緑白青ビートダウン

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2015年10月20日 (火) 00:32時点におけるSk (トーク | 投稿記録)による版
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緑白青ビートダウン(Green-White-Blue Beatdown)は緑白青3で組まれたビートダウン・デッキの総称。

目次

概要

コスト・パフォーマンスに優れるクリーチャーカウンターで守るクロック・パーミッションが基本。

主に青緑ビートダウンに白をタッチする形で組まれる。白のパーマネントコントロールにより柔軟性が高まる。また、白を足すことでクリーチャーサイズが底上げされるのも利点である。

タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期

戦乱のゼンディカー参入後は、トークン生成カードを中心にした緑白青トークンが登場している。


詳細は緑白青トークンを参照。

テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

タルキール龍紀伝の参入により、オジュタイバント(Ojutai Bant)やバント大変異(Bant Megamorph)と呼ばれる緑白タッチビートダウンないしミッドレンジ系のデッキが登場した。



マナ・クリーチャークルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixからマナを伸ばして龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Callerといった中マナ域のクリーチャーに繋げる。怪物化能力を持つ羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion棲み家の防御者/Den Protector死霧の猛禽/Deathmist Raptorコンボなど、序盤から終盤まで活躍するカードが選択されているのが特徴。

メインデッキ青マナを要求するのは龍王オジュタイのみ、もしくはそれに加えて少数のカードだけだが、2ゲーム目以降はカウンターサイドインしクロック・パーミッションのように立ち回ることもできる。

デザイナーはCraig Wescoe参考/翻訳)。彼がプロツアー「タルキール龍紀伝」に持ち込みスタンダード部門8-2(全体10位)の成績を残したことで、環境の一角となった。

サンプルレシピ

Ojutai Bant [1]
土地 (24)
4 森/Forest
2 平地/Plains
1 島/Island
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 豊潤の神殿/Temple of Plenty
3 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
2 マナの合流点/Mana Confluence
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
クリーチャー (28)
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
4 羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
4 棲み家の防御者/Den Protector
4 死霧の猛禽/Deathmist Raptor
3 龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai
3 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
2 狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
呪文 (8)
3 ドロモカの命令/Dromoka's Command
3 勇敢な姿勢/Valorous Stance
2 見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen
サイドボード (15)
1 ドロモカの命令/Dromoka's Command
1 勇敢な姿勢/Valorous Stance
2 異端の輝き/Glare of Heresy
3 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
2 層雲の踊り手/Stratus Dancer
1 否認/Negate
2 アラシンの僧侶/Arashin Cleric
3 氷固め/Encase in Ice


イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

呪禁バント(Bant Hexproof)またはバント・オーラ(Bant Auras)と呼ばれる、呪禁オーラシナジーを活かしたデッキが存在する。



詳細は呪禁バントを参照。

イニストラード・ブロック構築

スピリットSpirits)あるいはGeistsと呼ばれる、単体強化を軸とした緑青タッチデッキが存在する。



詳細は呪禁バントを参照。

アラーラの断片ブロック期

バントカラービートダウン・デッキバントアグロが存在し、スタンダードアラーラの断片ブロック構築で活躍した。



コンフラックス貴族の教主/Noble Hierarchが加わったことも大きい。バントの魔除け/Bant Charm忘却の輪/Oblivion Ringなどのサポートを受けつつ殴り殺す

神河ブロック構築

神河ブロック構築では、強力な伝説のクリーチャーを主体にしたビート・コントロールデッキクリーチャーによるビートダウンのサポートを足した構成をとる。



桜族の長老/Sakura-Tribe Elder木霊の手の内/Kodama's Reachからマナ加速し、曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorなどのファッティを高速召喚して殴るのが基本的な動き。

白ウィニーなどの速いウィニーデッキには梅澤の十手/Umezawa's Jitte除去し、最後の裁き/Final Judgmentで一掃する。

緊急時/Time of Needで状況に応じ必要なクリーチャーをサーチしてくるシルバーバレット戦略も採られる。また、神河物語で改定された当時のレジェンド・ルールを活かして対消滅対戦相手のクリーチャーを除去する使い方もできる。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (18)
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star
3 大蛇の支援者/Orochi Sustainer
2 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree
2 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
1 浄火明神/Myojin of Cleansing Fire
1 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker
1 狐の守護神/Patron of the Kitsune
呪文 (20)
4 木霊の手の内/Kodama's Reach
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
3 最後の裁き/Final Judgment
3 緊急時/Time of Need
2 香杉の源獣/Genju of the Cedars
土地 (22)
10 森/Forest
7 平地/Plains
2 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
1 永岩城/Eiganjo Castle
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 島/Island
サイドボード
4 廃院の神主/Empty-Shrine Kannushi
4 亡霊の牢獄/Ghostly Prison
4 密の反抗/Hisoka's Defiance
2 摩滅/Wear Away
1 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker

オデッセイ・ブロック期

環境青緑ビートダウンを加えたデッキが登場、青緑白マッドネスなどが活躍した。



同時期にジャッジメント緑白を優遇していたのも大きい。

エクステンデッド

バント/Bantクリーチャーカウンター除去でサポートするバントアグロが活躍している。



エクステンデッド(デュアルランド期)

ミラクルグロウを追加したスーパーグロウが登場、メタゲームの一角を占めた。



レガシー

青緑スレッショルドタッチしたデッキ環境初期から活躍した。



コンフラックスの登場で貴族の教主/Noble Hierarchが加わったことでバントアグロが成立、一個のアーキタイプとして確立した。


参考

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