被覆
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
24行: | 24行: | ||
クリーチャーを除去で制することを主体とする[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対して相性が良い。 こういった[[デッキ]]は[[ブロッカー]]が少なくクリーチャー戦が発生しにくいため、利点を最大限に享受できる。 | クリーチャーを除去で制することを主体とする[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対して相性が良い。 こういった[[デッキ]]は[[ブロッカー]]が少なくクリーチャー戦が発生しにくいため、利点を最大限に享受できる。 | ||
− | [[第10版]]から[[常磐木]]能力の1つに加わったが、[[ミラディン包囲戦]]を最後に新録の被覆を持つカードは登場していない。[[Mark Rosewater]]はコラム「[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/evergreen-eggs-ham-2015-06-08 Evergreen Eggs&Ham]([http://magic.wizards.com/ja/ja_mm_20150608 翻訳])」において被覆は[[呪禁]]が制定された[[基本セット2012]] | + | [[第10版]]から[[常磐木]]能力の1つに加わったが、[[ミラディン包囲戦]]を最後に新録の被覆を持つカードは登場していない。[[Mark Rosewater]]はコラム「[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/evergreen-eggs-ham-2015-06-08 Evergreen Eggs&Ham]([http://magic.wizards.com/ja/ja_mm_20150608 翻訳])」において被覆は[[呪禁]]が制定された[[基本セット2012]]の時点で常磐木能力から外されており、もう新たなカードには使用することは無いと語った。 |
===ルール=== | ===ルール=== | ||
43行: | 43行: | ||
*[[呪禁]]([[一方通行]]) | *[[呪禁]]([[一方通行]]) | ||
*[[キーワード能力]] | *[[キーワード能力]] | ||
− | |||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
2015年7月18日 (土) 15:40時点における版
被覆/Shroud | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.18 |
被覆(ひふく)/Shroudは、未来予知で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。パーマネントだけでなくプレイヤーもこの能力を持ちうる。
定義
被覆/Shroudは、「このパーマネントまたはプレイヤーは呪文や能力の対象にならない。」を意味する。
解説
それまで俗にアンタッチャブルと呼ばれていた「呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル更新によりすべて被覆に変更された。
青はクリーチャーに被覆を与える呪文が豊富である。緑は元から被覆を持つクリーチャーが多く、白はアーティファクトやエンチャント、プレイヤーに被覆を与えることができる。黒や赤には単色で被覆を持つカードは全く存在しない。
被覆を持つクリーチャーは、その性質上単体除去に強い。しかし、自分の呪文の対象にもとれないため、この能力以外の点でプレッシャーを十分与えられない場合、単体強化などの後押しができないというデメリットにもなる。こういった性質上、除去に頼らないと止められない大型クリーチャーや、いるだけでよいシステムクリーチャーがこの恩恵を存分に受けられる。
クリーチャーを除去で制することを主体とするコントロールデッキに対して相性が良い。 こういったデッキはブロッカーが少なくクリーチャー戦が発生しにくいため、利点を最大限に享受できる。
第10版から常磐木能力の1つに加わったが、ミラディン包囲戦を最後に新録の被覆を持つカードは登場していない。Mark Rosewaterはコラム「Evergreen Eggs&Ham(翻訳)」において被覆は呪禁が制定された基本セット2012の時点で常磐木能力から外されており、もう新たなカードには使用することは無いと語った。
ルール
- 「呪文や能力の対象にならない」ことと「エンチャントできない」こととは別である。被覆を持っていても、対象を取らずにオーラを戦場に出す能力や、戦場に出ているオーラを移動することによって、エンチャントされた状態にすることはできる。装備に関しても同様。
- 戦場でのみ機能するので、これを持つカードがその他の領域(スタックや墓地など)にある場合には対象に取れる。
- 呪文や能力の対象になった後対応して被覆を得た場合、向けられた呪文や能力はそれに対して効果を発揮しない(不正な対象)。もしそれですべての対象が不正になっていたのならば、解決時に打ち消される(立ち消え)。
その他
- 対戦相手のクリーチャーの被覆を無効化するカードに秘儀の灯台/Arcane Lighthouseが存在する。秘儀の灯台は文章に被覆が使われた最後の新録カードでもある。
- 先述の欠点を克服した「対戦相手の呪文や能力にのみ対象にならない」能力は一方通行と呼ばれる。こちらは被覆を使ったテキストに変更されず、のちに統率者で呪禁としてキーワード能力化された。
- 同名の被覆/Envelopというカードが存在するが、この能力との関係はない。
- たまに被膜(ひまく)と間違われる。
- 余談だが、被覆が制定される前の総合ルールのこの節には占術について記述されていた。占術がキーワード処理に分類されるとともに被覆の記述に置き換えられた。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール