大群マジック
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*大群側の[[ライブラリー]]と手札、[[戦場]]にいる[[クリーチャー]]をすべて排斥すればプレイヤーの勝利となる。 | *大群側の[[ライブラリー]]と手札、[[戦場]]にいる[[クリーチャー]]をすべて排斥すればプレイヤーの勝利となる。 | ||
*プレイヤー側の[[ライフ]]が0になると敗北となる。 | *プレイヤー側の[[ライフ]]が0になると敗北となる。 | ||
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+ | ==変種ルール== | ||
+ | [[射場本正巳]]から、以下のような追加[[ルール]]が提案されている([http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 参考])。 | ||
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+ | *参加する[[プレイヤー]]の<b>人数に関係なく</b>、[[プレイヤー]]側の<b>[[共用ライフ]]は合計で100</b>であり、<b>大群[[デッキ]]の枚数は100枚</b>である。 | ||
+ | *[[プレイヤー]]は1人で大群と戦うとき、準備[[ターン]]として5[[ターン]]を得る。人数が一人増えるごとに得られる[[ターン]]は1少なくなる。 | ||
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+ | *<b>[[トークン]]の上限は50体</b>。[[トークン]]以外に[[クリーチャー]]を40体以上、[[クリーチャー]]以外の[[呪文]]は10枚まで。 | ||
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+ | *大群デッキに含まれる[[カード]]は[[トークン]]と同じ[[クリーチャー]][[タイプ]]を持つか、その[[クリーチャー]][[タイプ]]を[[テキスト]]か[[カード名]]に含むものとする。 | ||
+ | **これらの[[カード]]は、同名[[カード]]を4枚まで[[デッキ]]に入れることができる。 | ||
+ | *上記の[[カード]]のほかに10枚まで自由に[[カード]]を入れることができる。これらの[[カード]]はそれぞれ1枚制限とする。 | ||
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+ | *大群マジックでは大群の撃破が目的となる為、その目的を不可能にする[[エルドラージ]]3人衆である以下の3枚は[[禁止カード]]である。 | ||
+ | **[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]] | ||
+ | **[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth]] | ||
+ | **[[無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre]] | ||
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+ | *大群は、[[呪文]]を本来の[[コスト]]で[[唱える]]とき、および[[クリーチャー]]の維持や[[攻撃]]の制限を解除する目的でのみ、[[マナ]]による制限を受けない。 | ||
+ | **<b>X[[呪文]]</b>はもちろん<b>[[キッカー]][[コスト]]を[[支払う]]こともなく</b>、大群は判断能力を持たないので<b>[[起動型能力]]を使うこともない</b>。 | ||
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+ | *[[マナ]]に関して[[プレイヤー]]側が不利になることがないよう、<b>[[プレイヤー]]の[[土地]]は保護される</b>。いかなる[[効果]]でも[[プレイヤー]]側の<b>[[土地]]が[[破壊]]されたり取り除かれることはない</b>。 | ||
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+ | *大群にとって大群デッキそのものが[[手札]]でもあるかのように扱うこととする為、大群デッキから唱えられた[[カード]]は[[手札]]から唱えられたものとみなす。 | ||
+ | **大群の<b>[[手札]]に[[カード]]が戻される</b>とき、かわりにそれを<b>大群[[デッキ]]に加えて[[シャッフル]]する</b>。 | ||
+ | **大群は[[手札]]の枚数を増減させる[[効果]]の影響を受けない。([[手札破壊]]によって[[カード]]を捨てさせられることもなく、[[カード]]を[[引く]]こともない。) | ||
+ | **[[ライフ]][[回復]]の[[効果]]で大群デッキが[[回復]]することはない。[[ダメージ]]や[[ライフ]]の損失のみ[[デッキ]]が肩代わりする。 | ||
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+ | *大群側の[[攻撃]]時、いずれかの[[プレイヤー]]が[[プレインズウォーカー]]を[[コントロール]]していたとしても、<b>常に大群は[[プレイヤー]]を[[攻撃]]する</b>。 | ||
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+ | *大群が[[対象]]を選ぶ際、その[[能力]]や[[呪文]]が負の[[効果]]を与える場合([[ダメージ]]を与える、[[パーマネント]]を[[破壊]]するなど)、[[対象]]の優先順位を以下のようにする。 | ||
+ | **第1優先:[[プレイヤー]] | ||
+ | **第2優先:[[プレイヤー]]の[[コントロール]]する[[クリーチャー]] | ||
+ | **第3優先:[[プレイヤー]]の[[コントロール]]するその他の[[パーマネント]] | ||
+ | **正の[[効果]]を与える[[能力]]や[[呪文]]の場合([[ターン]]を得る、[[クリーチャー]]を強化するなど)、それの[[対象]]にふさわしいと思われる大群側の[[オブジェクト]]を[[プレイヤー]]側が選択し、その中から[[対象]]を[[ランダム]]に決定する。 | ||
==サンプルレシピ== | ==サンプルレシピ== | ||
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|1||[[黄昏の呼び声/Twilight's Call]] | |1||[[黄昏の呼び声/Twilight's Call]] | ||
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+ | ===その3([http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 参考])=== | ||
+ | 射場本正巳の追加ルールに沿って作られたデッキ。 | ||
+ | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
+ | !colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (88) | ||
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+ | |4||[[明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star]] | ||
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+ | |4||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]] | ||
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+ | |4||[[若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon]] | ||
+ | |- | ||
+ | |4||[[ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant]] | ||
+ | |- | ||
+ | |4||[[ドラコ/Draco]] | ||
+ | |- | ||
+ | |4||[[降る星、流星/Ryusei, the Falling Star]] | ||
+ | |- | ||
+ | |4||[[災火のドラゴン/Balefire Dragon]] | ||
+ | |- | ||
+ | |4||[[ヘルカイトの首領/Hellkite Overlord]] | ||
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+ | |1||[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]] | ||
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+ | |1||[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]] | ||
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+ | |1||[[帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen]] | ||
+ | |- | ||
+ | |1||[[ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog]] | ||
+ | |- | ||
+ | |1||[[背くもの/It That Betrays]] | ||
+ | |- | ||
+ | |1||[[コジレックの職工/Artisan of Kozilek]] | ||
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+ | |50||[[ドラゴン]][[トークン]] | ||
+ | |- | ||
+ | !colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (12) | ||
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+ | |4||[[火のるつぼ/Crucible of Fire]] | ||
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+ | |1||[[ドラゴン変化/Form of the Dragon]] | ||
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+ | |1||[[怒りの反射/Rage Reflection]] | ||
+ | |- | ||
+ | |1||[[疫病風/Plague Wind]] | ||
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+ | |1||[[重力の変容/Gravitational Shift]] | ||
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+ | |1||[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]] | ||
+ | |- | ||
+ | |1||[[暴動/Insurrection]] | ||
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+ | |1||[[獣使いの昇天/Beastmaster Ascension]] | ||
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+ | |1||[[明日の標/Beacon of Tomorrows]] | ||
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2011年12月9日 (金) 21:43時点における版
大群マジック/Horde Magicとは、多人数戦の変種ルールの1つ。プレイヤーが1つのチームを組み『大群』と呼ばれるデッキに挑むものである。
目次 |
ルール
- プレイヤーは最大4人のチームで行い、それぞれ自分のデッキを組む。
- 共用ライフの初期値は20×人数とし、チームの進行は共有チーム・ターンで行う。
- 最初にプレイヤー側のターンを3ターン分行い、その後、大群側とプレイヤー側と交互に行う。
『大群』
大群マジックは『大群』と呼ばれる、60枚の同一の名前のトークンの入った100枚デッキが必要となる。3人以下の場合、開始時に以下の枚数を無作為に取り除く。
1人 | 55枚 |
2人 | 40枚 |
3人 | 25枚 |
- 上記以外に、4人を下回る一人につき25枚をランダムに取り除く(3人なら75枚、2人なら50枚)方法もある。
- 参考リンクにあるデッキは55枚の同名トークンのものと55枚と5枚の2種類で60枚にしたものとがあり、必ずしも60枚ですべて同名トークンでなくてもいいようだ。またトークンのクリーチャー・タイプ、サイズ、能力などは自由に設定することができる。公式に存在しないトークン・カードでもよい。
- 数十枚のトークンを公式のトークン・カードで用意するのは厳しいので、別のカードをトークンとして代用することになるだろう。その場合、複数のトークンをデッキに入れていると区別がつきにくいので現実的には1-2種類に抑えるのがいいだろう。
- 大群デッキにおいては、トークン・カードを通常のマジックのカードと同じように扱う。
- 大群デッキをプレイするプレイヤーはいない。それは自動的にプレイされる。
- 大群のターンに開始時にトークン以外のカードが出るまでのライブラリーの一番上を公開する。そのあと、公開されたすべてのトークンを唱え(それらのコストは0である)、最後に公開したカードを唱える。
- 大群は必要なマナは保っているものとして扱い、いくらでも追加コストに必要なマナを払える(プロパガンダ/Propagandaなど)。
- 大群側のクリーチャーは速攻と攻撃強制を持つ(可能な限り攻撃に参加する)。
- プレイヤーが大群にダメージを与えた場合、大群のライブラリーのカードを上からダメージの分墓地に置く。
- たとえば、プレイヤーがプレインズウォーカーをコントロールしていて大群のクリーチャーが攻撃できる場合など、大群に選択肢が持つ場合、その選択は可能な限り無作為に選ぶ。
勝敗
変種ルール
射場本正巳から、以下のような追加ルールが提案されている(参考)。
- 参加するプレイヤーの人数に関係なく、プレイヤー側の共用ライフは合計で100であり、大群デッキの枚数は100枚である。
- プレイヤーは1人で大群と戦うとき、準備ターンとして5ターンを得る。人数が一人増えるごとに得られるターンは1少なくなる。
- 大群デッキに含まれるカードはトークンと同じクリーチャータイプを持つか、そのクリーチャータイプをテキストかカード名に含むものとする。
- 上記のカードのほかに10枚まで自由にカードを入れることができる。これらのカードはそれぞれ1枚制限とする。
サンプルレシピ
その1(参考)
その2(参考)
その3(参考)
射場本正巳の追加ルールに沿って作られたデッキ。
参考リンク
- Horde Magic: A New Way to Play Magic and Survive Zombie Invasions(Quiet Speculation、文:Peter Knudson)
- Up Up Down Down Left Right Left Right B A Shuffle/上上下下左右左右BAシャッフル!(WotC、文:Adam Styborski)
- Hording all the Fun(WotC、文:Adam Styborski)
- 塚本樹詩のデッキ構築劇場・押し寄せる何か(MTG-JP.com)
- 射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!(MTG-JP.com)