イゼットロン
提供:MTG Wiki
目次 |
イゼットロン(Izzetron)
キャントリップを駆使したウルザトロン系青赤コントロールデッキ。 プロツアーホノルル06で初登場した。
世界選手権05で活躍した服部半蔵トロンを軸に、ギルドパクトで追加された優秀なマナ・ソースなどを追加したデッキ。 イゼットの登場によりマナ基盤が強固になったため(無色マナを青赤マナにできるイゼットの印鑑/Izzet Signetの影響が大きい)、 The Finals05で活躍したアネックス・ワイルドファイアとハイブリッド構造を取るものや、よりカウンターを厚くしたものなど、使用者によってデッキにバリエーションが生まれている。
序盤は差し戻し/Remand、電解/Electrolyze、撤廃/Repealなどでキャントリップしつつ時間を稼ぐ。 そしてウルザランドによる大量のマナとイゼットの印鑑/Izzet Signetによる色マナ供給をベースに連絡/Tidingsや押収/Confiscate、燎原の火/Wildfireなどで場をコントロール。 最終的には曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorや潮の星、京河/Keiga, the Tide Starなどの大型クリーチャーや、大量マナからの猛火/Blazeや悪魔火/Demonfireでゲームを決める。
大量のキャントリップも含めドロー力がかなり高いため、カウンターは息切れしにくく、ウルザランドも容易に揃える事が出来る。 そのドロー力は青単トロンでは必須だった師範の占い独楽/Sensei's Divining Topがデッキに入らないほど。 なおかつ、相手クリーチャーのテンポを止めながらドローができるため、ビートダウン相手でもそうそうスピード負けしない。
が、火力で焼きづらい密林の猿人/Kird Apeや番狼/Watchwolfなど、タフネス3のウィニー生物相手には雲行きが怪しくなりがちという弱点も存在する。 その為、これらを主力とするZooとの対戦では苦戦必至である。
ディセンション参入後、緑を加えて大竜巻/Savage Twisterやシミックの空呑み/Simic Sky Swallowerを加えたタイプも存在する。 色が増えることによって色事故に陥る可能性が高まるが、帰化/Naturalizeなども採用できるためにエンチャントへの対処がしやすいなど、応用性が高く、変化に富む。 このように緑を加えたタイプのイゼットロンを、シミック連合/The Simic Combineと名前をくっつけてシゼットロンと呼ぶこともある。
時のらせん加入後は、フィニッシャーには曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorや潮の星、京河/Keiga, the Tide Starの代わりにボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや吸収するウェルク/Draining Whelkが入る。→*2 またサイドボードからはドラゴンの嵐/Dragonstormを入れることでマナさえ揃えば一気に勝負を決められる形にもなる。 他にも、マナ加速からストームをためて巣穴からの総出/Empty the Warrensでトークンを並べて峻殺するバリエーションもある。 ゴブリンストームのページも参照。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
- 時のらせん参入後のバージョン。
- 定番のボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや悪魔火/Demonfireだけでなく、ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir+呪文の噴出/Spell Burstという青白トロンと同様のソフトロックコンボが搭載されている。
- 製作者の渡辺雄也は次元の混乱参入後のグランプリ京都07でも同様のデッキを使用し、見事優勝を果たしている。
新たに採用されるカードは硫黄の精霊/Sulfur Elementalで、これによりボロスウィニーやコントロールに強くなった。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
- 備考
- プロツアーホノルル06 第5位 (参考)
- 使用者:Osyp Lebedowicz
- フォーマット
- ハイブリッド型ともパーミッション型とも付かない比較的シンプルなタイプ。
- もともと対コントロール要素の強いデッキでありながら、サイドボードには巨大ヒヨケムシ/Giant Solifugeが控えている。
アグレッシブ・サイドボーディングというやつである。