希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon
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伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
[+2]:望む色の組み合わせのマナ2点を加える。
[+1]:あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、それらの追放されているカードの中からインスタントやソーサリーである呪文1つを唱えてもよい。
[-X]:最大2つを対象とする。希望の標、チャンドラはそれらにそれぞれX点のダメージを与える。
機械兵団の進軍で登場したチャンドラ。各ターン1度だけインスタント・ソーサリーをコピーする誘発型能力を持つ。忠誠度能力はマナ加速、衝動的濾過、2つまで対象にできるX火力。
- 誘発型能力
- 各ターン1度だけ、自動でインスタントやソーサリーをコピーする。
- おおむね複視/Double Visionのような能力。あちらより1マナ増えただけでプレインズウォーカーが付いてくるのはなかなかのコスト・パフォーマンス。あちらと同様、強制的にコピーを行うので融通が利きにくい点は注意。
- 厳密には複視と異なり、チャンドラを出す前に別のインスタントやソーサリーを唱えていたとしても、そのターン中にコピーを行える。
- +2能力
- 好きな色の組み合わせ2点分の色マナを加える。本人が6マナと重いため、事故の回避には基本的に役に立たない。
- 色拘束の強いカードを多色デッキでも扱いやすくはなるが、これを出した上で維持する必要がありやはり安定性は控えめ。
- 概ね前述の通り純粋なマナ加速として、ランプ系のデッキに組み込んだり、手札の呪文を可能な限り多く唱えるために使うのが無難。
- +1能力
- ライブラリーの上から5枚を追放し、その中のインスタントやソーサリー呪文1つを唱えられるようにする。
- 唱えられるカード・タイプが限定された衝動的ドローの亜種という趣で、もちろんこれで唱えた呪文も誘発型能力を消費していなければコピーしてくれる。
- -X能力
- 任意の対象2つへのX火力。既存のカードで言えば巨人の陥落/Fall of the Titansか。
- 出た時点でチャンドラを犠牲にする覚悟があれば2つへの5点火力ということで、この時点で色拘束は多少強いがあちらを怒濤込みで唱えた時とマナ効率は同等。
- 小分けにしたり、逆に忠誠カウンターを貯めて更に威力を出したりと融通がきき、便利な除去兼リーサル向け火力。
インスタント、ソーサリーを強力にサポートするプレインズウォーカー。+2能力から除去を使ってコピーしたり、-X能力でクリーチャー2体を登場と同時に処理することができる。-X能力でプレイヤーも対象にできるので単独で勝利をもぎとることもでき、押されている状況からの挽回、押している状況の最後の一押しのどちらにも強いことが魅力。
夜を照らす/Light Up the Nightとは非常に相性が良く、X火力であることはもちろん、フラッシュバック&コピーでチャンドラの忠誠度の2倍のダメージが叩き出せる。手札にある状態でチャンドラをプレイ、+2能力でX=1コピーで2点、次のターン+2能力からのフラッシュバックコピーで18点のリーサル、あるいは8マナ在り夜を照らすが墓地にある状態でチャンドラをプレイ、+2能力で4マナを確保、フラッシュバックコピーで14点と、早出しでも終盤のトップデッキでもゲームエンド級の火力が見込める。
スタンダードではラクドス・ミッドレンジに採用される。
パイオニアでは睡蓮の原野コンボのエンドカードとして用いられることがある。イゼット天啓のコンボに組み込んだ事例もある。
ルール
- コピーに関する基本的なルールはコピーおよびコピー可能な値を参照のこと。
- 唱える手順の間に希望の標、チャンドラが戦場から離れてしまったなら、コピー能力は誘発しない。例えば忘却の儀式/Rite of Oblivionの追加コストでチャンドラを生け贄に捧げてしまったらコピーされない。
- 夜を照らす/Light Up the Nightの場合、コストでチャンドラの忠誠カウンターをすべて取り除いてもチャンドラが墓地に置かれるのは唱えた後の状況起因処理なので、コピー能力は誘発する。
- 誘発回数の制限はオブジェクト1つにのみかけられており、他の同名カードには影響しない。これが一旦別の領域に移動して新しいオブジェクトになった場合は再び誘発するようになる。
- +1能力
- 基本的なルールについては衝動的ドローを参照のこと。
- 追放したカードが唱えられるかどうかは、それがスタック上で適切な特性を持つか否かで判断する(CR:601.3e)。
- 例)この能力で砕骨の巨人/Bonecrusher Giantが追放された場合、あなたはそれを踏みつけ/Stompとして唱えてよいが、砕骨の巨人としては唱えられない。
関連カード
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- 燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
- カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh - 燃え盛る炎、チャンドラ/Chandra, Roaring Flame
- 炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller
- 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
- 紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius
- 勇敢な紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Bold Pyromancer
- 炎の職工、チャンドラ/Chandra, Fire Artisan
- 新米紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Novice Pyromancer
- 炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame
- 目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno
- 炎の憤怒、チャンドラ/Chandra, Flame's Fury
- 炎の心、チャンドラ/Chandra, Heart of Fire
- 炎の触媒、チャンドラ/Chandra, Flame's Catalyst
- 勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Kill
- 希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon
- 火の後裔、チャンドラ/Chandra, Legacy of Fire
- 整炎師、チャンドラ/Chandra, Flameshaper
ストーリー
多元宇宙/Multiverseを、最愛の人を救い出すため、レン/Wrennと共に新ファイレクシア/New Phyrexiaに乗り込んだチャンドラ/Chandra。
詳細はチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)を参照。