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異形化(Transmogrify)は、異形化/Transmogrifyを使用したコンボデッキの総称。主に基本セット2021参入後のパイオニア環境に存在する。
概要
基本構造はメインデッキのクリーチャーを"当たり"の一種類に絞り、トークンや相棒などの異形化を阻害しないクリーチャーを種とすることで、目的のクリーチャーを確定で踏み倒すというものである。
類似構造を持つ不屈の独創力と比べると異形化はシングルシンボルなのでマナ基盤への負担が少なく色の自由度が高い。また、踏み倒し範囲の違いからアーティファクトを採用できるという点も強みとなっている。一方、一度に複数体のクリーチャーを踏み倒すことができず、対象がクリーチャー単体のため除去にも弱いという点では劣る。
変遷
初期
基本セット2021参入直後の最初期に出現した異形化デッキは、創案の火デッキの一種であるジェスカイ・ファイアーズ(Jeskai Fires)であった。詳細やサンプルリストについては創案の火#パイオニアを参照のこと。
緑型の登場(ニューカペナの街角~)
ニューカペナの街角では異形化のタネとして急使の手提げ鞄/Courier's Briefcaseを、踏み倒し先として産業のタイタン/Titan of Industryを獲得したことにより、従来の創案の火型とは違った異形化デッキが登場するようになった。
手提げ鞄や直前の神河:輝ける世界で登場した入念な栽培/Careful Cultivationのトークンが持つマナ能力と合わせ、最速3ターン目に踏み倒しが可能となっている。エシカの戦車/Esika's Chariotや鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerによりコンボが成立しなくても戦うことができ、マナ加速により産業のタイタンの素出しも可能である。
上記のタネ2種が緑であるため赤緑を基本形としており、純正2色のグルール異形化(Gruul Transmogrify)のほか、黒を足し手札破壊や除去による妨害性能を伸ばしたジャンド異形化(Jund Transmogrify)も存在している。
アトラクサの参入、コントロール型の登場(ファイレクシア:完全なる統一~)
ファイレクシア:完全なる統一の参入後は、産業のタイタンではなく偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifierを踏み倒す型が主流となった。飛行を持つためフィニッシャー性能が高く、対処されてもETBの手札補充で次の手へ繋げられる点が評価された形である。
この頃になると緑を廃し、速度と引き換えにコントロール性能を上げた型も登場した。グリクシス異形化(Grixis Transmogrify、青黒赤)、ラクドス異形化(Rakdos Transmogrify、黒赤)をはじめ、数多くの色の組み合わせが試されている。従来の緑入りの型も依然として活躍している。
サンプルリスト
ジェスカイファイアーズについては創案の火#パイオニアを参照。
赤緑
- 備考
- Pioneer Challenge (2022/7/31) ベスト4(参考)
- 使用者:WrzoBuSeks
- フォーマット
黒赤緑
青緑赤
Temur Transmogrify(Explorer) [3]
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青黒赤
- 備考
- Pioneer Challenge (2023/4/23) 優勝(参考)
- 使用者:Xerk
- フォーマット
黒赤
- 備考
- Pioneer Challenge (2023/8/20) ベスト8(参考)
- 使用者:alemilan19
- フォーマット
参考