発掘
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発掘/Dredge(用語)
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)
ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
ラヴニカ・ブロックでゴルガリ・ギルド(黒と緑)に割り当てられたキーワード能力で、これを持つカードが墓地にあるときにのみ機能する常在型能力。
- 起動型能力ではなく常在型能力なので、真髄の針/Pithing Needleなどの影響を受けない。誘発型能力でもないので、もみ消し/Stifleすることもできない。トーナメントで頻繁に見られる間違いなので、注意したい。
「発掘 N」とは、「あなたのライブラリーに少なくともN枚のカードがあるかぎり、あなたがカードを引く場合、代わりにあなたは自分のライブラリーの一番上からN枚のカードを自分の墓地に置いてもよい。そうしたならこのカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。」を意味する。
この能力の挙動について、誤解・勘違いが非常に多い。下記をよく読んで誤解のないようにしたい。
- 発掘は常在型能力であり、スタックに乗らない。
発掘能力による一連の行動に対応して何かすることはできない。もちろん、「ドローする呪文や能力」に対応して何かすることは可能。
また、各ターンのドロー・ステップにおける通常のドローもスタックを用いないので注意(アップキープに何かできるが)。 - 発掘で採れる選択肢は「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻す」か「墓地にN枚のカードを置かずに、カードを1枚引く」かのどちらかである。
「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻さない」ことはできない。 - ライブラリーの残り枚数が発掘に必要な枚数より少ない場合は使用できない。
よってライブラリーアウトの回避を目的にこの能力を使うことはできない
(もし可能ならディミーアギルドが全く形無しなので当然なのだが)。 - カードを引く段階で、実際に発掘を持つカードが墓地に無くては使用できない。
逆に、カードを引く段階で墓地に発掘を持つカードがあるのなら、それがいつ置かれたのかに関係なく発掘を適用できる。 - 同時に複数枚のカードを引くことは、ルール上「1枚引く」を繰り返すことを意味する。
そして、1枚引こうとするたびに、発掘を適用するかどうか決めることができる。- 例:3枚引く場合、そのうち2番目や3番目に引くことに対しても発掘を適用できる。
その場合、それ以前に引いたカードの内容を確認してから、発掘を適用するかどうか決めることができる。 - 例:3枚引く場合、その全てに発掘を適用することで、墓地にある3枚の発掘カードを戻すことができる。
(ただし、発掘を持つカードが墓地に3枚以上ないといけない) - 例:2枚引く場合の1番目に引くことに対して発掘を適用したとき、それにより新たな発掘カードが墓地に置かれたのなら、2番目に引くことに対してそのカードの発掘を適用することができる。
- 例:3枚引く場合、そのうち2番目や3番目に引くことに対しても発掘を適用できる。
- 「Dredge」も「発掘」もカード名として存在する。
ただし底ざらい/Dredgeと発掘/Unearthという、別々のカードである。
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造
参考
発掘/Dredge(デッキ)
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)
ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
ソーサリー
あなたの墓地にある土地カードを最大3枚まで対象とし、それをあなたの手札に戻す。
発掘3(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを3枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
ラヴニカ:ギルドの都の新メカニズム・発掘はローテーション後のエクステンデッド開幕時から注目されており、
サイカトグ/Psychatogとのシナジーを活かした発掘サイカトグやマッドサイカがプロツアーロサンゼルス05で登場、
壌土からの生命/Life from the Loamを使ったコンボデッキ・CALが活躍し、
最終的には何度も蘇るイチョリッド/Ichoridを組み込んだフリゴリッドがメタの中心を担うようなった。
またそれより遅れ、スタンダードでも同傾向のデッキが構築されている。 墓地を肥やし致死サイズになったゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Trollや安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tombを裏切り者の手中/Traitor's Clutchでシュートするのが基本的な勝ち筋である。
次元の混乱ではバザールの大魔術師/Magus of the Bazaarが参入し、ドローと墓地に落とす能力が高められた。
未来予知では黄泉からの橋/Bridge from Belowや墓忍び/Tombstalkerなどデッキに合致するカードが増え、ナルコブリッジが登場した。
サンプルレシピ
- Angel Weirdingのコンボが組み込まれているのが特徴的な点。こちら(タカラトミー、浅原晃氏のコラム)も参照のこと。
代表的なデッキ