眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy
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[[マナ・クリーチャー]]の[[マナ加速]]を更に強力にしてくれるだけでなく、[[マナ・アーティファクト]]にも対応しているのが画期的。マナ・アーティファクトは基本的に[[召喚酔い]]などに影響されないため一気に展開して爆発的なマナ加速となるだけでなく、[[予言のプリズム/Prophetic Prism]]など一部の[[マナフィルター]]がマナ加速にもなったり、[[玄武岩のモノリス/Basalt Monolith]]でお手軽に[[無限マナ]]が成立したりと様々に活用できる。 | [[マナ・クリーチャー]]の[[マナ加速]]を更に強力にしてくれるだけでなく、[[マナ・アーティファクト]]にも対応しているのが画期的。マナ・アーティファクトは基本的に[[召喚酔い]]などに影響されないため一気に展開して爆発的なマナ加速となるだけでなく、[[予言のプリズム/Prophetic Prism]]など一部の[[マナフィルター]]がマナ加速にもなったり、[[玄武岩のモノリス/Basalt Monolith]]でお手軽に[[無限マナ]]が成立したりと様々に活用できる。 | ||
− | 加えて自身の[[起動型能力]]が、生み出した大量の[[マナ]]の使い道になってくれるため無駄がない。いわゆる[[動物の魅了/Animal Magnetism]]系統の[[効果]]の中では見る枚数の割に条件付きかつ[[マナ・コスト]]も[[重い]] | + | 加えて自身の[[起動型能力]]が、生み出した大量の[[マナ]]の使い道になってくれるため無駄がない。いわゆる[[動物の魅了/Animal Magnetism]]系統の[[効果]]の中では見る枚数の割に条件付きかつ[[マナ・コスト]]も[[重い]]が、マナのみで何度でも使えることやこれ自身がマナの確保を手助けしてくれることを考えれば妥当なところか。もちろん([[青マナ]]と[[緑マナ]]を含む)無限マナが成立していればライブラリーの非人間クリーチャー全てを一気に呼び出せてしまえるため相応に強力。 |
自身が[[熊 (俗称)|熊]]相当の[[軽い|軽さ]]とサイズを持つのも併せ、総じて優秀な[[システムクリーチャー]]。登場時の[[スタンダード]]においてはマナ・クリーチャーに関して類似の機能を有する[[豊穣の力線/Leyline of Abundance]]と共存しており、[[微光クラゲ/Glimmerbell]]と[[野生造り、ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu, Wildcrafter]]に加えてキナンか豊穣の力線を併せて2枚(或いはうち片方が[[生術師の使い魔/Biomancer's Familiar]]か[[黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker]])あれば、必要パーツこそ多いが無限マナが成立する。 | 自身が[[熊 (俗称)|熊]]相当の[[軽い|軽さ]]とサイズを持つのも併せ、総じて優秀な[[システムクリーチャー]]。登場時の[[スタンダード]]においてはマナ・クリーチャーに関して類似の機能を有する[[豊穣の力線/Leyline of Abundance]]と共存しており、[[微光クラゲ/Glimmerbell]]と[[野生造り、ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu, Wildcrafter]]に加えてキナンか豊穣の力線を併せて2枚(或いはうち片方が[[生術師の使い魔/Biomancer's Familiar]]か[[黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker]])あれば、必要パーツこそ多いが無限マナが成立する。 | ||
− | [[モダン]] | + | [[モダン]]では[[金のガチョウ/Gilded Goose]]を有する[[ウルザ (デッキ)|ウルザフード]]などでしばしば採用されていた。ただし[[最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer]]のマナ能力は強化できないので注意(後述)。 |
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+ | [[統率者戦]]では強力なマナ・アーティファクトが多数存在する[[カードプール]]と能力が合致しており、[[統率者]]としてだけでなく[[マナ加速]]要員として[[メインデッキ]]に採用される姿も見られる。上記の[[玄武岩のモノリス/Basalt Monolith]]とのコンボが組み込まれることも多い。 | ||
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*1つ目の能力の[[誘発条件]]の「[[あなた]]が[[マナを引き出す目的でタップする|マナを引き出す目的で土地でないパーマネントをタップする]]」とは、あなたが[[パーマネント]]の[[起動コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含むマナ能力を[[起動]]することを意味する({{CR|106.12}})。 | *1つ目の能力の[[誘発条件]]の「[[あなた]]が[[マナを引き出す目的でタップする|マナを引き出す目的で土地でないパーマネントをタップする]]」とは、あなたが[[パーマネント]]の[[起動コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含むマナ能力を[[起動]]することを意味する({{CR|106.12}})。 | ||
+ | **[[最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer]]など、起動コストにタップ・シンボルを含まない能力では誘発しない。 | ||
**[[サルーリの世話人/Saruli Caretaker]]のマナ能力を起動しても、[[マナ・プール]]に追加で加えられるのは選んだ[[色]]と同じ色の[[マナ]]1点だけであり、[[コスト]]として[[タップ]]されたもう一方のクリーチャーに対しては誘発しない。 | **[[サルーリの世話人/Saruli Caretaker]]のマナ能力を起動しても、[[マナ・プール]]に追加で加えられるのは選んだ[[色]]と同じ色の[[マナ]]1点だけであり、[[コスト]]として[[タップ]]されたもう一方のクリーチャーに対しては誘発しない。 | ||
− | * | + | *[[マナのタイプ]]とは、[[白]]、[[青]]、[[黒]]、[[赤]]、[[緑]]または[[無色]]であり、それ以外の部分は反映されない。 |
− | ** | + | **例1:[[湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring]]の能力が生み出すマナは[[不特定マナ]]の[[支払う|支払い]]に使用できないが、これによってキナンの能力で生み出されたマナは不特定マナの支払いにも充てられる。 |
+ | **例2:[[アーカムの天測儀/Arcum's Astrolabe]]の能力で生み出されたマナは[[氷雪マナ]]だが、これによってキナンの能力で生み出されたマナは(キナンが何らかの理由で[[氷雪パーマネント]]になっていない限り)氷雪マナでない。 | ||
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==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | '''キナン'''/''Kinnan''は[[イコリア/Ikoria]]の[[イコリア/Ikoria#眷者/Bonder|眷者/Bonder]]。[[人間]]の男性。天才的な眷者であり、多数の怪物と絆を結んでいる。 | + | '''キナン'''/''Kinnan''は[[イコリア/Ikoria]]の[[イコリア/Ikoria#眷者/Bonder|眷者/Bonder]]。[[人間/Human#イコリア|人間/Human]]の男性。天才的な眷者であり、多数の怪物と絆を結んでいる。 |
詳細は[[キナン/Kinnan]]を参照。 | 詳細は[[キナン/Kinnan]]を参照。 |
2023年12月27日 (水) 05:20時点における最新版
土地以外のマナ能力を加速させ、ライブラリーから人間でないクリーチャーを直接呼び出す伝説の人間・ドルイド。
マナ・クリーチャーのマナ加速を更に強力にしてくれるだけでなく、マナ・アーティファクトにも対応しているのが画期的。マナ・アーティファクトは基本的に召喚酔いなどに影響されないため一気に展開して爆発的なマナ加速となるだけでなく、予言のプリズム/Prophetic Prismなど一部のマナフィルターがマナ加速にもなったり、玄武岩のモノリス/Basalt Monolithでお手軽に無限マナが成立したりと様々に活用できる。
加えて自身の起動型能力が、生み出した大量のマナの使い道になってくれるため無駄がない。いわゆる動物の魅了/Animal Magnetism系統の効果の中では見る枚数の割に条件付きかつマナ・コストも重いが、マナのみで何度でも使えることやこれ自身がマナの確保を手助けしてくれることを考えれば妥当なところか。もちろん(青マナと緑マナを含む)無限マナが成立していればライブラリーの非人間クリーチャー全てを一気に呼び出せてしまえるため相応に強力。
自身が熊相当の軽さとサイズを持つのも併せ、総じて優秀なシステムクリーチャー。登場時のスタンダードにおいてはマナ・クリーチャーに関して類似の機能を有する豊穣の力線/Leyline of Abundanceと共存しており、微光クラゲ/Glimmerbellと野生造り、ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu, Wildcrafterに加えてキナンか豊穣の力線を併せて2枚(或いはうち片方が生術師の使い魔/Biomancer's Familiarか黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker)あれば、必要パーツこそ多いが無限マナが成立する。
モダンでは金のガチョウ/Gilded Gooseを有するウルザフードなどでしばしば採用されていた。ただし最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificerのマナ能力は強化できないので注意(後述)。
統率者戦では強力なマナ・アーティファクトが多数存在するカードプールと能力が合致しており、統率者としてだけでなくマナ加速要員としてメインデッキに採用される姿も見られる。上記の玄武岩のモノリス/Basalt Monolithとのコンボが組み込まれることも多い。
リミテッドでは各種水晶や少ないながらもマナ・クリーチャーと共存しているため、それらのマナ加速を強化しつつファッティを呼び出す構成が可能で、単独でボムとまではいかずとも色が合うなら採用して損はない。
[編集] ルール
- 1つ目の能力は誘発型マナ能力であり、スタックを用いずに解決される。
- 1つ目の能力の誘発条件の「あなたがマナを引き出す目的で土地でないパーマネントをタップする」とは、あなたがパーマネントの起動コストにタップ・シンボルを含むマナ能力を起動することを意味する(CR:106.12)。
- 最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificerなど、起動コストにタップ・シンボルを含まない能力では誘発しない。
- サルーリの世話人/Saruli Caretakerのマナ能力を起動しても、マナ・プールに追加で加えられるのは選んだ色と同じ色のマナ1点だけであり、コストとしてタップされたもう一方のクリーチャーに対しては誘発しない。
- マナのタイプとは、白、青、黒、赤、緑または無色であり、それ以外の部分は反映されない。
- 例1:湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspringの能力が生み出すマナは不特定マナの支払いに使用できないが、これによってキナンの能力で生み出されたマナは不特定マナの支払いにも充てられる。
- 例2:アーカムの天測儀/Arcum's Astrolabeの能力で生み出されたマナは氷雪マナだが、これによってキナンの能力で生み出されたマナは(キナンが何らかの理由で氷雪パーマネントになっていない限り)氷雪マナでない。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
イコリア:巨獣の棲処の伝説の人間サイクル。いずれも対抗色2色。稀少度は神話レア。
- ドラニスのクードロ将軍/General Kudro of Drannith(白黒)
- 常智のリエール/Rielle, the Everwise(青赤)
- 怪物の災厄、チェビル/Chevill, Bane of Monsters(黒緑)
- 軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces(赤白)
- 眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy(緑青)
[編集] ストーリー
キナン/Kinnanはイコリア/Ikoriaの眷者/Bonder。人間/Humanの男性。天才的な眷者であり、多数の怪物と絆を結んでいる。
詳細はキナン/Kinnanを参照。