狡猾な願い/Cunning Wish
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インスタント
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるインスタント・カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。狡猾な願いを追放する。
ジャッジメントの願いの青版。ゲームの外部からインスタントを持ってくる呪文。インスタントを持ってくるという性質からか、サイクル中これだけがインスタント。
状況に応じて最適の対策カードをシルバーバレットできる、という点はサイクルの他のカードと同じだが、これはこれ自身も持ってくるカードもインスタントであるため対応しての行動が可能であるという点で一線を画す応用力がある。パーミッション等のコントロールデッキにとって最も重要な、柔軟性と対応力の向上に貢献する優秀なサーチカードである。
またそうでなくとも青と言えば優秀なインスタントに恵まれた色であり、嘘か真か/Fact or Fictionなどの強力な呪文を適当に持ってくるだけでも十分すぎるほど強い。
ただし若干重いため、対応撃ちするとマナをかなり食ってしまうのは大きな欠点。そのためピッチスペルや契約、あるいはリスティックや条件付きカウンターカードのような、マナ・コストを他の条件で肩代わりしているようなシステムの呪文と相性がよい。
ジャッジメント登場当初から激動サイカトグの覇権を支え、その後もウェイクなどのコントロールデッキで幅広く採用されていた。またサーチカードの常としてカード・プールが広がるほど強力となり、エクステンデッドやエターナルでも活躍している。旧エクステンデッド環境ではサイカトグやセプターチャントに必須と言える頻度で採用され、またエターナルでもその融通性の高さから、ソリダリティやランドスティルなどで採用されている。特にレガシーの全知実物提示教育ではサブの勝ち手段として蟻の解き放ち/Release the Antsやそれに繋ぐための火想者の予見/Firemind's Foresightやエラダムリーの呼び声/Eladamri's Callを持ってるために投入されている。「自身も持ってくるカードもインスタント」という特性を生かして、全知/Omniscienceを出した実物提示教育/Show and Tellで相手が忘却の輪/Oblivion Ringなどを出してきてもその誘発型能力が解決する前に一気に勝利してしまうことも可能。
2004年9月20日よりプリズマティックで禁止カードに指定される。
- 燃え立つ願い/Burning Wishと同じく自分自身のカード・タイプを持って来られるので、ミラーリ/Mirariでコピーして回収することでぐるぐると使い回すことができた。また、もう1枚の狡猾な願いを持ってくる事を繰り返してストームを稼ぎ、思考停止/Brain Freezeでフィニッシュするプレイングもあった。
- 現在は追放の制定により、不可能となっている。
- 3マナという若干重いコストが嫌われることもあるが、相殺/Counterbalanceや虚空の杯/Chalice of the Voidに妨害されづらい利点になることもある。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ジャッジメントの願いサイクル。ゲームの外部からカードを手札に加えることができる。
- 黄金の願い/Golden Wish
- 狡猾な願い/Cunning Wish
- 死せる願い/Death Wish
- 燃え立つ願い/Burning Wish
- 生ける願い/Living Wish