渦まく知識/Brainstorm
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*[[碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairi]] - ETBで渦まく知識を内蔵。5マナクリーチャー。([[機械兵団の進軍]]) | *[[碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairi]] - ETBで渦まく知識を内蔵。5マナクリーチャー。([[機械兵団の進軍]]) | ||
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2024年6月17日 (月) 11:45時点における版
ドローと若干のライブラリー操作ができるインスタント。結果的に手札の枚数で損をせず、ライブラリーを3枚掘り下げることができる。引いたカードを見てから戻すカードを決められるのも使い勝手がよい。
これを使うと次の2回のドローが確定し不要なカードに決まってしまう可能性もあるが、フェッチランドやThawing Glaciersなどのライブラリーを切り直す手段や占術などと組み合わせることで、これを解消できる。エターナルではフェッチランドがよく使われるため、ほとんどの青いデッキに投入されている。
特に1ターン目の行動に選択肢が少なく、序盤のもたつきが致命傷となるパーミッションにとっては初期手札の質を安定させる効果が大きく、シャッフル手段を考慮せず投入されることも多い。
コモンなのでパウパーでも使用可能だが、手頃なシャッフル手段が少ないため、ボーラスの占い師/Augur of Bolasやフェアリーの予見者/Faerie Seerなどと組み合わせて活用される。トレイリアの恐怖/Tolarian Terror登場後は、思考掃き/Thought Scourや留意/Mental Noteとの組み合わせで、ディミーア・テラーや青単テラーで活躍を見せている。
手札のカードをライブラリーに戻す点は場合によってはメリットにもなる。例を挙げれば、
- 手札破壊に対応して重要なカードをライブラリーに退避させる。
- ライブラリーから直接戦場に出すカードが手札に来てしまった時に手札からライブラリーに戻す。カウンターレベルの反逆者の密告人/Rebel Informer、ドルイドの誓い/Oath of Druids用のクリーチャー、修繕/Tinker用のアーティファクトなど。
- 特定のカードをライブラリーの一番上に置けることを利用する。ドラコ爆発のドラコ/Draco、相殺/Counterbalanceのマナ総量合わせ、秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsの変身、奇跡カードの積み込みなど。
ただのドローカードではなく様々なケースで活躍を見せる優等生である。
- 1マナのインスタントで3枚のカードにアクセスするという点を見れば、Ancestral Recallの調整版だといえる。
- いったんカードを3枚引くため、ドローを咎める効果の影響を受けやすいという弱点がある。たとえば盗用/Plagiarizeを使われると、相手は3枚ドロー、自分は実質手札を2枚失う上にすき込み/Plow Under同様2ドロー分の遅れをとるというはめに。
- エターナルでの人気を受け、プレミアム・カード(特にメルカディアン・マスクス版)は、コモンであるにもかかわらず高額で取引されている。
禁止・制限・一時停止指定
2008年6月20日より、ヴィンテージで制限カードに指定される。
2021年7月22日より、ヒストリックで一時停止カードに指定される[1]。このカードを使うイゼット・フェニックスとジェスカイ・コントロールは勝率が高すぎるわけではないものの、使用率が高く、メタゲームの多様性を損なっているため。さらに2021年10月14日より、禁止カードに指定される[2]。
イラスト
- 「Brainstorm」は、通常「精神錯乱(の発作)」「ひらめき」などと訳されるが、初出のアイスエイジ版のイラストは、脳に電気が流れている様子が描かれており、どちらの訳とも合致しない。これは、1983年に公開された映画「ブレインストーム」に登場する、記憶や知覚、脳への刺激を伝達・入替できる装置を元ネタとする。
- メルカディアン・マスクス版のイラストは、占い/Soothsayingとストーリー的なつながりがあり、ブレインストーミング法(ブレインストーミング会議方式)から引用されていると言われている。またリミテッド・エディションのAncestral Recallのイラストともポーズが似ている。
- レガシー選手権12では、優勝者のChris Bergesonに、Chris Rahnによる新規描き下ろしイラストの渦まく知識の額が贈られた[3]。Vintage Mastersでの再録の際もこの時のイラストが採用されている(カード画像)。
- イゼットvsゴルガリに新規イラストで収録された。コンスピラシーなどに収録された際もこのイラストが使用されている。このイラストでもやはり脳に電気が流れている。
関連カード
- Conch Horn - 使い切りアーティファクト版。2枚引いて1枚戻す。設置2マナ起動1マナ。(フォールン・エンパイア)
- 石なる知識/Brainstone - 設置と起動のマナが逆になったが、渦まく知識と同じく引けるのが3枚になったConch Hornの上位種。(モダンホライゾン2)
- 夢での貯え/Dream Cache - 2枚をライブラリーの上でなく下に送ってもよいが、3マナソーサリー。(ミラージュ)
- 思案/Ponder - ライブラリーの上に残すカードを初期手札からは選べないが、その後ライブラリーを切り直す選択肢もある1マナソーサリー。(ローウィン)
- 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor - [0]の忠誠度能力で、渦まく知識の効果を発揮する。4マナ。(ワールドウェイク)
- 運命を変える者、アミナトゥ/Aminatou, the Fateshifter - +1の忠誠度能力で、1枚引いて1枚戻す。白青黒3マナ。(統率者2018)
- 川識の占い師/Riverwise Augur - ETBで渦まく知識を内蔵。4マナクリーチャー。(イクサランの相克)
- 思案する魔道士/Pondering Mage - ETBで思案を内蔵。5マナクリーチャー。(モダンホライゾン)
- 風の騎兵/Cavalier of Gales - ETBで渦まく知識を内蔵。5マナクリーチャー。(基本セット2020)
- 碑出告と開璃/Hidetsugu and Kairi - ETBで渦まく知識を内蔵。5マナクリーチャー。(機械兵団の進軍)
- 脈打つ知識/Brainsurge - 4枚引いて2枚戻す上位種。3マナのインスタント。(モダンホライゾン3)
脚注
- ↑ July 21, 2021 Banned and Restricted Announcement/2021年7月21日 禁止制限告知(News 2021年7月21日 Wizards of the Coast著)
- ↑ October 13, 2021 Banned and Restricted Announcement/2021年10月13日 禁止制限告知(News 2021年10月13日 Jay Parker & Donald Smith著)
- ↑ Gen Con 2012(Web Archive)(Daily MTG 2012年8月17日)
参考
- カード個別評価:メルカディアン・マスクス - コモン
- カード個別評価:アイスエイジ - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:コンスピラシー - コモン
- カード個別評価:ダブルマスターズ - コモン
- カード個別評価:マスターズ25th - コモン
- カード個別評価:エターナルマスターズ - アンコモン
- カード個別評価:Vintage Masters - コモン
- カード個別評価:Masters Edition 2 - コモン
- カード個別評価:ミスティカルアーカイブ - レア
- Secret Lair Drop Series: Artist Series: John Avon
- Secret Lair Drop Series: Artist Series: Mark Poole
- Signature Spellbook: Jace