The Abyss

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[[あなた|使用者]]側も等しく損害を受けてしまうのがネックであるため、これで破壊されることがないクリーチャーを併用する例が多い。破壊範囲に入っていない[[アーティファクト・クリーチャー]]はもちろん、この[[能力]]は[[対象]]を取るため[[プロテクション]]([[黒]])や[[被覆]]を持つクリーチャーもよい。現在では[[破壊不能]]持ちクリーチャーも適任だろう。また[[ノンクリーチャー]]のデッキで使うことも考えられる。
 
[[あなた|使用者]]側も等しく損害を受けてしまうのがネックであるため、これで破壊されることがないクリーチャーを併用する例が多い。破壊範囲に入っていない[[アーティファクト・クリーチャー]]はもちろん、この[[能力]]は[[対象]]を取るため[[プロテクション]]([[黒]])や[[被覆]]を持つクリーチャーもよい。現在では[[破壊不能]]持ちクリーチャーも適任だろう。また[[ノンクリーチャー]]のデッキで使うことも考えられる。
  
*当時の[[ルール文章]]で使われていた「[[埋葬]]する」の語を改めるに際し、「[[破壊]]する。それは[[再生]]できない」の方が選ばれた。対象のクリーチャーはその[[コントローラー]]が選ぶので、「[[生け贄に捧げる]]」のほうが自然なようにも思えるが、おかげで前述のように破壊不能クリーチャーとの強い[[シナジー]]が生まれることになった。
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*当時の[[ルール文章]]で使われていた「[[埋葬]]する」の語を改めるに際し、「[[破壊]]する。それは[[再生]]できない」の方が選ばれた。対象のクリーチャーはその[[コントローラー]]が選ぶので、「[[生け贄に捧げる]]」のほうが自然なようにも思えるが、おかげで前述のように破壊不能クリーチャーとの強い[[シナジー]]が生まれることになった。下記の関連カード群を見ての通り、後年に作られた亜種の殆どが[[生け贄]]形式なので、このカード独自の特性として貴重。
 
*{{Gatherer|id=201167}}はかなり怖い。
 
*{{Gatherer|id=201167}}はかなり怖い。
  
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==関連カード==
 
==関連カード==
*[[墓への呼び声/Call to the Grave]] - [[アクティブ・プレイヤー]]が生け贄として選ぶ方式。[[ゾンビ]]・クリーチャー以外に影響。[[戦場]]にクリーチャーが存在しないと生け贄に捧げられる。([[スカージ]])
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[[アップキープ]]毎に各プレイヤーが[[パーマネント]]を削らされるカード。特記しない限りクリーチャーのみに作用する黒のエンチャントで、そのアップキープのアクティブ・プレイヤーが生け贄として選ぶ方式。この種の効果の単発式カードは[[無垢の血/Innocent Blood]]の項を、逆に各プレイヤーに[[ドロー]]を増やさせるものは[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]参照。
*[[上位の大峨、苦御/Kuon, Ogre Ascendant]] - [[反転カード]][[アクティブ・プレイヤー]]が生け贄として選ぶ方式。クリーチャーの種類を選ばずに影響。([[神河救済]])
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*[[Mana Vortex]] - [[土地]]のみに影響。戦場に出す際にも[[土地]]1つの生け贄が必要。戦場に土地が存在しないと生け贄に捧げられる。[[青]]3マナ。([[ザ・ダーク]])
*[[深淵の大魔術師/Magus of the Abyss]] - [[アクティブ・プレイヤー]]が破壊対象を選ぶ方式の、The Abyss内蔵クリーチャー。([[未来予知]])
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**[[破壊的な流動/Destructive Flow]] - [[基本でない土地]]のみに影響。[[黒赤緑]]3マナ。([[プレーンシフト]])
*[[魂の汚染者/Defiler of Souls]] - [[アクティブ・プレイヤー]]が生け贄として選ぶ方式。[[多色]]のクリーチャーで、[[単色]]のクリーチャーのみに影響。([[アラーラ再誕]])
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*[[Dystopia]] - [[緑]]か[[白]]のパーマネントのみに影響。[[累加アップキープ]]で[[ライフ]]1点を支払う。3マナ。([[アライアンス]])
*[[遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage]] - この[[コントローラー]][[アップキープ]]の開始時に、各プレイヤーが生け贄として選ぶ方式。[[伝説のクリーチャー]]である[[吸血鬼]]で、吸血鬼・クリーチャー以外に影響。([[ワールドウェイク]])
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*[[アクーの柱状墳墓/Pillar Tombs of Aku]] - [[ワールド・エンチャント]]。ただしライフ5点を支払ってこれ自体の破棄も選択できる。4マナ。([[ビジョンズ]])
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*[[生命維持コード/Umbilicus]] - アクティブ・プレイヤーが[[バウンス]]対象として選ぶ方式。パーマネント全般に影響。ただしライフ2点で拒否できる。4マナのアーティファクト。([[ウルザズ・サーガ]])
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**[[ついえし希望/Sunken Hope]] - アクティブ・プレイヤーがバウンス対象として選ぶ方式。青5マナ。(プレーンシフト)
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**[[血時計/Blood Clock]] - 生命維持コードの[[同型再版]]。([[神河救済]])
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*[[陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion]] - クリーチャーか土地かアーティファクトにも影響。4マナの[[伝説のクリーチャー]]。([[オデッセイ]])
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*[[墓への呼び声/Call to the Grave]] -[[ゾンビ]]以外のクリーチャーに影響。戦場にクリーチャーが存在しないと生け贄に捧げられる。5マナ。([[スカージ]]
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*[[腐食ナメクジ/Molder Slug]] - アーティファクトにのみ影響。緑5マナのクリーチャー。([[ミラディン]])
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*[[上位の大峨、苦御/Kuon, Ogre Ascendant]] - 3マナの[[反転カード]]。反転条件は1ターン内に3体以上のクリーチャーが[[死亡]]する事。(神河救済)
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*[[悲哀をもたらす悪魔/Woebringer Demon]] - ただし捧げられるクリーチャーいないと、これが生け贄になってしまう。5マナのクリーチャー。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
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*[[深淵の大魔術師/Magus of the Abyss]] - アクティブ・プレイヤーが破壊対象を選ぶ方式の、The Abyssと同能力そのもの内蔵4マナクリーチャー。([[未来予知]])
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*[[魂の汚染者/Defiler of Souls]] - [[単色]]のクリーチャーのみに影響。[[赤黒]]6マナのクリーチャー。([[アラーラ再誕]]
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*[[世界を鎮める者/World Queller]] - これのコントローラーのアップキープに、各プレイヤーが生け贄として選ぶ方式。あなたが指定した[[タイプ]]のパーマネントにのみ影響。白5マナのクリーチャー。([[ゼンディカー]])
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*[[遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage]] - これのコントローラーのアップキープに、各プレイヤーが生け贄として選ぶ方式。5マナの[[吸血鬼]]で、吸血鬼以外のクリーチャーに影響。([[ワールドウェイク]]
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*[[予言された壊滅/Doom Foretold]] - [[トークン]]でも土地でもないパーマネントのみに影響。捧げられるパーマネントがないと生け贄に捧げられるが、その場合2点[[ドレイン]]と1[[ハンデス]]1ドロー2/2[[警戒]]トークンをこれのコントローラーが得る。[[白黒]]4マナ。([[エルドレインの王権]])
  
*[[Zzzyxas's Abyss]] - [[銀枠]]。このコントローラーのアップキープの開始時に、[[土地]]でない[[パーマネント]]の中で英名順で最初の[[カード名]]を持つものを破壊する。([[アンヒンジド]])
 
  
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*[[Zzzyxas's Abyss]] - [[銀枠]]。これのコントローラーのアップキープの開始時に、土地でないパーマネントの中で英名順で最初の[[カード名]]を持つものを破壊するパロカード。([[アンヒンジド]])
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これと似た、対象が自動決定されてしまう形式のものは[[Drop of Honey]]の項を参照。
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])

2019年10月1日 (火) 20:00時点における版


The Abyss (3)(黒)
ワールド・エンチャント

各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーが選んだ自分がコントロールするアーティファクトでないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。


古えの凶悪エンチャントの1つ。毎ターンアクティブ・プレイヤーの非アーティファクトクリーチャーを1体ずつ破壊する。

ビートダウンデッキにとっては、毎ターン恐怖/Terrorが飛んでくるようなものである。じわじわと締め上げるようにボードコントロールを握ることができる。これ単体では挙動が悠長な感もあるが、他の除去や時間稼ぎ手段と組み合わさったときの凶悪さは筆舌に尽くしがたく、Moatとの組み合わせはしばしばクリーチャーデッキを封殺した。

使用者側も等しく損害を受けてしまうのがネックであるため、これで破壊されることがないクリーチャーを併用する例が多い。破壊範囲に入っていないアーティファクト・クリーチャーはもちろん、この能力対象を取るためプロテクション()や被覆を持つクリーチャーもよい。現在では破壊不能持ちクリーチャーも適任だろう。またノンクリーチャーのデッキで使うことも考えられる。

  • 当時のルール文章で使われていた「埋葬する」の語を改めるに際し、「破壊する。それは再生できない」の方が選ばれた。対象のクリーチャーはそのコントローラーが選ぶので、「生け贄に捧げる」のほうが自然なようにも思えるが、おかげで前述のように破壊不能クリーチャーとの強いシナジーが生まれることになった。下記の関連カード群を見ての通り、後年に作られた亜種の殆どが生け贄形式なので、このカード独自の特性として貴重。
  • イラストはかなり怖い。

ルール

  • いずれのプレイヤーターン誘発したときも、この能力のコントローラーは常にThe Abyssのコントローラーである。
    • 対戦相手コントロールする呪禁クリーチャーを対象にとることはできない。
    • 逆に、自分がコントロールする呪禁クリーチャーを対象にとることはできてしまう。被覆ならば対象にとらずに済む。呪禁より被覆が有効に働く数少ないケースのひとつである。
  • 適正な対象が1枚でもあるなら、それを選んで対象としなければならない。

関連カード

アップキープ毎に各プレイヤーがパーマネントを削らされるカード。特記しない限りクリーチャーのみに作用する黒のエンチャントで、そのアップキープのアクティブ・プレイヤーが生け贄として選ぶ方式。この種の効果の単発式カードは無垢の血/Innocent Bloodの項を、逆に各プレイヤーにドローを増やさせるものは吠えたける鉱山/Howling Mine参照。


これと似た、対象が自動決定されてしまう形式のものはDrop of Honeyの項を参照。

参考

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