ぐるぐる/Twiddle
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*タップ状態の[[パーマネント]]をタップしたり、アンタップ状態のパーマネントをアンタップすることは選べない。タップ・アンタップするか放置するかは、ぐるぐるの[[解決]]時に選ぶ。 | *タップ状態の[[パーマネント]]をタップしたり、アンタップ状態のパーマネントをアンタップすることは選べない。タップ・アンタップするか放置するかは、ぐるぐるの[[解決]]時に選ぶ。 | ||
**印刷された[[ルール文章]]では、単に「それをタップまたはアンタップする」としか書かれておらず、「不可能な選択肢は選べない」ルール(現在の{{CR|608.2d}})によって、[[解決]]前に[[対象]]のタップ・アンタップが入れ替わっていた場合、それを強制的にタップまたはアンタップする必要があった。この挙動は明らかにおかしく、明記されていないにもかかわらず「不可能な選択肢は選べない」の例外として無視されることもあったため、2006年10月の[[オラクル]]更新で、「タップまたはアンタップする」効果のカードはすべて「あなたはタップまたはアンタップしてもよい」に改められた。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/askwizards/0907 Ask Wizards 2007/09/14]参照) | **印刷された[[ルール文章]]では、単に「それをタップまたはアンタップする」としか書かれておらず、「不可能な選択肢は選べない」ルール(現在の{{CR|608.2d}})によって、[[解決]]前に[[対象]]のタップ・アンタップが入れ替わっていた場合、それを強制的にタップまたはアンタップする必要があった。この挙動は明らかにおかしく、明記されていないにもかかわらず「不可能な選択肢は選べない」の例外として無視されることもあったため、2006年10月の[[オラクル]]更新で、「タップまたはアンタップする」効果のカードはすべて「あなたはタップまたはアンタップしてもよい」に改められた。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/askwizards/0907 Ask Wizards 2007/09/14]参照) | ||
− | * | + | *「twiddle」は「いじり回す」「もてあそぶ」といった意味の動詞であり、「ぐるぐる」はかなりの意訳。英単語の語感をも再現する意味でこうなったらしい。 |
*このカードと[[鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs]]は、[[マジック:ザ・ギャザリング]]史上初の「一度[[基本セット]]から外された後再び基本セットに収録されたカード」である([[アンリミテッド]]に収録されたが[[リバイズド]]で外れ、[[第4版]]で再び収録された)。 | *このカードと[[鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs]]は、[[マジック:ザ・ギャザリング]]史上初の「一度[[基本セット]]から外された後再び基本セットに収録されたカード」である([[アンリミテッド]]に収録されたが[[リバイズド]]で外れ、[[第4版]]で再び収録された)。 | ||
*黎明期のルール(第6版ルールになるまで)では、「タップ状態のブロック・クリーチャーでは戦闘ダメージを与えることができない」というルールがあったため攻撃時の[[コンバット・トリック]]として使われる事があった。 | *黎明期のルール(第6版ルールになるまで)では、「タップ状態のブロック・クリーチャーでは戦闘ダメージを与えることができない」というルールがあったため攻撃時の[[コンバット・トリック]]として使われる事があった。 |
2017年9月3日 (日) 21:05時点における版
クリーチャーか土地かアーティファクト1つのタップ・アンタップを入れ替える呪文。
青の器用さを象徴するカードの1つである。対戦相手の攻撃前のクリーチャーをタップして攻撃を阻害したり、自分のトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyなどの複数のマナを出す土地やマナ・アーティファクトをアンタップしてマナを伸ばしたり、タップしている自分のクリーチャーをアンタップして奇襲ブロックしたりと色々な使い方がある。
弱点は使い捨てのインスタントであるため、マナ加速にしろ防御にしろ一時的なものにしかならないという点。しかし、精神力/Mind Over Matterや対立/Oppositionのように、この効果を何度も使えるようなカードには用途が多いので非常に強力である。
その軽さが功を奏し、ぐるぐるデザイアというデッキを生み出した。
- タップ状態のパーマネントをタップしたり、アンタップ状態のパーマネントをアンタップすることは選べない。タップ・アンタップするか放置するかは、ぐるぐるの解決時に選ぶ。
- 「twiddle」は「いじり回す」「もてあそぶ」といった意味の動詞であり、「ぐるぐる」はかなりの意訳。英単語の語感をも再現する意味でこうなったらしい。
- このカードと鉄爪のオーク/Ironclaw Orcsは、マジック:ザ・ギャザリング史上初の「一度基本セットから外された後再び基本セットに収録されたカード」である(アンリミテッドに収録されたがリバイズドで外れ、第4版で再び収録された)。
- 黎明期のルール(第6版ルールになるまで)では、「タップ状態のブロック・クリーチャーでは戦闘ダメージを与えることができない」というルールがあったため攻撃時のコンバット・トリックとして使われる事があった。
関連カード
主な亜種
近年登場したものは、対象の範囲が「パーマネント全般」であることが多い。登場順。
- 衝撃/Jolt - スロー・トリップ版。3マナ。
- ひきつり/Twitch - ファスト・トリップ版。3マナ。
- いたずら好きな魔道士/Trickster Mage - スペルシェイパー版。1マナ1/1。
- 夢の掌握/Dream's Grip - 「パーマネント1つをタップする」と「パーマネント1つをアンタップする」のモードを持つ双呪(1)付き呪文。ぐるぐると同じ1マナだが、唱えたときにタップ・アンタップを選ぶ必要がある。
- 精神のくぐつ/Psychic Puppetry - 連繋(青)付きの秘儀呪文。2マナ。
- 日夜の苦役/Toils of Night and Day - パーマネント2つをタップまたはアンタップする秘儀呪文。3マナ。
- 珊瑚のペテン師/Coral Trickster - 変異誘発型能力でぐるぐるの効果を発揮する変異(青)付きクリーチャー。2マナ2/1。
- やっかい児/Pestermite - CIP能力でぐるぐるの効果を発揮する瞬速付きクリーチャー。3マナ2/1。
- 命運縫い/Fatestitcher - ぐるぐるのタップ能力(ただし自身を除く)と蘇生(青)を持つクリーチャー。4マナ1/2。
- エスパーの滞留者/Esper Sojourners - サイクリング誘発型能力かPIG能力でぐるぐるの効果を発揮する、白青黒のサイクリング(2)(青)付き多色クリーチャー。3マナ2/3。
- 現実のひきつけ/Reality Spasm - 「X個のパーマネントをタップする」と「X個のパーマネントをアンタップする」のモードを持つ。マナ・コストは(X)(青)(青)。
- 見えざる糸/Hidden Strings - パーマネント2つをタップまたはアンタップする暗号付きのソーサリー。2マナ。
タップのみに限定した亜種
アンタップは時に複数のマナを出すパーマネントと共に活用されるため、効果をタップのみに限定した亜種もある。
- 理性のゲーム/Mind Games - バイバック(2)(青)付き。1マナ。
- 万の眠り/Gigadrowse - 複製(青)付き。1マナ。
参考
- First Reappearances(WotC、英語)
- カード個別評価:第8版 - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - コモン
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - コモン