ストーム

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(その他)
34行: 34行:
 
*このような対処のしづらさと、十分にストームが溜まった時の致命的な威力、コンボデッキの前準備としての[[軽い]][[マナ加速]]との噛み合いから、ストーム呪文が使える全ての環境でストーム呪文を[[エンドカード]]としたデッキが活躍している →[[ストーム (デッキ)]]。
 
*このような対処のしづらさと、十分にストームが溜まった時の致命的な威力、コンボデッキの前準備としての[[軽い]][[マナ加速]]との噛み合いから、ストーム呪文が使える全ての環境でストーム呪文を[[エンドカード]]としたデッキが活躍している →[[ストーム (デッキ)]]。
 
**もっとも有名な[[カード]]は[[精神の願望/Mind's Desire]]であり、[[オンスロート・ブロック]]当時の[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]で大活躍した。そのまま[[デッキ]]名にすらなっている(→[[デザイア]])。
 
**もっとも有名な[[カード]]は[[精神の願望/Mind's Desire]]であり、[[オンスロート・ブロック]]当時の[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]で大活躍した。そのまま[[デッキ]]名にすらなっている(→[[デザイア]])。
**[[ヴィンテージ]]([[Type1]])では、[[パワー9]]をはじめとする強力な軽い呪文が多いため、その効果を最大限に発揮できる。上記の精神の願望は[[トーナメント]]で使用可能となると同時に[[制限カード]]に指定された(これは史上最速の制限記録である)ものの、[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]を[[エンドカード]]に据えた[[ロング・デック]]やその後継デッキが[[環境]]をズタズタにし、多数の制限カードを生んだ。
+
**[[ヴィンテージ]]([[タイプ1]])では、[[パワー9]]をはじめとする強力な軽い呪文が多いため、その効果を最大限に発揮できる。上記の精神の願望は[[トーナメント]]で使用可能となると同時に[[制限カード]]に指定された(これは史上最速の制限記録である)ものの、[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]を[[エンドカード]]に据えた[[ロング・デック]]やその後継デッキが[[環境]]をズタズタにし、多数の制限カードを生んだ。
 
**[[レガシー]]にもヴィンテージほどではないが軽量優良呪文が多数存在するため、苦悶の触手をゴールにしたデッキが一時期の環境を支配してしまった。前述のストーム対策カードの登場で支配率は大幅に抑えられたものの、常に油断ならないデッキタイプの一つである。
 
**[[レガシー]]にもヴィンテージほどではないが軽量優良呪文が多数存在するため、苦悶の触手をゴールにしたデッキが一時期の環境を支配してしまった。前述のストーム対策カードの登場で支配率は大幅に抑えられたものの、常に油断ならないデッキタイプの一つである。
 
**[[時のらせんブロック]]で再登場した際の[[スタンダード]]でも、[[ドラゴンストーム]]や[[ゴブリンストーム]]などが活躍した。
 
**[[時のらせんブロック]]で再登場した際の[[スタンダード]]でも、[[ドラゴンストーム]]や[[ゴブリンストーム]]などが活躍した。

2016年12月10日 (土) 19:50時点における版

ストーム/Storm
種別 誘発型能力
登場セット スカージ
時のらせん
未来予知
統率者
CR CR:702.40

ストーム/Stormは、スカージで初登場し、時のらせんブロック統率者で再登場したキーワード能力。この能力を持つ呪文唱えたときに誘発する誘発型能力である。


Tendrils of Agony / 苦悶の触手 (2)(黒)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)


定義

ストーム/Stormは、「あなたがこの呪文唱えたとき、このターン、この呪文より前に唱えられた呪文1つにつき、この呪文のコピーを1つスタックに置く。この呪文が対象を取る場合、あなたはそれぞれのコピーの対象を選びなおしてもよい。」を意味する。

解説

ストームを持つ呪文が唱えられたとき、そのターンに、ストーム呪文より前に唱えられた呪文の数のコピーを生成する能力である。

ルール

  • 呪文のコピーをスタックに置くことは「唱える」ではない。ストームによりスタックに置かれた呪文のコピーは唱えられていないので、後にストームが誘発したときには唱えられた呪文の数としてカウントされない。
    • 等時の王笏/Isochron Scepterのように、カードのコピーを唱える能力との違いに注意。この場合は「唱える」ため、唱えられた呪文の数に考慮される。
  • 処理の順番としては、ストームを持つ呪文がスタックに乗る→コピーを作る能力が誘発し、スタックに乗る→誘発型能力が解決される→コピーが(複数)スタックに乗る→コピーが順次解決される→最後に本体の呪文が解決される、というものになる。
    • ストームを持つ呪文が打ち消されたとしても、誘発型能力は呪文を唱えた時点でスタックに乗っているので、それが解決された時点で最後の情報を参照してコピーが作られる。
    • もみ消し/Stifleなどで誘発型能力を打ち消してしまえば、コピーの生成は根こそぎ阻止できる。ただし当然ながら、元の呪文には何も影響しないため、元の呪文はそのまま解決される。
  • コピーの対象を選び直さないことにしてもよい(その場合、コピー元と同じ対象を取る)。また、複数のコピーが同じ対象を取ってもよい。
  • カウントされるのはストームを持つ呪文よりも前に唱えられた呪文だけである。ストームが誘発した後、解決されるまでに他の呪文が唱えられたとしても、それはカウントされない。

その他

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif