被覆

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被覆/Shroud
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.18

被覆(ひふく)/Shroudは、未来予知で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。パーマネントだけでなくプレイヤーもこの能力を持ちうる。


Elvish Lookout / エルフの見張り番 (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)

1/1


Ivory Mask / 象牙の仮面 (2)(白)(白)
エンチャント

あなたは被覆を持つ。(あなたは呪文や能力の対象にならない。)


定義

被覆/Shroudは、「このパーマネントまたはプレイヤーは呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

解説

それまで俗にアンタッチャブルと呼ばれていた「呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル更新によりすべて被覆に変更された。

クリーチャーに被覆を与える呪文が豊富である。は元から被覆を持つクリーチャーが多く、アーティファクトエンチャントプレイヤーに被覆を与えることができる。には単色で被覆を持つカードは全く存在しない。

被覆を持つクリーチャーは、その性質上単体除去に強い。しかし、自分の呪文の対象にもとれないため、この能力以外の点でプレッシャーを十分与えられない場合、単体強化などの後押しができないというデメリットにもなる。こういった性質上、除去に頼らないと止められない大型クリーチャーや、いるだけでよいシステムクリーチャーがこの恩恵を存分に受けられる。

クリーチャーを除去で制することを主体とするコントロールデッキに対して相性が良い。 こういったデッキブロッカーが少なくクリーチャー戦が発生しにくいため、利点を最大限に享受できる。

第10版から常磐木能力の1つに加わったが、ミラディン包囲戦を最後に新録の被覆を持つカードは登場していない。Mark Rosewaterはコラム「Evergreen Eggs&Ham翻訳)」において被覆は呪禁が制定された基本セット2012の時点で常磐木能力から外されており、もう新たなカードには使用する事は無いと語った。

ルール

その他

  • 対戦相手のクリーチャーの被覆を無効化するカードに秘儀の灯台/Arcane Lighthouseが存在する。秘儀の灯台は文章に被覆が使われた最後の新録カードでもある。
  • 先述の欠点を克服した「対戦相手の呪文や能力にのみ対象にならない」能力は一方通行と呼ばれる。こちらは被覆を使ったテキストに変更されず、のちに統率者呪禁としてキーワード能力化された。
  • 同名の被覆/Envelopというカードが存在するが、この能力との関係はない。
  • たまに被膜(ひまく)と間違われる。
  • 余談だが、被覆が制定される前の総合ルールのこの節には占術について記述されていた。占術がキーワード処理に分類されるとともに被覆の記述に置き換えられた。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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