世界選手権
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− | '''世界選手権''' | + | '''世界選手権'''/''World Championship''は、[[プレミアイベント]]の種別である。略して「'''Worlds'''」とも表記される。 |
==概要== | ==概要== | ||
− | + | 1年に1回行なわれる、MTG最高峰の大会。各シーズンの最後に開催され、[[地域チャンピオンシップ]]や[[プロツアー]]などで好成績を残したプレイヤーのみが招待される。 | |
− | + | 優勝すると、[[プレイヤー・スポットライト・カード]]となる権利を得られる。 | |
− | === | + | ===過去の概要=== |
+ | ====2022年までの概要==== | ||
+ | 「個人戦で最強のプレイヤーは誰か?」を決める趣旨で行なわれ、世界でたった16〜32人しか招待されない、極めて出場難度の高いイベント。代わりに参加者には往復の交通手段・参加期間中の宿泊施設と食事・イベントで使用するサプライ品などさまざまな物が提供され、最高峰の大会に相応しい待遇を受けることができる。 | ||
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+ | 出場難易度の高さに加え、使用されるフォーマットの難度も最高レベル。2012年は練習が極めて難しい[[キューブ・ドラフト]]が導入され、2013年-2015年はカードプールの違うドラフト2種+[[スタンダード]]+[[モダン]][[構築]]という複合イベントとなり、マジックすべてにおける幅広い知識が試される。 | ||
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+ | *競技マジックのイベント体制変更により、[[2020年]]シーズンの世界選手権は不開催となり、代替イベントとして[[2020年シーズン・グランドファイナル]]が開催された。 | ||
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+ | 2011年までの世界選手権は、[[プロツアー]]の1つである。 | ||
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+ | 基本的に予選ラウンドでは[[スタンダード]]とその他の[[構築]][[フォーマット]]および[[リミテッド]]([[ブースター・ドラフト]])、決勝ラウンドではスタンダードが採用される。 | ||
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+ | その他の構築フォーマットは、近年では[[エクステンデッド]]が採用されることが多いが、[[世界選手権07]]では[[レガシー]]が、[[世界選手権11]]では[[モダン]]が採用されている。 | ||
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+ | 以前は、1年交代でブースター・ドラフトと[[ロチェスター・ドラフト]]、[[ブロック構築]]とエクステンデッドが交互に行われていた。しかし[[世界選手権06]]はその例に漏れ、2年連続でブースター・ドラフトとエクステンデッドが行われた。これはロチェスター・ドラフトがプロツアーの採用フォーマットから外されたため、また、世界選手権の開催時期が年末に移行したことで、ブロック構築ではエキスパンションが1つしかなく、採用しづらくなったためである。 | ||
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+ | [[2012年]]のイベント再編により、国別対抗戦が[[ワールド・マジック・カップ]]に独立され、世界選手権の代わりに[[プレイヤー選手権12]]が開催された。[[2013年]]と[[2014年]]は'''ワールズ・ウィーク'''/''Worlds Week''と称して世界選手権と同時進行で行われた。 | ||
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+ | 2012年以降の世界選手権の成績はプロツアーと同じとして扱われなくなり、プロツアーベスト8の数としてはカウントされなくなった。 | ||
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+ | ==参加資格== | ||
+ | *前回の世界選手権の上位入賞者 | ||
+ | *[[プロツアー]]で12勝以上(またはトップ8入賞)の成績を収めたプレイヤー | ||
+ | *[[Magic Online Champions Showcase]]の優勝者と準優勝者 | ||
+ | *[[アリーナ・チャンピオンシップ]]の優勝者と準優勝者 | ||
+ | *[[地域チャンピオンシップ]]の優勝者(アメリカ、EMEA、日本では準優勝者も) | ||
+ | *シーズン中のプロツアーの[[プロツアー#精算マッチ・ポイント|精算マッチ・ポイント]]の上位32人(32位のプレイヤーが同率で複数いる場合はその全員) | ||
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+ | ===過去の招待枠=== | ||
+ | ====2022年==== | ||
*前年度世界選手権優勝者 | *前年度世界選手権優勝者 | ||
+ | *各[[チャンピオンシップ]]の上位6人 | ||
+ | *[[マジック・プロリーグ21-22]]または[[ライバルズ・リーグ21-22]]所属選手で、シーズンにおける世界選手権予選ポイント獲得上位5人 | ||
+ | *マジック・プロリーグ21-22またはライバルズ・リーグ21-22所属に所属していないプレイヤーで、シーズンにおける世界選手権予選ポイント獲得上位8人 | ||
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+ | ====2021年==== | ||
+ | *前年度世界選手権優勝者 | ||
+ | *[[マジック・プロリーグ20-21]]上位4人 | ||
+ | *[[ライバルズ・リーグ20-21]]上位4人 | ||
+ | *[[MPLガントレット21]]の優勝者および準優勝者 | ||
+ | *[[ライバルズ・ガントレット21]]の優勝者 | ||
+ | *[[チャレンジャー・ガントレット21]]の上位4人 | ||
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+ | ====2019年==== | ||
+ | *前年度世界選手権優勝者(※1) | ||
*当該年度における各[[ミシックチャンピオンシップ]]の優勝者 | *当該年度における各[[ミシックチャンピオンシップ]]の優勝者 | ||
− | *[[マジック・プロリーグ]]プレイヤーの中で、当該年度における[[ミシック・ポイント]] | + | *[[マジック・プロリーグ]]プレイヤーの中で、当該年度における[[ミシック・ポイント]]ランキング4位以内 |
− | * | + | *非マジック・プロリーグプレイヤーの中で、当該年度におけるミシック・ポイントランキング4位以内 |
− | + | 世界選手権、またはミシックチャンピオンシップ優勝者が他の権利を得ている場合、その権利は当該グループ内下の順位のプレイヤーに繰り下がる。 | |
− | === | + | ====2018年==== |
*前シーズンにおける各[[プロツアー]]の優勝者 | *前シーズンにおける各[[プロツアー]]の優勝者 | ||
*前シーズンにおける各地域のプロ・ポイントによるランキング上位から選出(※1) | *前シーズンにおける各地域のプロ・ポイントによるランキング上位から選出(※1) | ||
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※3.<br>2012,2013年は招待選手の総数16名になるまで。2014年以降は総数24名に拡張された。([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptths13/Updating_Pro_Tour 参考]) | ※3.<br>2012,2013年は招待選手の総数16名になるまで。2014年以降は総数24名に拡張された。([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptths13/Updating_Pro_Tour 参考]) | ||
− | ===廃止された招待枠=== | + | ====廃止された招待枠==== |
*前シーズンの[[ルーキー・オブ・ザ・イヤー]](2014年) | *前シーズンの[[ルーキー・オブ・ザ・イヤー]](2014年) | ||
*前年度[[ワールド・マジック・カップ]]優勝国のキャプテン(2014年-2015年) | *前年度[[ワールド・マジック・カップ]]優勝国のキャプテン(2014年-2015年) | ||
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*[[マジック・プロツアー殿堂]]表彰者の中で、前シーズンにおけるプロ・ポイント1位(2016年) | *[[マジック・プロツアー殿堂]]表彰者の中で、前シーズンにおけるプロ・ポイント1位(2016年) | ||
− | ※1.<br>同一シーズンのすべてのグランプリから獲得したポイントを考慮する。 ([http://mtg-jp.com/publicity/0014297/ 参考]) | + | ※1.<br>同一シーズンのすべてのグランプリから獲得したポイントを考慮する。 ([http://mtg-jp.com/publicity/0014297/ 参考])<br> |
− | ※2.<br> | + | ※2.<br>2019年に復活。 |
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− | === | + | ====〜2011年==== |
+ | *前回世界選手権 ベスト8入賞者 | ||
+ | *前年度[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]] | ||
+ | *[[プロプレイヤーズ・クラブ]] レベル4以上(※1) | ||
+ | *[[マジック・プロツアー殿堂]]表彰者 | ||
+ | *[[国別選手権]] 優勝 | ||
+ | *国別選手権 ベスト4入賞者 (招待制で開催の国別選手権のみ) | ||
+ | *Magic Online World Championship参加者(2009年新設枠) | ||
+ | *DCI[[レーティング]]による各地域の上位から選出(※2) | ||
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+ | ※1.プロプレイヤーズ・クラブのレベル3は、プロツアー出場権を使用すると世界選手権が出場できる。<br> | ||
+ | ※2.北米、ヨーロッパ、中南米の50位以内。日本、アジア太平洋の25位以内。 | ||
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+ | ==賞金とプロポイント== | ||
+ | ===2017年=== | ||
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※プロツアー・ポイント:最終順位に関係なく、スイスドローで4勝目から1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。 | ※プロツアー・ポイント:最終順位に関係なく、スイスドローで4勝目から1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。 | ||
− | === | + | ===2014年-2015年=== |
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※[[プロツアー・ポイント]]:最終順位に関係なく、スイスドロー1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。 | ※[[プロツアー・ポイント]]:最終順位に関係なく、スイスドロー1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。 | ||
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==大会記録と歴代優勝者== | ==大会記録と歴代優勝者== | ||
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|[[世界選手権97|1997年]]||[[Jakub Slemr]]||[[5CB]]([[スタンダード]])||シアトル||[[ロチェスター・ドラフト]]、[[スタンダード]]、[[エクステンデッド]] | |[[世界選手権97|1997年]]||[[Jakub Slemr]]||[[5CB]]([[スタンダード]])||シアトル||[[ロチェスター・ドラフト]]、[[スタンダード]]、[[エクステンデッド]] | ||
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− | |[[世界選手権98|1998年]]||[[Brian | + | |[[世界選手権98|1998年]]||[[Brian Selden]]||[[ナイトメア・サバイバル]]([[スタンダード]])||シアトル||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]、[[テンペスト・ブロック構築]] |
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|[[世界選手権99|1999年]]||[[Kai Budde]]||[[赤茶単]]([[スタンダード]])||横浜||[[スタンダード]]、[[ロチェスター・ドラフト]]、[[エクステンデッド]] | |[[世界選手権99|1999年]]||[[Kai Budde]]||[[赤茶単]]([[スタンダード]])||横浜||[[スタンダード]]、[[ロチェスター・ドラフト]]、[[エクステンデッド]] | ||
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|[[世界選手権11|2011年]]||[[彌永淳也]]||[[赤緑コントロール#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|赤緑ケッシグ]]([[スタンダード]])||サンフランシスコ||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]、[[モダン]] | |[[世界選手権11|2011年]]||[[彌永淳也]]||[[赤緑コントロール#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|赤緑ケッシグ]]([[スタンダード]])||サンフランシスコ||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]、[[モダン]] | ||
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− | |[[プレイヤー選手権12|2012年]]||[[渡辺雄也]]||[[黒赤緑ビートダウン#アラーラの断片ブロック期|ジャンド]] | + | |[[プレイヤー選手権12|2012年]]||[[渡辺雄也]]||[[黒赤緑ビートダウン#アラーラの断片ブロック期|ジャンド]](モダン)||シアトル||[[キューブ・ドラフト]]、[[ブースター・ドラフト]]、[[モダン]] |
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|[[世界選手権13|2013年]]||[[Shahar Shenhar]]||[[フラッシュ|トリコフラッシュ]]([[スタンダード]])、[[トリコロール#モダン|青白赤]]([[モダン]])||アムステルダム||[[ブースター・ドラフト]]2種([[Modern Masters]]、[[基本セット2014]])、[[スタンダード]]、[[モダン]] | |[[世界選手権13|2013年]]||[[Shahar Shenhar]]||[[フラッシュ|トリコフラッシュ]]([[スタンダード]])、[[トリコロール#モダン|青白赤]]([[モダン]])||アムステルダム||[[ブースター・ドラフト]]2種([[Modern Masters]]、[[基本セット2014]])、[[スタンダード]]、[[モダン]] | ||
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|[[世界選手権16|2016年]]||[[Brian Braun-Duin]]||[[人間 (デッキ)#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|バント人間カンパニー]]([[スタンダード]])、[[エルドラージ (デッキ)#緑白青|バント・エルドラージ]]([[モダン]])||シアトル||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]、[[モダン]] | |[[世界選手権16|2016年]]||[[Brian Braun-Duin]]||[[人間 (デッキ)#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|バント人間カンパニー]]([[スタンダード]])、[[エルドラージ (デッキ)#緑白青|バント・エルドラージ]]([[モダン]])||シアトル||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]、[[モダン]] | ||
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− | |[[世界選手権17|2017年]]||[[William Jensen]]||[[ | + | |[[世界選手権17|2017年]]||[[William Jensen]]||[[ティムール・エネルギー]]([[スタンダード]])||マサチューセッツ||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]] |
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|[[世界選手権18|2018年]]||[[Javier Dominguez]]||[[黒赤ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|赤黒アグロ]]([[スタンダード]])||ラスベガス||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]([[ドミナリア]]) | |[[世界選手権18|2018年]]||[[Javier Dominguez]]||[[黒赤ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|赤黒アグロ]]([[スタンダード]])||ラスベガス||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]([[ドミナリア]]) | ||
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+ | |[[世界選手権19|2019年]]||[[Paulo Vitor Damo da Rosa]]||[[青白コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|アゾリウス・コントロール]]([[スタンダード]])||ホノルル||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]([[テーロス還魂記]]) | ||
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+ | |[[世界選手権21|2021年]]||[[高橋優太]]||[[青赤コントロール#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|イゼット・ドラゴン]]([[スタンダード]])||オンライン||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]) | ||
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+ | |[[世界選手権22|2022年]]||[[Nathan Steuer]]||[[青黒赤コントロール|グリクシス・ミッドレンジ]]([[スタンダード]])、[[サクリファイス|ラクドス・サクリファイス]]([[エクスプローラー]])||ラスベガス||[[スタンダード]]、[[エクスプローラー]]、[[ブースター・ドラフト]]([[団結のドミナリア]]) | ||
+ | |- | ||
+ | |[[世界選手権23|2023年]]||[[Jean-Emmanuel Depraz]]||[[エスパー・レジェンズ#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|エスパー・レジェンズ]]([[スタンダード]])||ラスベガス||[[スタンダード]]、[[ブースター・ドラフト]]([[エルドレインの森]]) | ||
|} | |} | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://magic.gg/world-championship World Championship] |
*[[プロツアー成績ランキング]] | *[[プロツアー成績ランキング]] | ||
*[[トーナメント用語]] | *[[トーナメント用語]] | ||
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2023年10月6日 (金) 22:07時点における最新版
世界選手権/World Championshipは、プレミアイベントの種別である。略して「Worlds」とも表記される。
目次 |
[編集] 概要
1年に1回行なわれる、MTG最高峰の大会。各シーズンの最後に開催され、地域チャンピオンシップやプロツアーなどで好成績を残したプレイヤーのみが招待される。
優勝すると、プレイヤー・スポットライト・カードとなる権利を得られる。
[編集] 過去の概要
[編集] 2022年までの概要
「個人戦で最強のプレイヤーは誰か?」を決める趣旨で行なわれ、世界でたった16〜32人しか招待されない、極めて出場難度の高いイベント。代わりに参加者には往復の交通手段・参加期間中の宿泊施設と食事・イベントで使用するサプライ品などさまざまな物が提供され、最高峰の大会に相応しい待遇を受けることができる。
出場難易度の高さに加え、使用されるフォーマットの難度も最高レベル。2012年は練習が極めて難しいキューブ・ドラフトが導入され、2013年-2015年はカードプールの違うドラフト2種+スタンダード+モダン構築という複合イベントとなり、マジックすべてにおける幅広い知識が試される。
- 競技マジックのイベント体制変更により、2020年シーズンの世界選手権は不開催となり、代替イベントとして2020年シーズン・グランドファイナルが開催された。
[編集] 2011年までの概要
2011年までの世界選手権は、プロツアーの1つである。
基本的に予選ラウンドではスタンダードとその他の構築フォーマットおよびリミテッド(ブースター・ドラフト)、決勝ラウンドではスタンダードが採用される。
その他の構築フォーマットは、近年ではエクステンデッドが採用されることが多いが、世界選手権07ではレガシーが、世界選手権11ではモダンが採用されている。
以前は、1年交代でブースター・ドラフトとロチェスター・ドラフト、ブロック構築とエクステンデッドが交互に行われていた。しかし世界選手権06はその例に漏れ、2年連続でブースター・ドラフトとエクステンデッドが行われた。これはロチェスター・ドラフトがプロツアーの採用フォーマットから外されたため、また、世界選手権の開催時期が年末に移行したことで、ブロック構築ではエキスパンションが1つしかなく、採用しづらくなったためである。
2012年のイベント再編により、国別対抗戦がワールド・マジック・カップに独立され、世界選手権の代わりにプレイヤー選手権12が開催された。2013年と2014年はワールズ・ウィーク/Worlds Weekと称して世界選手権と同時進行で行われた。
2012年以降の世界選手権の成績はプロツアーと同じとして扱われなくなり、プロツアーベスト8の数としてはカウントされなくなった。
[編集] 参加資格
- 前回の世界選手権の上位入賞者
- プロツアーで12勝以上(またはトップ8入賞)の成績を収めたプレイヤー
- Magic Online Champions Showcaseの優勝者と準優勝者
- アリーナ・チャンピオンシップの優勝者と準優勝者
- 地域チャンピオンシップの優勝者(アメリカ、EMEA、日本では準優勝者も)
- シーズン中のプロツアーの精算マッチ・ポイントの上位32人(32位のプレイヤーが同率で複数いる場合はその全員)
[編集] 過去の招待枠
[編集] 2022年
- 前年度世界選手権優勝者
- 各チャンピオンシップの上位6人
- マジック・プロリーグ21-22またはライバルズ・リーグ21-22所属選手で、シーズンにおける世界選手権予選ポイント獲得上位5人
- マジック・プロリーグ21-22またはライバルズ・リーグ21-22所属に所属していないプレイヤーで、シーズンにおける世界選手権予選ポイント獲得上位8人
[編集] 2021年
- 前年度世界選手権優勝者
- マジック・プロリーグ20-21上位4人
- ライバルズ・リーグ20-21上位4人
- MPLガントレット21の優勝者および準優勝者
- ライバルズ・ガントレット21の優勝者
- チャレンジャー・ガントレット21の上位4人
[編集] 2019年
- 前年度世界選手権優勝者(※1)
- 当該年度における各ミシックチャンピオンシップの優勝者
- マジック・プロリーグプレイヤーの中で、当該年度におけるミシック・ポイントランキング4位以内
- 非マジック・プロリーグプレイヤーの中で、当該年度におけるミシック・ポイントランキング4位以内
世界選手権、またはミシックチャンピオンシップ優勝者が他の権利を得ている場合、その権利は当該グループ内下の順位のプレイヤーに繰り下がる。
[編集] 2018年
- 前シーズンにおける各プロツアーの優勝者
- 前シーズンにおける各地域のプロ・ポイントによるランキング上位から選出(※1)
- 前シーズンにおける、個人戦プロツアーの構築部門から獲得したマッチポイントの1位(「構築マスター」(※3)、2016年新設枠)
- 前シーズンにおける、個人戦プロツアーのリミテッド部門から獲得したマッチポイントの1位(「ドラフト・マスター」、2016年新設枠)
- 上記に該当しないプレイヤーの中で、前シーズンにおけるプロ・ポイント全世界ランキング上位から選出(※2)
※1.
2012年-2013年以前:北米、ヨーロッパ、日本、中南米、アジア太平洋の1位。
2014年:北米、ヨーロッパ、日本、中南米、アジア太平洋の2位以内。
2015年-16年:北米の4位以内、ヨーロッパ、アジア太平洋(日本含み)の3位以内、中南米の2位以内。
2017年:北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、中南米の1位。
※2.
2017年に「スタンダード・マスター」と称された
※3.
2012,2013年は招待選手の総数16名になるまで。2014年以降は総数24名に拡張された。(参考)
[編集] 廃止された招待枠
- 前シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー(2014年)
- 前年度ワールド・マジック・カップ優勝国のキャプテン(2014年-2015年)
- 前シーズンにおけるグランプリから獲得したプロ・ポイント(※1)の1位(2015年-2016年)
- 前シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(2013年-2016年)
- 前年度世界選手権優勝者(2013年-2016年)(※2)
- 前回Magic Online Championship優勝者(2013年-2017年)
- 前シーズンにおける、2回目のプロツアー終了時点のプロ・ポイント1位(2016年)
- マジック・プロツアー殿堂表彰者の中で、前シーズンにおけるプロ・ポイント1位(2016年)
※1.
同一シーズンのすべてのグランプリから獲得したポイントを考慮する。 (参考)
※2.
2019年に復活。
[編集] 〜2011年
- 前回世界選手権 ベスト8入賞者
- 前年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
- プロプレイヤーズ・クラブ レベル4以上(※1)
- マジック・プロツアー殿堂表彰者
- 国別選手権 優勝
- 国別選手権 ベスト4入賞者 (招待制で開催の国別選手権のみ)
- Magic Online World Championship参加者(2009年新設枠)
- DCIレーティングによる各地域の上位から選出(※2)
※1.プロプレイヤーズ・クラブのレベル3は、プロツアー出場権を使用すると世界選手権が出場できる。
※2.北米、ヨーロッパ、中南米の50位以内。日本、アジア太平洋の25位以内。
[編集] 賞金とプロポイント
[編集] 2017年
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 100,000USD | ※ | 現サイクル含み5サイクル間 プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル固定 |
2 | 50,000USD | ※ | |
3-4 | 25,000USD | ※ | |
5-8 | 10,000USD | ※ | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 2,500USD | ※ |
[編集] 2016年
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 70,000USD | ※ | 次回Magic Online Championship参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 40,000USD | ※ | |
3-4 | 20,000USD | ※ | |
5-8 | 10,000USD | ※ | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 2,500USD | ※ |
※プロツアー・ポイント:最終順位に関係なく、スイスドローで4勝目から1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。
[編集] 2014年-2015年
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 50,000USD | ※ | 次回世界選手権参加権利 次回Magic Online Championship参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | ※ | |
3-4 | 10,000USD | ※ | |
5-8 | 5,000USD | ※ | |
9-16 | 3,000USD | ※ | |
17-24 | 2,000USD | ※ |
[編集] 2012年-2013年
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 40,000USD | ※ | 次回世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | ※ | |
3-4 | 10,000USD | ※ | |
5-8 | 5,000USD | ※ | |
9-16 | 1,000USD | ※ |
※プロツアー・ポイント:最終順位に関係なく、スイスドロー1勝につき1ポイント、Top4によるプレイオフ1勝につき2ポイント獲得。