分割カード

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分割カード/Split Card

インベイジョン・ブロック初出のカード。 これらのカードは1枚のカードに小さな2枚のカードが並べて印刷されている。 プレイの際にはどちらかを選び、選んだ方の特性を持ってスタックに乗る。

スタック上では選ばれたカードの性質のみを持つが、スタック以外の場所では2枚のカードの両方の性質を持つ。 点数で見たマナ・コストを参照する際に、別々に見るのか合計値を見るのかが場合によって違うために混乱している人が多いが、よくよく考えればどうということもない。

  • 分割カードの特性を参照して何かする効果は、2つの特性の組み合わせを答えとして参照する。
  • 分割カードの特性が何であるかを問う効果は、2つの特性に対しての答えの論理和を回答とする。すなわち、どちらかが「はい」なら全体の答えも「はい」である。
  • 例:暴行+殴打/Assault+Batteryの点数で見たマナ・コストは「1」であり「4」でもある(暴行の分が1、殴打の分が4)。「5」ではない。
    • 生き返りの蒸気/Reviving Vaporsでは、得られるライフは「1」と「4」、すなわち結果的に計5点となる。
    • 虚空/Voidで「1」と宣言されると、「1」でもあるので影響を受ける。「4」と宣言された場合も、「4」でもあるので影響を受ける。(「5」と宣言されたときは影響を受けない)

インベイジョンでは友好色の組み合わせの5種類、アポカリプスでは対抗色の組み合わせの5種類が登場。 2枚のカードの名前が、インベイジョンでは類義語、アポカリプスでは対義語の組になっている辺り芸が細かい。 ただし、増進+衰退/Wax+Waneだけは友好色なのに対義語。

ディセンションでは3色カードとして友好色の組み合わせの5種類(アンコモン)、対抗色の組み合わせの5種類(レア)が登場した。 次元の混乱では、両方とも同じ色の分割カードが、のみに稀少度別のサイクルで登場した。

分割カードのアイディア自体はアングルード用に出されたものだった。 アングルードにはB.F.M.(Big Furry Monster)という2枚のカードに分割されているカードが存在する。

横置きのカードとしてはBurning Cinder Fury of Crimson Chaos Fire以来。 エラーカードだと思ってネットオークションに出品してしまった人や切り離してしまった人もいた。

  • 神河謀叛の「群れ」のコストとして分割カードをゲームから取り除く場合、2つある点数で見たマナ・コストのどちらを選んでもよい。なぜなら、スタック上にない分割カードは、2つのマナ・コストと2つ(以上)の色を持っており、特性の参照に関しては、お互いに「関連」してはいないからである。

このとき、抵抗+救難/Stand+Deliverの点数で見たマナ・コストは「1」と「3」なので、X=1の場合とX=3の場合のどちらでも使うことができる。「1」の側である「抵抗」は青ではないが、この場合はカード全体で見るため問題ない。 なお、「4」ではないのでX=4の場合には使えないことにも注意。

  • インベイジョンの分割カードの名前は、「"名前A" and "名前B"」で意味のある単語になっている。例えば「assault and battery」には「暴力行為」、「wax and wane」には「(月の)満ち欠け」という意味がある。

アンヒンジドの分割カードは文章構成の基本、「5W1H」より。

  • 分割カードのおかげでカードを横向きにおく場合どちらが上なのかはっきりした。

キッチリ整頓したい人には意外とありがたいことである。

インベイジョンの分割カード

アポカリプスの分割カード

アンヒンジドの分割カード

ディセンションの分割カード

次元の混乱の分割カード

参考

総合ルール

引用:総合ルール 20231117.0

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