青赤ビートダウン

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青赤ビートダウン(UR Beatdown)は、青赤2で組まれたビートダウンデッキの総称。

目次

概要

ともに小型クリーチャーサイズが小粒になりやすいため、対抗2色の組み合わせの中でもビートダウンデッキとして組まれることは稀な部類に入る。

主に青ウィニーに赤の火力を投入した、ウィニー・バーンの形態をとることが多い。

テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

基本セット2015アーティファクト戦略の中心となるカードが多数登場して以来、それを活用するデッキが模索され続けてきたが、目立った成果を上げることはできなかった。しかしそれから約1年後、マジック・オリジンカラデシュ/Kaladesh関連のカード群が登場したことで、青赤アーティファクト(UR Artifacts)、青赤アーティファクトの魂込め(UR Ensoul Artifact)などの名で呼ばれるデッキがメタの一角を占めるまでになった。



羽ばたき飛行機械/Ornithopter搭載歩行機械/Hangarback Walkerなどの軽量アーティファクト・クリーチャー、およびつむじ風のならず者/Whirler Rogueなどが生み出す飛行機械トークンを並べ、アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact幽霊火の刃/Ghostfire Blade鋳造所の隊長/Chief of the Foundry強化して素早くライフ削り切る。

特にアーティファクトの魂込めは単純な強化効率の高さに加え、幽霊火の刃やダークスティールの城塞/Darksteel Citadelなどのクリーチャーでないアーティファクトをクリーチャー化できることもあり、打点上昇に大きく貢献するこのデッキのキーカード。とどめの本体火力となり、搭載歩行機械とのシナジーがある爆片破/Shrapnel Blastも重要なパーツ。

プロツアー「マジック・オリジン」では使用率4位となり(参考/翻訳)、Top8に2人を送り込んだ。

サンプルレシピ

UR Ensoul Artifact [1]
土地 (21)
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
1 領事の鋳造所/Foundry of the Consuls
6 島/Island
1 マナの合流点/Mana Confluence
1 山/Mountain
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 天啓の神殿/Temple of Epiphany
クリーチャー (20)
4 鋳造所の隊長/Chief of the Foundry
4 搭載歩行機械/Hangarback Walker
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
4 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
4 つむじ風のならず者/Whirler Rogue
呪文 (19)
1 巻き添え被害/Collateral Damage
4 爆片破/Shrapnel Blast
3 頑固な否認/Stubborn Denial
4 幽霊火の刃/Ghostfire Blade
3 バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
サイドボード (15)
3 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
1 否認/Negate
1 引き裂く流弾/Rending Volley
4 焙り焼き/Roast
3 大地の断裂/Seismic Rupture
3 飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network


ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets装備品を主力としたDelver-Bladeと呼ばれるデッキタイプのうち、青赤の構成のものが存在する。



詳細はDelver-Bladeのページを参照のこと。

ミラージュ・ブロック構築

ミラージュ・ブロック構築では、スライ打ち消し呪文を採用したSumuが登場した。



記憶の欠落/Memory Lapseなどの打ち消しを採用したことで当時猛威を振るっていたコンボデッキプロスブルームに優位に立つことができた。

モダン

モダン環境では、フェアリーデッキのバリエーションとして組まれる。


特にやっかい児/Pestermiteクリーチャー・タイプフェアリーであることから、欠片の双子/Splinter Twinと合わせて欠片の双子コンボを搭載することが多い。

また、欠片の双子が禁止されて以降は青赤果敢または青赤窯の悪鬼と呼ばれる高速アグロデッキが台頭している。


窯の悪鬼/Kiln Fiend僧院の速槍/Monastery Swiftspearを戦場に出し、軽量ドロースペルや各種ファイレクシア・マナスペルを連打して強化、ティムールの激闘/Temur Battle Rageで大ダメージを叩き込むのが基本戦術。コンセプト自体は従来から存在したが、欠片の双子デッキの衰退によりオールイン系デッキ全般が動きやすくなったこと、モダンの基本除去である稲妻/Lightning Boltで対処されない氷の中の存在/Thing in the Iceの登場、ファストランドである尖塔断の運河/Spirebluff Canalの参入などにより頭角を表している。

ヴィンテージ

ヴィンテージでは、クロック・パーミッションフィッシュのバリエーションとして組まれる。



ウィニーに効果的な渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer、優秀なユーティリティーの火+氷/Fire+Iceアーティファクト破壊色対策カード赤霊破/Red Elemental Blast紅蓮破/Pyroblastといったカードがヴィンテージのメタゲームに合致しているのがこのデッキカラーを選ぶ利点だといえる。

サンプルレシピ

UR Fish [2]
土地 (25)
1 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 フェアリーの集会場/Faerie Conclave
3 島/Island
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
2 山/Mountain
4 汚染された三角州/Polluted Delta
1 露天鉱床/Strip Mine
4 Volcanic Island
4 不毛の大地/Wasteland
クリーチャー (12)
4 フェアリーの大群/Cloud of Faeries
4 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
4 トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling
呪文 (23)
2 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
4 好奇心/Curiosity
3 目くらまし/Daze
4 意志の力/Force of Will
3 無のロッド/Null Rod
4 行き詰まり/Standstill
3 もみ消し/Stifle
サイドボード (15)
2 火+氷/Fire+Ice
3 荒残/Rack and Ruin
4 赤霊破/Red Elemental Blast
3 眠りの印形/Sigil of Sleep
3 火と氷の剣/Sword of Fire and Ice


参考

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