The Spy
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The Spyは、ギルド門侵犯参入後のエターナルやPauperに存在するコンボデッキ。Breakfast Burritoとも呼ばれる。
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概要
自分を対象に研磨型のライブラリー破壊を行い、ライブラリーをすべて墓地に落とすのが基本戦略。これを達成するため、土地を1枚も用いないという一風変わったデッキ構成を取っている。
- デッキ名の由来はキーカードの欄干のスパイ/Balustrade Spyから。Breakfast Burritoはセファリッド・ブレックファーストの流れを汲んだものだろう。
エターナル
まず第一段階として、水蓮の花びら/Lotus Petal、猿人の指導霊/Simian Spirit Guide、暗黒の儀式/Dark Ritualなどを駆使し、土地によらずに4マナを確保する。次にこのマナから欄干のスパイ/Balustrade Spyか地底街の密告人/Undercity Informerを唱え、自分のライブラリーをすべて墓地に落とす。こうすると複数体のナルコメーバ/Narcomoebaが戦場に出るので、それらや欄干のスパイを生け贄に捧げて戦慄の復活/Dread Returnをフラッシュバックし、フィニッシャーをリアニメイトして勝利する。
戦慄の復活のリアニメイト候補は主に2種類。1つは栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Riseで、これ経由でさらに巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrollsと研究室の偏執狂/Laboratory Maniacをリアニメイトし、ライブラリーが空の状態でドローする。もう1つは擬態の原形質/The Mimeoplasmで、トリスケリオン/Triskelion+絶滅の王/Lord of Extinctionで大火力の砲台とするか、巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge+絶滅の王で強力なアタッカーを作り出す。
- 陰謀団式療法/Cabal Therapyも重要なパーツ。墓地からでも唱えられる手札破壊という役割に加え、自分を対象にして手札に来たコンボパーツを墓地に落とすという使い方もある。
- Charbelcherとはデッキの構造がよく似ており、実際にアグレッシブ・サイドボーディングによってCharbelcherになることもある。
- ミラーマッチは対戦相手に研磨するだけで勝負が決まるため、墓地対策すら無意味となる。Charbelcherへの変形はこれを防ぐ意味でも有効である。
サンプルレシピ
Pauper
水蓮の花びら/Lotus Petal、猿人の指導霊/Simian Spirit Guide、暗黒の儀式/Dark Ritualなどから欄干のスパイ/Balustrade Spyを唱えて自分のライブラリーをすべて墓地に落とすまでの手順はエターナル版と同一である。
Pauper版ではその後、Songs of the Damnedで大量のマナを生み出し、モルグの窃盗/Morgue Theftをフラッシュバックしてキーカードとなるクリーチャー・カードを回収する。フィニッシャーとしては無政府主義者/Anarchist経由で回収した惨劇の記憶/Haunting Miseryで対戦相手に20点以上のダメージを与えるか、洞窟のハーピー/Cavern Harpyでアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelを何度も戦場に出してライフを吸い尽くす。
Elvish Spirit Guideなどのマナ加速手段に欠けるPauperでは、追加のマナ確保手段としてデッキに1枚のみ森/Forestを入れ、それを土地譲渡/Land Grantで持ってくるという形が主流である。
- 地底街の密告人/Undercity Informerはアンコモンなので使用できず、安定性の低さが難となる。このため、欄干のスパイのサーチ手段としてディミーア家の護衛/Dimir House Guardを採用したり、追加の研磨手段として証拠隠滅/Destroy the Evidenceを採用したりするものもある。
サンプルレシピ
The Spy(Pauper) [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 洞窟のハーピーとCIP能力持ちのクリーチャーを用いるタイプ。
- サイドボードにウラモグの破壊者/Ulamog's Crusherと死体発掘/Exhumeがあり、リアニメイト戦略も取れるようになっている。
参考
- Oops(Daily MTG、Daily Deck List、文:Sam Stoddard)
- デッキ集