イゼットロン
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− | [[世界選手権05]]で活躍した[[服部半蔵トロン]]を軸に、[[ギルドパクト]]で追加された優秀な[[マナ・ソース]] | + | [[世界選手権05]]で活躍した[[服部半蔵トロン]]を軸に、[[ギルドパクト]]で追加された優秀な[[マナ・ソース]]などを追加したデッキ。[[イゼット団/The Izzet|イゼット]]の登場により[[マナ基盤]]が強固になったため(無色マナを[[青マナ]]と[[赤マナ]]にできる[[イゼットの印鑑/Izzet Signet]]の影響が大きい)、[[The Finals05]]で活躍した[[アネックス・ワイルドファイア]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]構造を取るものや、より[[打ち消す|カウンター]]を厚くしたものなど、使用者によってデッキにバリエーションが生まれている。 |
− | 序盤は[[差し戻し/Remand]]、[[電解/Electrolyze]]、[[撤廃/Repeal]] | + | 序盤は[[差し戻し/Remand]]、[[電解/Electrolyze]]、[[撤廃/Repeal]]などでキャントリップしつつ時間を稼ぐ。そして[[ウルザランド]]による大量の[[マナ]]と[[イゼットの印鑑/Izzet Signet]]による[[色マナ]]供給をベースに[[連絡/Tidings]]や[[押収/Confiscate]]、[[燎原の火/Wildfire]]などで場を[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]。最終的には[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]や[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]などの大型[[クリーチャー]]や、大量マナからの[[猛火/Blaze]]や[[悪魔火/Demonfire]]で[[ゲーム]]を決める。 |
− | 大量のキャントリップも含め[[ドロー]] | + | 大量のキャントリップも含め[[引く|ドロー]]力がかなり高いため、カウンターは息切れしにくく、ウルザランドも容易に揃えることができる。そのドロー力は[[青単トロン]]では必須だった[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]がデッキに入らないほど。なおかつ、相手クリーチャーの[[テンポ]]を止めながらドローができるため、[[ビートダウン]]相手でもそうそうスピード負けしない。 |
− | だが、[[火力]]で焼きづらい[[密林の猿人/Kird Ape]]や[[番狼/Watchwolf]]など、[[タフネス]]3の[[ウィニー]]生物相手には雲行きが怪しくなりがちという弱点も存在する。そのため、これらを主力とする[[Zoo]] | + | だが、[[火力]]で焼きづらい[[密林の猿人/Kird Ape]]や[[番狼/Watchwolf]]など、[[タフネス]]3の[[ウィニー]]生物相手には雲行きが怪しくなりがちという弱点も存在する。そのため、これらを主力とする[[Zoo]]との対戦では苦戦は必至である。 |
− | [[ディセンション]]参入後、緑を加えて[[大竜巻/Savage Twister]]や[[シミックの空呑み/Simic Sky Swallower]]を加えたタイプも存在する。[[色]]が増えることによって[[色事故]]に陥る可能性が高まるが、[[帰化/Naturalize]]なども採用できるために[[エンチャント]]への対処がしやすいなど、応用性が高く、変化に富む。このように[[緑]] | + | [[ディセンション]]参入後、緑を加えて[[大竜巻/Savage Twister]]や[[シミックの空呑み/Simic Sky Swallower]]を加えたタイプも存在する。[[色]]が増えることによって[[色事故]]に陥る可能性が高まるが、[[帰化/Naturalize]]なども採用できるために[[エンチャント]]への対処がしやすいなど、応用性が高く、変化に富む。このように[[緑]]を加えたタイプのイゼットロンを、[[シミック連合/The Simic Combine|シミック]]と名前をくっつけて[[シゼットロン]]と呼ぶこともある。 |
− | [[時のらせん]]加入後は、[[フィニッシャー]]には[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]や[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]の代わりに[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]や[[吸収するウェルク/Draining Whelk]] | + | [[時のらせん]]加入後は、[[フィニッシャー]]には[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]や[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]の代わりに[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]や[[吸収するウェルク/Draining Whelk]]が入る(→[[#スタンダード(ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期)]])。 |
また[[サイドボード]]からは[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]を入れることでマナさえ揃えば一気に勝負を決められる形にもなる。他にも、[[マナ加速]]から[[ストーム]]をためて[[巣穴からの総出/Empty the Warrens]]で[[トークン]]を並べて峻殺するバリエーションもある。[[ゴブリンストーム#スタンダード|ゴブリンストーム]]のページも参照。 | また[[サイドボード]]からは[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]を入れることでマナさえ揃えば一気に勝負を決められる形にもなる。他にも、[[マナ加速]]から[[ストーム]]をためて[[巣穴からの総出/Empty the Warrens]]で[[トークン]]を並べて峻殺するバリエーションもある。[[ゴブリンストーム#スタンダード|ゴブリンストーム]]のページも参照。 | ||
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==参考== | ==参考== |
2008年12月25日 (木) 12:35時点における版
イゼットロン(Izzetron)は、キャントリップを駆使したウルザトロン系青赤コントロールデッキ。プロツアーホノルル06で初登場した。
目次 |
概要
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。電解は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
カードを1枚引く。
世界選手権05で活躍した服部半蔵トロンを軸に、ギルドパクトで追加された優秀なマナ・ソースなどを追加したデッキ。イゼットの登場によりマナ基盤が強固になったため(無色マナを青マナと赤マナにできるイゼットの印鑑/Izzet Signetの影響が大きい)、The Finals05で活躍したアネックス・ワイルドファイアとハイブリッド構造を取るものや、よりカウンターを厚くしたものなど、使用者によってデッキにバリエーションが生まれている。
序盤は差し戻し/Remand、電解/Electrolyze、撤廃/Repealなどでキャントリップしつつ時間を稼ぐ。そしてウルザランドによる大量のマナとイゼットの印鑑/Izzet Signetによる色マナ供給をベースに連絡/Tidingsや押収/Confiscate、燎原の火/Wildfireなどで場をコントロール。最終的には曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorや潮の星、京河/Keiga, the Tide Starなどの大型クリーチャーや、大量マナからの猛火/Blazeや悪魔火/Demonfireでゲームを決める。
大量のキャントリップも含めドロー力がかなり高いため、カウンターは息切れしにくく、ウルザランドも容易に揃えることができる。そのドロー力は青単トロンでは必須だった師範の占い独楽/Sensei's Divining Topがデッキに入らないほど。なおかつ、相手クリーチャーのテンポを止めながらドローができるため、ビートダウン相手でもそうそうスピード負けしない。
だが、火力で焼きづらい密林の猿人/Kird Apeや番狼/Watchwolfなど、タフネス3のウィニー生物相手には雲行きが怪しくなりがちという弱点も存在する。そのため、これらを主力とするZooとの対戦では苦戦は必至である。
ディセンション参入後、緑を加えて大竜巻/Savage Twisterやシミックの空呑み/Simic Sky Swallowerを加えたタイプも存在する。色が増えることによって色事故に陥る可能性が高まるが、帰化/Naturalizeなども採用できるためにエンチャントへの対処がしやすいなど、応用性が高く、変化に富む。このように緑を加えたタイプのイゼットロンを、シミックと名前をくっつけてシゼットロンと呼ぶこともある。
時のらせん加入後は、フィニッシャーには曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorや潮の星、京河/Keiga, the Tide Starの代わりにボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや吸収するウェルク/Draining Whelkが入る(→#スタンダード(ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期))。
またサイドボードからはドラゴンの嵐/Dragonstormを入れることでマナさえ揃えば一気に勝負を決められる形にもなる。他にも、マナ加速からストームをためて巣穴からの総出/Empty the Warrensでトークンを並べて峻殺するバリエーションもある。ゴブリンストームのページも参照。
スタンダード(ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期)
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (5) | 4 | ボトルのノーム/Bottle Gnomes | |
3 | ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite | 3 | 鋸刃の矢/Serrated Arrows |
2 | ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir | 3 | 併合/Annex |
呪文 (31) | 2 | 徴用/Commandeer | |
4 | イゼットの印鑑/Izzet Signet | 2 | 計略縛り/Trickbind |
1 | ディミーアの印鑑/Dimir Signet | 1 | 砂漠/Desert |
4 | 差し戻し/Remand | ||
4 | マナ漏出/Mana Leak | ||
3 | 電解/Electrolyze | ||
4 | 強迫的な研究/Compulsive Research | ||
2 | 呪文の噴出/Spell Burst | ||
3 | 熟慮/Think Twice | ||
3 | 撤廃/Repeal | ||
2 | 悪魔火/Demonfire | ||
1 | 連絡/Tidings | ||
土地 (24) | |||
4 | 蒸気孔/Steam Vents | ||
4 | シヴの浅瀬/Shivan Reef | ||
4 | ウルザの鉱山/Urza's Mine | ||
4 | ウルザの塔/Urza's Tower | ||
4 | ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant | ||
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory | ||
2 | 島/Island | ||
1 | ヴェズーヴァ/Vesuva |
- 時のらせん参入後のバージョン。
- 定番のボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや悪魔火/Demonfireだけでなく、ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir+呪文の噴出/Spell Burstという青白トロンと同様のソフトロックコンボが搭載されている。
- 製作者の渡辺雄也は次元の混乱参入後のグランプリ京都07でも同様のデッキを使用し、見事優勝を果たしている。新たに採用されるカードは硫黄の精霊/Sulfur Elementalで、これによりボロスウィニーやコントロールに強くなった。
スタンダード(神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期)
- 備考
- プロツアーホノルル06 第5位 (参考)
- 使用者:Osyp Lebedowicz
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (8) | 4 | 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge | |
4 | 潮の星、京河/Keiga, the Tide Star | 4 | 併合/Annex |
4 | 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror | 2 | スマッシュ/Smash |
呪文 (29) | 2 | 紅蓮地獄/Pyroclasm | |
4 | イゼットの印鑑/Izzet Signet | 1 | 降る星、流星/Ryusei, the Falling Star |
4 | 差し戻し/Remand | 2 | 撤廃/Repeal |
4 | マナ漏出/Mana Leak | ||
4 | 電解/Electrolyze | ||
4 | 強迫的な研究/Compulsive Research | ||
2 | 紅蓮地獄/Pyroclasm | ||
2 | 押収/Confiscate | ||
2 | 時間の把握/Telling Time | ||
1 | 火想者の発動/Invoke the Firemind | ||
1 | 猛火/Blaze | ||
1 | 連絡/Tidings | ||
土地 (23) | |||
4 | 蒸気孔/Steam Vents | ||
4 | シヴの浅瀬/Shivan Reef | ||
4 | ウルザの鉱山/Urza's Mine | ||
4 | ウルザの塔/Urza's Tower | ||
4 | ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant | ||
2 | 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge | ||
1 | 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge |
- ハイブリッド型ともパーミッション型とも付かない比較的シンプルなタイプ。
- もともと対コントロール要素の強いデッキでありながら、アグレッシブ・サイドボーディングとしてサイドボードには巨大ヒヨケムシ/Giant Solifugeが控えている。