面晶体のカニ/Hedron Crab
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*'''[[氷山のカンクリックス/Iceberg Cancrix]]''' - (1)(青)0/4[[氷雪クリーチャー]]。条件は[[氷雪パーマネント]]を戦場に出すたび。対象プレイヤーが2枚。([[モダンホライゾン]]) | *'''[[氷山のカンクリックス/Iceberg Cancrix]]''' - (1)(青)0/4[[氷雪クリーチャー]]。条件は[[氷雪パーマネント]]を戦場に出すたび。対象プレイヤーが2枚。([[モダンホライゾン]]) | ||
*'''[[遺跡ガニ/Ruin Crab]]''' - 自分を切削できなくなったが、対象を取らず各対戦相手を同時に削る様になった、面正体のカニの直接のリメイク。([[ゼンディカーの夜明け]]) | *'''[[遺跡ガニ/Ruin Crab]]''' - 自分を切削できなくなったが、対象を取らず各対戦相手を同時に削る様になった、面正体のカニの直接のリメイク。([[ゼンディカーの夜明け]]) | ||
+ | *[[多彩なるサルマン/Saruman of Many Colors]] - (3)(白)(青)(黒)5/4。条件はそのターン2つ目のあなたの呪文。各対戦相手が2枚。([[指輪物語:中つ国の伝承]]) | ||
反対に対戦相手がカードをプレイするたびにライブラリーを破壊するものには[[無理強いた成果/Forced Fruition]]、[[記憶の浸食/Memory Erosion]]、[[淀みの種父/Sire of Stagnation]]が存在する。誘発条件が攻撃するたびのものは[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]の項を、カードを引くたびのものは[[心理腐食/Psychic Corrosion]]の項をそれぞれ参照。 | 反対に対戦相手がカードをプレイするたびにライブラリーを破壊するものには[[無理強いた成果/Forced Fruition]]、[[記憶の浸食/Memory Erosion]]、[[淀みの種父/Sire of Stagnation]]が存在する。誘発条件が攻撃するたびのものは[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]の項を、カードを引くたびのものは[[心理腐食/Psychic Corrosion]]の項をそれぞれ参照。 | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== |
2023年7月31日 (月) 02:38時点における版
クリーチャー — カニ(Crab)
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。
0/2サイズこそ小さいものの、能力は優秀。1マナと軽く、最序盤に設置すれば土地を伸ばしていくだけで大量のライブラリー破壊を行うことができる。基本セット2012参入後のスタンダードではフェッチランドや探検/Exploreと組んで青緑ライブラリー破壊を成立させた。またモダンでも青黒ライブラリーアウトの主要パーツとなっている。
自分を対象にとることで墓地を肥やすことも可能。登場当初からエクステンデッドのナルコブリッジで活躍したほか、スタンダードでは復讐蔦/Vengevineを墓地に送ることに特化したドレッジ・ヴァインのキーカードになった。
リミテッドでも最序盤で出せるため上陸しやすく、10枚以上削れることも。タフネス2なので地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudderにも耐性がある。
ヴィンテージにおいて2019年8月にFastbondが制限解除されたことにより、雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Cloudsと合わせてライブラリーアウトを狙うデッキが登場した。
主な亜種
カードのプレイ等に対して切削ないしライブラリー破壊を誘発させるカード。特記しない限り、クリーチャー。戦場に出すたび誘発なのは太字のみ。同種の誘発条件でバーン型のものは猛然たる突撃/Furious Assaultの項を参照。
- 雲蹄の麒麟/Cloudhoof Kirin - (3)(青)(青)4/4飛行。条件はスピリットか秘儀を唱えるたび。対象プレイヤーがそのマナ総量の枚数切削。(神河救済)
- ハリマーの採掘者/Halimar Excavator - (1)(青)1/3。条件は同盟者で、自身が戦場に出ても誘発。対象プレイヤーがあなたの同盟者数だけ切削。(ワールドウェイク)
- 盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcer - (黒)1/1。条件はならず者で、自身が戦場に出ても誘発。各対戦相手が2枚。対戦相手の墓地が8枚以上だと+2/+1修整と接死を得る。(基本セット2021)
- ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist - (2)(青)(黒)2/3。条件は青か黒の呪文を唱えるたび。対象プレイヤーのライブラリーの上1枚を追放する。青黒なら2回誘発。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 溺れさせる者の信徒/Drowner Initiate - (青)1/1。条件は青の呪文を唱えるたび。ただしそのたび(1)を支払う必要がある。対象プレイヤーが2枚。他プレイヤーの青の呪文でも誘発する。(シャドウムーア)
- 賢者街の住人/Sage's Row Denizen - (2)(青)2/3。条件は青のクリーチャーを戦場に出すたび。対象プレイヤーが2枚。(ギルド門侵犯)
- 思考刈り/Thought Harvester - (3)(青)2/4欠色飛行。条件は無色の呪文を唱えるたび。対象の対戦相手のライブラリーの上1枚を追放する。(ゲートウォッチの誓い)
- 水没した秘密/Drowned Secrets - (1)(青)エンチャント。条件は青の呪文を唱えるたび。対象プレイヤーが2枚。(ラヴニカのギルド)
- 下水の宿敵/Sewer Nemesis - (3)(黒)戦場に出る際に指定したプレイヤー1人の墓地枚数に等しいP/Tを持つ。あなたに限らず、その指定プレイヤーが呪文を唱えるたびの誘発。(統率者)
- 破壊的な逸脱者/Consuming Aberration - (3)(青)(黒)対戦相手の墓地枚数に等しいP/Tを持つ。条件は呪文を唱えるたび。各対戦相手は土地が1枚出るまでライブラリーの上からカードを墓地に置く。(ギルド門侵犯)
- 恐怖の顕現、ウンブリス/Umbris, Fear Manifest - (3)(青)(黒)1/1。条件が自身かナイトメアかホラー、参照するのもライブラリー破壊も墓地から追放領域になった破壊的な逸脱者。(イニストラード:真紅の契り統率者デッキ)
- 精神奪い/Mindreaver - (青)(青)2/1。条件はこれを対象に呪文を唱えるたび。対象プレイヤーがライブラリーの上を3枚追放。(神々の軍勢)
- タッサの貪り食い/Thassa's Devourer - (4)(青)2/6クリーチャー・エンチャント。条件はエンチャントで、自身が戦場に出ても誘発。。対象プレイヤーが2枚。(ニクスへの旅)
- 神秘の賢者/Sage of Mysteries - (青)0/2。条件はエンチャントを出すたび。(テーロス還魂記)
- 群の祭壇/Altar of the Brood - (1)アーティファクト。条件はパーマネントを戦場に出すたび。各対戦相手が1枚。(タルキール覇王譚)
- 精励する発掘者/Diligent Excavator - (1)(青)1/3。条件は歴史的な呪文を唱えるたび。対象プレイヤーが2枚。(ドミナリア)
- 氷山のカンクリックス/Iceberg Cancrix - (1)(青)0/4氷雪クリーチャー。条件は氷雪パーマネントを戦場に出すたび。対象プレイヤーが2枚。(モダンホライゾン)
- 遺跡ガニ/Ruin Crab - 自分を切削できなくなったが、対象を取らず各対戦相手を同時に削る様になった、面正体のカニの直接のリメイク。(ゼンディカーの夜明け)
- 多彩なるサルマン/Saruman of Many Colors - (3)(白)(青)(黒)5/4。条件はそのターン2つ目のあなたの呪文。各対戦相手が2枚。(指輪物語:中つ国の伝承)
反対に対戦相手がカードをプレイするたびにライブラリーを破壊するものには無理強いた成果/Forced Fruition、記憶の浸食/Memory Erosion、淀みの種父/Sire of Stagnationが存在する。誘発条件が攻撃するたびのものは道理の宿敵/Nemesis of Reasonの項を、カードを引くたびのものは心理腐食/Psychic Corrosionの項をそれぞれ参照。
ストーリー
面晶体のカニ/Hedron Crabはゼンディカー/Zendikarのカニで、海岸線で小型の面晶体/Hedronを拾っては殻を飾り立てる(イラスト)。
フレイバー・テキストには「Hedrons perplex minds both great and small.(面晶体は精神を混乱させる。貴賎を問わずに。)」とあり、公式記事「The Moment of Discover[2]」では、このカニのカード・メカニズムと設定の関わりが解説されている。それによると、このカニ自身のちっぽけな心は混乱した状態にあり、その上、面晶体が隙間なく集められたことで、近づいた魔道士の精神にも深刻な影響を及ぼしてしまう。また、上陸によって新たな海岸を増やし面晶体を更に集めさせるならば、他のプレインズウォーカー/Planeswalkerの魔法庫(ライブラリー)にすら悪影響を与えられる、という。
- 日本語版フレイバー・テキストの「面晶体の混乱した思考は、偉大であり矮小である。」は明らかな誤訳。「Hedrons perplex minds」を「Hedron's perplex minds」と誤読したか。
参考
- ↑ Odds and Ends: Oath of the Gatewatch, Part 1 /こぼれ話:『ゲートウォッチの誓い』 その1(Making Magic 2016年2月1日)
- ↑ The Moment of Discovery(Daily MTG 2009年10月6日)
- 壁紙(Daily MTG 2009年12月4日)
- ライブラリー破壊カード
- 面晶体/Hedron(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ゼンディカー - アンコモン