破壊不能
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破壊不能を持つパーマネントの代表例は[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]。[[ミラディン・ブロック]]および[[ミラディンの傷跡ブロック]]の破壊不能パーマネントの[[カード名]]に多く使われている「[[ダークスティール/Darksteel]]」は、[[ミラディン/Mirrodin|ミラディン]]世界に存在する、壊れることのない金属のこと。 | 破壊不能を持つパーマネントの代表例は[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]。[[ミラディン・ブロック]]および[[ミラディンの傷跡ブロック]]の破壊不能パーマネントの[[カード名]]に多く使われている「[[ダークスティール/Darksteel]]」は、[[ミラディン/Mirrodin|ミラディン]]世界に存在する、壊れることのない金属のこと。 | ||
− | この能力を持つカードが多く追加された[[ダークスティール]]のプレビュー記事では、「破壊されないのは[[アーティファクト]]だけ」とされており、実際ミラディン・ブロックではアーティファクト以外で破壊不能を持つパーマネントや、アーティファクト以外に破壊不能を与えるカードは存在しなかった。その後、[[神河物語]]でアーティファクトでない破壊不能クリーチャーが登場し、それ以後も他の[[カード・タイプ]] | + | この能力を持つカードが多く追加された[[ダークスティール]]のプレビュー記事では、「破壊されないのは[[アーティファクト]]だけ」とされており、実際ミラディン・ブロックではアーティファクト以外で破壊不能を持つパーマネントや、アーティファクト以外に破壊不能を与えるカードは存在しなかった。その後、[[神河物語]]でアーティファクトでない破壊不能クリーチャーが登場し、それ以後も他の[[カード・タイプ]]で破壊不能を持つカードや破壊不能を付加するカードが登場している。 |
− | + | 破壊不能は全[[色]]に存在し、アーティファクトを除くと[[白]]に最も多く、次いで[[緑]]、[[黒]]の順。また、破壊不能を持つ[[サイクル]]として[[明神]]や[[テーロス・ブロック]]および[[アモンケット]]の[[神]]がある。 | |
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2017年7月23日 (日) 18:24時点における版
破壊不能/Indestructible | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.12 |
破壊不能(はかいふのう)/Indestructibleは、基本セット2014で制定されたキーワード能力。パーマネントが持つ常在型能力である。常磐木キーワードに分類される。
アーティファクト クリーチャー — ガーゴイル(Gargoyle)
飛行
破壊不能(ダメージや「破壊する」効果では、このクリーチャーは破壊されない。)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(パーマネント)
エンチャントされているパーマネントは破壊不能を持つ。(「破壊する」効果では、そのパーマネントは破壊されない。破壊不能を持つクリーチャーは、ダメージによって破壊されない。)
目次 |
定義
破壊不能/Indestructibleを持つパーマネントは破壊されない。そのようなパーマネントは致死ダメージによって破壊されず、それらは致死ダメージをチェックする状況起因処理を無視する。
解説
「~は破壊されない(is indestructible)」という能力をキーワード能力化したものである。これと同じ能力を持つカードや、破壊されなくする効果をもたらすカードは、2013年7月のオラクル更新で破壊不能を持つ・与えるように変更された。
破壊不能を持つパーマネントは、破滅の刃/Doom Bladeなどのそのパーマネントを破壊する効果を無視し、「致死ダメージを負ったタフネスが1以上であるクリーチャーは破壊される」および「前回の状況起因処理のチェック以降に接死を持つ発生源からダメージを受けた、タフネスが正の値であるクリーチャーは破壊される」という状況起因処理も無視する。
破壊不能を持つパーマネントの代表例はダークスティールの巨像/Darksteel Colossus。ミラディン・ブロックおよびミラディンの傷跡ブロックの破壊不能パーマネントのカード名に多く使われている「ダークスティール/Darksteel」は、ミラディン世界に存在する、壊れることのない金属のこと。
この能力を持つカードが多く追加されたダークスティールのプレビュー記事では、「破壊されないのはアーティファクトだけ」とされており、実際ミラディン・ブロックではアーティファクト以外で破壊不能を持つパーマネントや、アーティファクト以外に破壊不能を与えるカードは存在しなかった。その後、神河物語でアーティファクトでない破壊不能クリーチャーが登場し、それ以後も他のカード・タイプで破壊不能を持つカードや破壊不能を付加するカードが登場している。
破壊不能は全色に存在し、アーティファクトを除くと白に最も多く、次いで緑、黒の順。また、破壊不能を持つサイクルとして明神やテーロス・ブロックおよびアモンケットの神がある。
ルール
- あくまでも破壊されることを無視するだけであり、戦場を離れないわけではない。生け贄に捧げることはできるし、追放することで除去することはできるし、それがクリーチャーであればマイナス修整を与えタフネスを0以下に減少させれば状況起因処理で墓地に置かれる。
- ダークスティールの巨像に10点のダメージを与えてからタフネスを1だけ減少させたとしても除去はできない。それは「10点のダメージを負ったタフネスが10のクリーチャー」である。
- 破壊不能を持つパーマネントに再生の盾を張ることはできるが、置換すべきイベントが発生しないので実際に再生することはない。
- 破壊不能を持つクリーチャーが致死ダメージを負った場合、致死ダメージに関する状況起因処理についてチェックされなくなる。ただし、ダメージが取り除かれるわけではないため、その後に破壊不能を失えば、次の状況起因処理のチェックが生じた時に破壊される。
破壊不能が制定される前のルール
破壊不能を最初から持つパーマネントは「~は破壊されない」の頃と同じ挙動だが、破壊不能を与える効果に関しては現在と異なる挙動をとる場合があった。
「あなたがコントロールするパーマネントはこのターン破壊されない。」というインスタントの効果が適用された場合、以下の2点で現在と異なる。
- この「破壊されない」は能力でも特性でもなく単にルールを変更するだけなので、この後にパーマネントが何らかの方法で能力を失ったとしても「破壊されない」状態のままになっていた。
- 特性を変更しない継続的効果であったため、このターン、後から戦場に出たクリーチャーも「破壊されない」状態になっていた。
- 現在は能力という特性を変更するため、後から戦場に出たクリーチャーは「破壊されない」状態にはならない。
変更の経緯
長らく「~は破壊されない」はキーワード能力になると予想されてきたが、その質問に対して、当時のR&Dは3,4単語程度で済むシンプルな表現なので、キーワード化する必要はない旨の回答を返していた。
この回答自身は今でも妥当であったが、実際には、多くのプレイヤーがこの性質をキーワード能力として解釈しており、R&Dのほとんどのメンバーですら同じように解釈していたようである。Mark Rosewaterの「人間の本能には勝てない」の言葉にならい、基本セット2014発売に伴う2013年7月13日の総合ルール更新で、キーワード能力に変更されることとなった。(→Magic 2014 Core Set Rules Preview(邦訳:『マジック基本セット2014』に伴うルール変更)参照)。
- ダークスティールのデベロップ段階でキーワード能力にすることも検討されていたが、「Gain Indestructible(破壊不能を得る)」の語感がすっきりせず、「~は破壊されない」のような言い回しにしたかったことから、キーワード能力にはされなかった(→Developing Indestructibility参照)
破壊不能クリーチャーの対処法
以下には、特に破壊不能を持つクリーチャーを除去したり無力化したりする対処法の例を示す。
- 剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどにより追放する。
- 悪魔の布告/Diabolic Edictなどにより生け贄に捧げさせる。
- 悲劇的な過ち/Tragic Slipなどによりタフネスを0以下にする。
- 糾弾/Condemnなどによりライブラリーに戻す。
- 平和な心/Pacifismなどにより攻撃やブロックに制限を課す。
- 残響する真実/Echoing Truthなどによりバウンスする。
- 謙虚/Humilityなどにより能力を失わせる。
- 精神の制御/Mind Controlなどによりコントロールを奪う。
- ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeperなどによりタップさせる。
ダークスティール以前に作られた破壊不能に関するカード
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール