全体強化]]に至るまでほとんどの[[呪文]]がエルフである。[[メインデッキ]]の非エルフ呪文は[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]のみ。 |
− | + | ==参考== | |
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]([[WotC]]) | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]([[WotC]]) | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] |
2008年7月7日 (月) 21:25時点における版
目次 |
概要
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。
1/1クリーチャー — 昆虫(Insect)
あなたがコントロールするエルフ(Elf)1体をオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
1/1小型で展開しやすいエルフを大量に、それも高速で場に並べ、その物量とマナ・アドバンテージで相手を圧倒する。これだけ大量のクリーチャーとマナを同時に確保できるデッキは少なく、緑ならではということで病みつきになる人も多い。
エルフ達は基本的に非力でありカードパワーで押し切るのが難しいため、大抵全体強化手段か別途フィニッシャーを用意する。
この系列のデッキには、クレイドルエルフ(ウルザ・ブロック期)、エルフ・ビート(オンスロート・ブロック期)、エルフ&ネイル(ミラディン・ブロック期)、黒緑ビートダウン(エルフ型・ローウィン・ブロック期)などが存在する。
特にオンスロート・ブロック以降は、ブロック構築からエターナルまで、幅広い場面で見られるデッキタイプとなった。
時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期
ローウィン・ブロック期のスタンダードでは、ローウィンで主要部族に選ばれたこともあり、同環境の黒緑ビートダウンの中にエルフを中心にしたものが登場した。
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたの手札にあるエルフ(Elf)・カードを1枚公開するか(3)を支払う。
接死(これが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)は+1/+1の修整を受ける。
(緑),(T):緑の1/1のエルフ・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
定番の野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどに加え、傲慢な完全者/Imperious Perfectやレンの地の克服者/Wren's Run Vanquisherなどが採用される。
序盤はクリーチャーでライフを削っていき、最後は不敬の命令/Profane Commandのカードパワーで押し切るのが基本。
世界選手権07では日本勢の多くがこのタイプを使用し、森勝洋・中野圭貴の両名をベスト8に輩出した。
サンプルレシピ
- WotC内のコラム「「黒緑エルフ」という選択」も参照のこと。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、史上最悪の装備品として名高い頭蓋骨絞め/Skullclampと組み、エルフ&ネイルが登場する。
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)((1):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で戦場に出て、クリーチャーが戦場を離れても戦場に残る。)
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
・あなたの手札からクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。
双呪(2)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
オンスロート期のスタンダードでは、オンスロート・ブロックの部族支援によって強化され、トーナメントレベルとなる。この頃のデッキはエルフ・ビートと呼ばれる。
クリーチャー — エルフ(Elf)
(T):クリーチャー1体を対象とする。それは、ターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは、戦場に出ているエルフ(Elf)の数である。
1/2クリーチャー — エルフ(Elf)
瞬速
鉤爪の統率者が戦場に出たとき、このターン戦場からあなたの墓地に置かれたトークンでないクリーチャー1体につき、緑の2/2の熊(Bear)クリーチャー・トークンを1体生成する。
エクステンデッド
エクステンデッドでも少数存在する。ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesやラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryを並べ、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなどによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):あなたがコントロールする森(Forest)1つにつき(緑)を加える。
2/1エルフとガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを使用する事から、クレイドルエルフと呼ばれる事が多い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリニューオーリンズ03 ベスト4 (参考)
- 使用者:Diego Ostrovich
- フォーマット
- エクステンデッド仕様のもの。マナエルフやガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleからマスティコア/Masticoreなどを高速展開する構成になっている。
- サイドボードの多くは生ける願い/Living Wishからのシルバーバレット用に割かれている。
- このデッキについてはWotCのコラム「Deck Tech: Elves!」も参照のこと。
レガシー
- 備考
- デッキ名:Elves!
- レガシー選手権05 第13位 (参考 by Zvi Mowshowitz)
- 使用者:Willie Gregory-Bkorkiund
- フォーマット
メインデッキ(60) | サイドボード(15) | ||
クリーチャー (43) | 4 | 繁殖力/Fecundity | |
---|---|---|---|
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | 4 | ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot |
4 | クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger | 4 | 津波/Tsunami |
4 | ティタニアの僧侶/Priest of Titania | 3 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist |
4 | 血統のシャーマン/Bloodline Shaman | ||
4 | ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote | ||
4 | 部族の腕力魔道士/Tribal Forcemage | ||
4 | 森の伝書使/Sylvan Messenger | ||
4 | 宝石の手の徘徊者/Gempalm Strider | ||
4 | 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow | ||
4 | Fyndhorn Elves | ||
3 | エルフのチャンピオン/Elvish Champion | ||
呪文 (0) | |||
土地 (17) | |||
2 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills | ||
2 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath | ||
9 | 森/Forest | ||
4 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
- なんとも驚きのレガシー版“純”エルフデッキ。マナ加速から手札補充、全体強化に至るまでほとんどの呪文がエルフである。メインデッキの非エルフ呪文はワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbioteのみ。