忍び寄る虎/Stalking Tiger

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(7人の利用者による、間の15版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Stalking Tiger}}
 
{{#card:Stalking Tiger}}
  
[[ブロック制限]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]。複数クリーチャーによる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]を許さない。
+
[[ブロック制限]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]。「逆[[威迫]]」とでも言うべき能力で、複数クリーチャーによる[[ブロック]]を許さない。
  
クリーチャーとの[[戦闘]]が1対1になるので、[[対戦相手]]が戦闘でこれを倒すにはこれと同等かそれ以上のクリーチャーが必要になる。3/3自体はそれほど珍しくもないが、[[小型クリーチャー]]との相討ちが防げる点は便利。
+
クリーチャーとの[[戦闘]]が1対1になるので、[[対戦相手]]が戦闘でこれを倒すにはこれと[[サイズ]]が互角以上のクリーチャーが必要になる。3/3自体はそれほど珍しくもないが、[[小型クリーチャー]]複数との相討ちが防げる点は便利。
  
[[構築]]では4[[マナ]]3/3程度と大して変わらないので使われることはなかった。
+
[[構築]]では4[[マナ]]3/3[[バニラ]]と大して変わらないので使われることはなかった。
 +
 
 +
*初出時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[虎]]であったが、[[Magic Online]]での[[ミラージュ]]のリリースに伴う[[2005年]]9月の[[オラクル]]更新で[[猫]]に変更された(虎はのちに廃止)。
 +
*[[開発部]]はこの能力を[[カード名]]にちなみ、「忍び寄り/''Stalking''」と呼んでいる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/few-more-words-rd-2016-11-07 A Few More Words from R&D]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0017925/ 開発部語辞典2016]([[Making Magic]] [[2016年]]11月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
===主な亜種===
 +
「2体以上のクリーチャーによってはブロックされない」能力を持つクリーチャー。この能力は[[色の役割]]では主に[[緑]]の能力とされている。以下のカードは特に記述がない場合緑[[単色]]である。同様の[[効果]]を与えるクリーチャーでない[[カード]]は[[地元の利/Familiar Ground]]を参照。
 +
 
 +
*[[突進するサイ/Charging Rhino]] - 5[[マナ]][[ダブルシンボル]]4/4。忍び寄る虎の[[上位種]]。([[テンペスト]])
 +
**[[鉄の蹄の雄牛/Ironhoof Ox]] - 突進するサイの[[同型再版]]。([[ポータル・セカンドエイジ]])
 +
**[[ケッシグをうろつくもの/Kessig Prowler]] - [[第1面]]だけでは1マナ2/1[[バニラ]]だが、5マナ払うと突進するサイと同等の[[第2面]]へ[[変身]]する[[起動型能力]]を持つ[[両面カード]]。([[異界月]])
 +
*[[ノーウッドの騎手/Norwood Riders]] - 忍び寄る虎の同型再版。(ポータル・セカンドエイジ)
 +
*[[蜀の将軍 黄忠/Huang Zhong, Shu General]] - [[白]]の[[伝説のクリーチャー]]。4マナダブルシンボル2/3。([[ポータル三国志]])
 +
*[[優柔不断なる君主 袁紹/Yuan Shao, the Indecisive]] - [[赤]]の伝説のクリーチャー。5マナ2/3[[馬術]]。[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する各クリーチャーが同じ効果を受ける。(ポータル三国志)
 +
**[[戦線クルショク/Battlefront Krushok]] - 5マナ3/4。自身と、あなたがコントロールする[[+1/+1カウンター]]が置かれた各クリーチャーが同じ効果を受ける。([[運命再編]])
 +
**[[挑戦するトロール/Challenger Troll]] - 5マナ6/5。あなたがコントロールする[[パワー]]4以上の各クリーチャーが同じ効果を受ける。([[灯争大戦]])
 +
*[[クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine]] - 4マナ3/2。[[挑発]]も持つ。([[レギオン]])
 +
*[[ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride]] - 6マナ[[トリプルシンボル]]3/3。[[ブロック強制]]と、[[攻撃]][[誘発]]で[[防御プレイヤー]]のクリーチャーと同数の自身の[[コピー]]・[[トークン]]を出す能力も持つ。([[未来予知]])
 +
*[[辺境地の巨人/Outland Colossus]] - 5マナダブルシンボル6/6。[[高名]]6も持つ。([[マジック・オリジン]])
 +
*[[逆毛の猪/Bristling Boar]] - 4/3の[[上位互換]]。([[基本セット2019]])
 +
*[[飢餓ハイドラ/Hungering Hydra]] - ([[X]])(緑)で+1/+1カウンターがX個置かれて出る。ダメージを受けるたびに同数の+1/+1カウンターを置く。(基本セット2019)
 +
*[[活胞子ワーム/Vigorspore Wurm]] - 6マナ6/4。[[ETB]][[能力]]で+X/+Xの修整と警戒の付与を行う。Xはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数。([[ラヴニカのギルド]])
 +
*[[引き裂くシャーマン/Sunder Shaman]] - [[赤緑]]の4マナ5/5。[[サボタージュ能力]]で[[エンチャント]]か[[アーティファクト]]を[[破壊]]する。([[ラヴニカの献身]])
 +
*[[航海士、ターンガース/Tahngarth, First Mate]] - 赤緑の4マナ5/5の伝説のクリーチャー。他のプレイヤーの攻撃に参加する能力を持つ。([[統率者2019]])
 +
*[[勇敢なる救い手、グロールフィンデル/Glorfindel, Dauntless Rescuer]] 3マナ3/2の伝説のクリーチャー。[[占術]]を行うたびに+1/+1[[修整]]を受け、忍び寄る虎の能力かブロック強制を得る。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
 +
*[[フォートールドの兵士/The Foretold Soldier]] - 4[[マナ]]6/6。[[ブロック強制]]と[[予顕]]を持つが、[[ダメージ]]を与えると予顕状態で追放される。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
 +
 
 +
1体しかブロックに参加させられなくするクリーチャー
 +
*[[沈黙の調停者/Silent Arbiter]] - 4マナ1/5の[[アーティファクト]]・クリーチャー。各プレイヤーともに攻撃にもブロックにも1体しか参加させられない。([[フィフス・ドーン]])
 +
*[[ウェザーライトの決闘者、ミリー/Mirri, Weatherlight Duelist]] - [[緑白]]の伝説のクリーチャー。3マナ3/2[[先制攻撃]]。これが攻撃している限り対戦相手は1体しかブロックに参加させられず、これが[[タップ状態]]である限りあなたを1体でしか攻撃できない。([[統率者2017]])
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[Stalking Tiger Avatar|Stalking Tiger]] ([[Magic Online Vanguard]])
+
<references/>
 +
*[[Stalking Tiger Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
 
*[[カード個別評価:ミラージュ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ミラージュ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[コモン]]
14行: 45行:
 
*[[カード個別評価:ポータル三国志]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ポータル三国志]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ポータル]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ポータル]] - [[コモン]]
 +
*[[アモンケット#ウェルカム・デッキ限定カード|ウェルカム・デッキ2017]] - [[コモン]]

2023年10月15日 (日) 01:42時点における最新版


Stalking Tiger / 忍び寄る虎 (3)(緑)
クリーチャー — 猫(Cat)

忍び寄る虎は、2体以上のクリーチャーによってはブロックされない。

3/3

ブロック制限能力を持つクリーチャー。「逆威迫」とでも言うべき能力で、複数クリーチャーによるブロックを許さない。

クリーチャーとの戦闘が1対1になるので、対戦相手が戦闘でこれを倒すにはこれとサイズが互角以上のクリーチャーが必要になる。3/3自体はそれほど珍しくもないが、小型クリーチャー複数との相討ちが防げる点は便利。

構築では4マナ3/3バニラと大して変わらないので使われることはなかった。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

「2体以上のクリーチャーによってはブロックされない」能力を持つクリーチャー。この能力は色の役割では主にの能力とされている。以下のカードは特に記述がない場合緑単色である。同様の効果を与えるクリーチャーでないカード地元の利/Familiar Groundを参照。

1体しかブロックに参加させられなくするクリーチャー

[編集] 参考

  1. A Few More Words from R&D/開発部語辞典2016Making Magic 2016年11月8日 Mark Rosewater著)
QR Code.gif