意志の力/Force of Will

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*サイクル中、唯一[[クリーチャー]]を[[対象]]に取らない。
 
*サイクル中、唯一[[クリーチャー]]を[[対象]]に取らない。
 
*俗称は頭文字をとって'''FoW'''。または単に'''ウィル'''、英語名の聞き間違いから'''高層ビル'''とも呼ばれる。
 
*俗称は頭文字をとって'''FoW'''。または単に'''ウィル'''、英語名の聞き間違いから'''高層ビル'''とも呼ばれる。
*[[レガシー選手権11]]では、優勝者[[Jared Kohler]]に新規描き下ろし[[絵|イラスト]]のForce of Willの額が贈られた([http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day2 参考])。
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*[[レガシー選手権11]]では、優勝者[[Jared Kohler]]に新規描き下ろし[[絵|イラスト]]の意志の力の額が贈られた([http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day2 参考])。
 
*[[基本セット]]・[[エキスパンション]]では一度再録された事がないものの、初出時の稀少度はアンコモン2である為[[再録禁止カード]]リストに載っていない。そのため、カードセットや[[プロモーション・カード]]として再録することが可能である。
 
*[[基本セット]]・[[エキスパンション]]では一度再録された事がないものの、初出時の稀少度はアンコモン2である為[[再録禁止カード]]リストに載っていない。そのため、カードセットや[[プロモーション・カード]]として再録することが可能である。
 
**[[Magic Online]]専売セットである[[Masters Edition]]にて初再録され、数ある再録カードの中で、[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]によるプレビューでトップを飾った。その後、同じくMagic Online専売セットの[[Vintage Masters]]にも再録された。この際の{{Gatherer|id=382943}}はレガシー選手権11のトロフィーに用いられたものを使用している。
 
**[[Magic Online]]専売セットである[[Masters Edition]]にて初再録され、数ある再録カードの中で、[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]によるプレビューでトップを飾った。その後、同じくMagic Online専売セットの[[Vintage Masters]]にも再録された。この際の{{Gatherer|id=382943}}はレガシー選手権11のトロフィーに用いられたものを使用している。

2016年6月1日 (水) 01:23時点における版


Force of Will / 意志の力 (3)(青)(青)
インスタント

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


アライアンスを代表するメカニズム、ピッチスペルの1つ。

マジック史上最強クラスの打ち消し呪文であり、ピッチスペルの代表的存在。マナ・コストだけで見れば重い対抗呪文/Counterspellだが、1点のライフカード1枚という代替コストを持つ。

目次

解説

マナ支払うことなく打ち消し呪文を撃てるというのはこの上なく強力である。まず、戦場に関係なく手札2枚だけでブラフになるため、環境に存在するだけで大きな意味を持つ。また、タイム・アドバンテージテンポ・アドバンテージの観点でも極めて優秀であり、隙を作らない、展開を阻害しないという強い長所から、パーミッションだけでなくコンボデッキビートダウンでも大いに使われる。まさに当時の青を最強のたらしめたカードである。

また、後攻の場合に1ターンキルされるのを防ぐ手段の一つとして重宝され、エターナル環境の青絡みのデッキでの採用率は非常に高い。意志の力の存在が青を使う理由になるくらいである。

ただし、代替コストで唱えた場合は2対1交換になるためカード・アドバンテージを失ってしまう点には留意が必要である。上記のように対コンボデッキカードとして優秀であるためメインデッキに多く採用されるものの、特定のキーカードを持たないデッキに対してはサイドアウトされることも多い。また、他の選択肢が存在する場合は採用が控えられることもあり、実際精神的つまづき/Mental Misstep禁止カード指定される前に行われたグランプリプロビデンス11では、意志の力が採用されていないNo-Force Bantが優勝を飾った。

それ以外で難点を挙げるとしたら、あくまでも「打ち消し」のみしかできないという点。打ち消されない呪文や土地能力、すでに展開されてしまったパーマネントには手も足も出ない。そして青いカードを豊富に積んだデッキでしか使用できないことくらい。しかし逆に言えば、それくらいこじつけないと難点が挙がらないことが、このカードの強さを証明している。

開発秘話

このカードは「Stop Spell」の仮称で青の呪文として開発されていた。しかし、アーティストTerese Nielsenは、このイラストを「Stop Spell」という名前のの呪文を想定して、赤い背景に炎を描いたと述べている。R&Dはアート部門かマジック・コンティニュイティの誰かが間違った色の指示を出したのだろうと考えている。(→One prolific and talented lady Behind the Canvas: Terese Nielsen

マジック・コンティニュイティが知性を持つゴリラ種族をストーリーに登場させる決定を下した際(アライアンス参照)、デザイン・チームはこのカードの開発名を「Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Stop That!」に変更した。(→More tales from the R&D gang Take This Job and Love It

一方、アライアンスのデザイン・チームのJim Linによる記事「Do You Know Your Gorillas?」(Duelist11号掲載)では、このカードの開発(ゴリラ)名は「Monkey in the Middle」であり、「Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla (Stop That)」はTidal Controlの開発名だと記されている。

逸話

非常に強力なカードであり、様々な逸話があげられる。

  • このカードのおかげでエターナルでは「青のカードである」ことが、このカードのピッチコストにできるというだけで一つのメリットとして扱われる。あるカードの実質下位互換が青のカードであることを理由に使われたり、上記の魔力の乱れ、基本に帰れのような、特定のタイミングやデッキには有効だがそれ以外では腐りやすいカードも青であれば重大なデメリットでないなどという評価が真面目にされたりする。
  • エターナルにおいては、他の打ち消し系カードはこれを温存するために存在するとすら言われている。意志の力を使わないデッキがコンボデッキと戦う助けになることを目標としていたはずの精神的つまづき/Mental Misstepも、青いデッキで意志の力温存のために使われて青いデッキを強化してしまい、レガシーで禁止カードに指定されてしまった(参考)。
  • エクステンデッドで青いデッキを作る場合にはまず4枚積みされるカードであり、その汎用性から「監視カードリスト」に常駐しており、「いつ禁止になるか」という話題には事欠かなかったが、エクステンデッドのローテーション制度が導入されたため、無事ローテーション落ち
  • エターナルでの使用頻度が高いにもかかわらず、その強力さゆえに通常のカードセットでは1度も再録されていないため、取引価格は常に上昇傾向である。アンコモンの中ではMana Drainともどもトップクラス。

その他

関連カード

サイクル

アライアンスピッチスペル手札から同じカード追放することで、マナ・コストを支払わずに唱えることができる(意志の力/Force of WillContagionは1点のライフも要求する)。

参考

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