次元の混乱

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目次

次元の混乱/Planar Chaos(エキスパンション)

時のらせんブロックの1つ目の小型エキスパンション

このセットでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。 過去にカード化されているストーリ上の重要人物が、以前とは別の能力を持つ新しいカードとして多数登場している。

キーワード能力として消失が登場。 待機Xや、マナ・コストより高いコストを持つエコーなど、既存の能力の新しい形も登場している。 その一方で、時のらせんで初登場した刹那はわずか2枚しか存在しない。 また色ごとに割り振られているシステムがあり、救出カード変異恐喝カード分割カードキッカーとなっている。このうち分割カードはカード全体も単色という新しいタイプになっている点が特徴となっている。 アーティファクトは1枚も収録されていない。

黒と緑は、他の3色よりカードが1枚少ない。 これらの代わりに、ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keldが収録されている。

このセットでは色の役割が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった能力が配分された。 とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。 具体的には以下の通り。

次元の混乱にもタイムシフトがあるが、時のらせんのような単なる再録ではない。 「黒い神の怒り/Wrath of God」こと滅び/Damnationのように、過去の呪文と同等の効果を持つ、色の役割が入れ替わったカードとなっている。 また、普通のカード同様にコモンアンコモンレアに区別されている。 通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。

ブースターパックのカードの内訳は、コモン8枚、アンコモン2枚、レア1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。 タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。

  • 一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。

例えば、1つのブースターパックに特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。 コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。

    • パックからの入手確率という点で言えば、コールドスナップと並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
  • 日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。

タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である。(タカラトミー「訂正とお詫び」)


パッケージ・イラストは

2007年2月2日発売。全165種類。 エキスパンション・シンボルは2つの繋がった輪。



デザイン [#design]

デザイン・チーム Bill Rose (lead)
Matt Place
Mark Rosewater
Paul Sottosanti
開発チーム Devin Low (lead)
Zvi Mowshowitz
Brian Schneider
Henry Stern
Mike Turian
アート・ディレクター


関連リンク


参考

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