ドラコ爆発
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'''ドラコ爆発'''(''Draco Explosion'')とは、[[2002年]]頃の[[エクステンデッド]]に登場した、瞬殺[[コンボ]]をメインに据えた[[カウンターバーン]]の亜種。マイナーながら「'''うつろうドラコ'''」などの別名も存在する。日本発祥らしく、いわゆる[[地雷]][[デッキ]]として[[プロツアーヒューストン02]]や[[グランプリランス02]]で好成績を残してエクステンデッドを揺るがした。 | '''ドラコ爆発'''(''Draco Explosion'')とは、[[2002年]]頃の[[エクステンデッド]]に登場した、瞬殺[[コンボ]]をメインに据えた[[カウンターバーン]]の亜種。マイナーながら「'''うつろうドラコ'''」などの別名も存在する。日本発祥らしく、いわゆる[[地雷]][[デッキ]]として[[プロツアーヒューストン02]]や[[グランプリランス02]]で好成績を残してエクステンデッドを揺るがした。 | ||
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*[[八朔人平]]のものと比較すると、[[ライブラリー操作]]との相性が良い[[フェッチランド]]が採用されているのが特徴的。また、追加の[[ダメージソース]]となる[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]や基本でない土地への対策の[[黄塵地帯/Dust Bowl]]も採用され、基本でない土地が多めになっている。 | *[[八朔人平]]のものと比較すると、[[ライブラリー操作]]との相性が良い[[フェッチランド]]が採用されているのが特徴的。また、追加の[[ダメージソース]]となる[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]や基本でない土地への対策の[[黄塵地帯/Dust Bowl]]も採用され、基本でない土地が多めになっている。 | ||
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+ | [[モダン]]ではうつろう爆発もドラコも使えないが、[[モダンホライゾン2]]で[[計算された爆発/Calibrated Blast]]と[[ドラコの末裔/Scion of Draco]]が登場し同様のデッキが組めるようになった。カード名から単に'''計算された爆発'''(''Calibrated Blast'')とも呼ばれる。 | ||
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+ | *備考 | ||
+ | **Modern Challenge - #12456978 on 2022/08/14 1st Place([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-challenge-2022-08-14 参考]) | ||
+ | **使用者:LucasG1ggs | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[ニューカペナの街角]]) | ||
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+ | *[[ライブラリー操作]]などは行わず、大量に入った高マナカードを素でめくる。1発ではライフを削りきれないので、残りのライフはダメージソースになる能力を持つ土地で削るか、[[基本土地タイプ]]を揃えてドラコの末裔を普通に唱える。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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2022年8月27日 (土) 21:57時点における最新版
ドラコ爆発(Draco Explosion)とは、2002年頃のエクステンデッドに登場した、瞬殺コンボをメインに据えたカウンターバーンの亜種。マイナーながら「うつろうドラコ」などの別名も存在する。日本発祥らしく、いわゆる地雷デッキとしてプロツアーヒューストン02やグランプリランス02で好成績を残してエクステンデッドを揺るがした。
目次 |
[編集] エクステンデッド
アーティファクト クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
版図 ― この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプ1種につき、(2)少なくなる。
飛行
版図 ― あなたのアップキープの開始時に、あなたが(10)を支払わないかぎりドラコを生け贄に捧げる。このコストは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプ1種につき、(2)少なくなる。
ソーサリー
対象となるクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を選ぶ。あなたのライブラリーを、土地でないカードが公開されるまで上から1枚ずつ公開する。うつろう爆発は、そのパーマネントかプレイヤーにそのマナ総量に等しい点数のダメージを与える。公開されたカードを、望む順番であなたのライブラリーの一番下に置く。
アーティファクト
(1),(T):あなたの手札のカードを望む枚数だけ裏向きのまま追放する。あなたのライブラリーのカードを上から同じ枚数だけあなたの手札に加える。その後、その追放されたカードを見てそれらをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
渦まく知識/Brainstormや巻物棚/Scroll Rackでライブラリーの一番上にドラコ/Dracoを仕込み、うつろう爆発/Erratic Explosionで大ダメージを与える。16点のダメージでは勝利確実とはいかないが、ペインランドやフェッチランドが多くのデッキに採用され、吸血の教示者/Vampiric Tutorやファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorを使うデッキも多い環境であったことから、それだけでも十分な場合が多かった。足りない場合は火+氷/Fire+Iceなどで削ることも可能であり、音波の炸裂/Sonic Burstを狡猾な願い/Cunning Wish経由で用意しておく場合もあった。
基本はパーミッション系のコントロールデッキでありながら、コンボ自体はマナ加速無しで3ターンで決めることができるため、火+氷などの引き具合ではあっという間に勝負が決まってしまう。また2色デッキでありながら島/Islandさえあればデッキが回るため、土地事故を起し難く、基本でない土地にもあまり依存しない。当時のエクステンデッドでは不毛の大地/Wastelandが活躍していたため、それに耐性がある点は重要であった。
コンボ達成までのプロセスがトリックスに近く、ローテーション後のエクステンデッドでは、ポストトリックスになると一部で噂されていた。
ローテーションで渦まく知識を始めとする強力なライブラリー操作カードが落ちてしまったため、ローテーション後は同じ型の青赤のデッキは姿を消した。ただし、うつろう爆発とドラコのコンボ自体は、腹黒い夢/Insidious Dreamsとともにターボバランスに組み込まれるなど一部で使われている。
[編集] サンプルリスト1
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (4) | 3 | 無効/Annul | |
1 | 変異種/Morphling | 1 | 蒸気の連鎖/Chain of Vapor |
3 | ドラコ/Draco | 1 | 神秘の教示者/Mystical Tutor |
呪文 (33) | 3 | 退去の印章/Seal of Removal | |
4 | 渦まく知識/Brainstorm | 1 | 冬眠/Hibernation |
4 | 蓄積した知識/Accumulated Knowledge | 1 | 枯渇/Mana Short |
2 | マナ漏出/Mana Leak | 1 | 転覆/Capsize |
2 | 記憶の欠落/Memory Lapse | 1 | 嘘か真か/Fact or Fiction |
4 | 対抗呪文/Counterspell | 1 | 音波の炸裂/Sonic Burst |
3 | 狡猾な願い/Cunning Wish | 1 | 荒残/Rack and Ruin |
4 | 直観/Intuition | 1 | 妨害/Thwart |
1 | 地震/Earthquake | ||
3 | うつろう爆発/Erratic Explosion | ||
4 | 火+氷/Fire+Ice | ||
2 | 巻物棚/Scroll Rack | ||
土地 (23) | |||
10 | 島/Island | ||
5 | 山/Mountain | ||
4 | 孤立した砂州/Lonely Sandbar | ||
4 | シヴの浅瀬/Shivan Reef |
- 八朔人平本人による解説、「Kai Buddeもドラコだと思ってた 前編/後編」も参照。
- ミラーマッチなども意識して変異種/Morphlingが採用されている。しかし実際には、八朔人平、寺沢和也、中村聡の三人しか使っていなかったという。
- WotCで掲載されているデッキリストではサイドボードの妨害/Thwartが虫つぶし/Swatと誤植されている。
[編集] サンプルリスト2
- 備考
- グランプリランス02 ベスト8 (参考)
- 使用者:Regis Lavoisier
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (3) | 3 | 無効/Annul | |
3 | ドラコ/Draco | 2 | 蒸気の連鎖/Chain of Vapor |
呪文 (34) | 1 | 地震/Earthquake | |
4 | 渦まく知識/Brainstorm | 1 | 嘘か真か/Fact or Fiction |
4 | 蓄積した知識/Accumulated Knowledge | 1 | 断層/Fault Line |
3 | マナ漏出/Mana Leak | 1 | 洞察のひらめき/Flash of Insight |
4 | 対抗呪文/Counterspell | 2 | 枯渇/Mana Short |
3 | 狡猾な願い/Cunning Wish | 1 | 誤った指図/Misdirection |
3 | 直観/Intuition | 1 | 変異種/Morphling |
1 | 地震/Earthquake | 1 | 神秘の教示者/Mystical Tutor |
3 | うつろう爆発/Erratic Explosion | 1 | 音波の炸裂/Sonic Burst |
4 | 火+氷/Fire+Ice | ||
3 | 巻物棚/Scroll Rack | ||
1 | 嘘か真か/Fact or Fiction | ||
1 | 神秘の教示者/Mystical Tutor | ||
土地 (23) | |||
6 | 島/Island | ||
4 | 山/Mountain | ||
1 | 黄塵地帯/Dust Bowl | ||
2 | フェアリーの集会場/Faerie Conclave | ||
2 | 孤立した砂州/Lonely Sandbar | ||
3 | 汚染された三角州/Polluted Delta | ||
4 | シヴの浅瀬/Shivan Reef | ||
1 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills |
- 八朔人平のものと比較すると、ライブラリー操作との相性が良いフェッチランドが採用されているのが特徴的。また、追加のダメージソースとなるフェアリーの集会場/Faerie Conclaveや基本でない土地への対策の黄塵地帯/Dust Bowlも採用され、基本でない土地が多めになっている。
[編集] モダン
モダンではうつろう爆発もドラコも使えないが、モダンホライゾン2で計算された爆発/Calibrated Blastとドラコの末裔/Scion of Dracoが登場し同様のデッキが組めるようになった。カード名から単に計算された爆発(Calibrated Blast)とも呼ばれる。
インスタント
土地でないカードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ公開していく。それらの公開されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。あなたがこれにより土地でないカードを公開したとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。計算された爆発はそれにそのカードのマナ総量に等しい点数のダメージを与える。
フラッシュバック(3)(赤)(赤)(あなたはあなたの墓地から、このカードをフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
アーティファクト クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
版図 ― この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしている土地の中の基本土地タイプ1種類につき(2)少なくなる。
飛行
あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、白なら警戒を、青なら呪禁を、黒なら絆魂を、赤なら先制攻撃を、緑ならトランプルを持つ。
[編集] サンプルリスト
- ライブラリー操作などは行わず、大量に入った高マナカードを素でめくる。1発ではライフを削りきれないので、残りのライフはダメージソースになる能力を持つ土地で削るか、基本土地タイプを揃えてドラコの末裔を普通に唱える。