碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairi

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Hidetsugu and Kairi / 碑出告と開璃 (2)(青)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — オーガ(Ogre) デーモン(Demon) ドラゴン(Dragon)

飛行
これが戦場に出たとき、カード3枚を引く。その後、あなたの手札にあるカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
これが死亡したとき、対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。そのプレイヤーはその追放されたカードのマナ総量に等しい点数のライフを失う。それがインスタントやソーサリーであるカードなら、それをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

5/4

青黒伝説のクリーチャーコンビは、神河/Kamigawaより碑出告/Hidetsugu)と開璃/Kairi)。ETB渦まく知識/Brainstormを、PIG対戦相手を対象に自分のライブラリーを利用したライフロスかつインスタントソーサリーコスト踏み倒しを行う。

色拘束は強いが5マナ5/4のフライヤーであり、戦場に出た時点でカード・アドバンテージを得られるのは嬉しい。近年では珍しく占術でも濾過でもなく引いてライブラリーの一番上に戻すため、シャッフルを併用しない限りは不要なカードを戻しても引き直す羽目になるが、元から手札にあったカードも選べるため融通は効く。死亡誘発の方は、めくれるカード次第では大きな数値のライフロスと追加のアドバンテージを得られる。運任せだと土地がめくれる確率も低くないため出来ればライブラリー操作と組み合わせたい。往年のドラコ爆発よろしく大ダメージを狙うのも面白い。別途サクり台を用意する、自爆特攻で迎撃させる等してETBの積み込みをスムーズに活かしてPIGを使うといった用途になるか。伝説のクリーチャーでありながら、ETBで積み込みPIGで大ダメージのコンボ的な動きを行うため、2体目を戦場に出して1体目をレジェンド・ルール死亡させてもメリットが大きくなりやすく、複数枚積んでも問題になりづらいのも長所といえる。

リミテッドではこれ自身が飛行を持つファッティということで強力。終盤に出した場合は疑似的に3ターン先までに引くはずのカードにアクセス出来るため、今引き勝負になった時に非常に強い。死亡誘発もリミテッドの性質上使えるかどうかは微妙なラインだがダメージレースになると地味に嫌らしく、除去されても最後の数点を削り取っていく場合もあるだろう。

構築では性質的には堅実にアドバンテージを稼いでいくコントロールデッキに高い適性を持つ。インスタント、ソーサリーを多く採用したデッキのフィニッシャーとしての役割が基本となるだろう。死亡誘発を能動的に使えるサクリファイスにも一定の適正があるが、コンボと併用するなりしてそのターン中にゲームを決める算段がついてない限り、このサイズのクリーチャーを生け贄にするのはリスクが高いので運用は慎重に。死亡誘発の例に漏れず追放には弱いこともあり、特に相手は注意が必要となる。登場時のスタンダードでは爆発的特異性/Explosive Singularityを積み込んでから死亡させ、マナ総量分のライフロスで10点、呪文の効果で10点。計20点のワンショットキルを狙うグリクシス・シンギュラリティが登場した。

カードプール増加に伴い押し出し+引き抜き/Push+Pullなど相性のいいリアニメイトカードも登場し、自発的に墓地に行くことやレジェンド・ルールを利用してのループも可能で、2枚目の押し出し+引き抜き/Push+Pull多元宇宙の突破/Breach the Multiverseなどを組み合わせれば大量のアドバンテージを稼いだり一瞬で相手のライフを削り取る事もできる。

関連カード

碑出告
開璃

サイクル

機械兵団の進軍の2人のキャラクターがコンビになった伝説のクリーチャーサイクルレアに2色の組み合わせの10枚が、神話レアに楔の3色の組み合わせの5枚が存在する。

これらのストーリー上での扱いは公式記事の『機械兵団の進軍』の伝説のチームたちを参照。

レア
神話レア

ジャンプスタート・ブースター用カードにも単色スーラクと殺し爪/Surrak and Goreclawが存在する。

脚注

  1. 『機械兵団の進軍』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(MTG日本公式 2023年4月8日)

参考

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