サヒーリコンボ
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サヒーリコンボ(Saheeli Combo)は、サヒーリ・ライ/Saheeli Raiと守護フェリダー/Felidar Guardianをキーカードに据えた無限コンボデッキ。国外では主にコピーキャット(Copycat, Copy Cat)[1]と呼ばれる。霊気紛争参入後のスタンダード環境に存在する。白青赤を含む3色以上で組まれる。
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概要
Saheeli Rai / サヒーリ・ライ (1)(青)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — サヒーリ(Saheeli)
伝説のプレインズウォーカー — サヒーリ(Saheeli)
[+1]:占術1を行う。サヒーリ・ライは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
[-2]:あなたがコントロールするアーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それの他のタイプに加えてアーティファクトであることを除き、それのコピーであるトークンを1つ生成する。そのトークンは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
[-7]:あなたのライブラリーから異なる名前のアーティファクト・カード最大3枚を探し、それらを戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
Felidar Guardian / 守護フェリダー (3)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) ビースト(Beast)
クリーチャー — 猫(Cat) ビースト(Beast)
守護フェリダーが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のパーマネント1つを対象とする。あなたはそれを追放してもよい。そうしたなら、その後そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
1/4クリーチャーの速攻付きコピー・トークンを生成できるサヒーリ・ライと、プレインズウォーカーも明滅させることができる守護フェリダーによる無限コンボを勝利手段とする。カード2枚というコンボパーツの少なさと、最速4ターンキルも可能な速さが強み。
以下はコンボ手順。
- サヒーリ・ライと守護フェリダーを戦場に出す。
- サヒーリ・ライの-2能力を起動し、守護フェリダーのコピー・トークンを生成する。
- 守護フェリダー(コピー・トークン)のCIP能力により、サヒーリ・ライを明滅させる。
- 忠誠度が初期状態に戻ったサヒーリ・ライの-2能力を起動し、再び守護フェリダーのコピー・トークンを生成する。
- 3~4の手順を任意の回数繰り返し、速攻を持った無限トークンで攻撃してフィニッシュ。
大きく分けて次の2つのタイプが存在する。
- コントロール型
- 3色で組まれることが多い。ジェスカイ・コントロールをベースにサヒーリコンボを足し、コンボ達成までを除去や打ち消しで凌ぐタイプ。
- 元々ジェスカイ・コントロール自体がプロツアー「カラデシュ」 で準優勝した強力なデッキでありポテンシャルが高い。奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkをサヒーリでコピーもしくは守護フェリダーで明滅させることでCIP能力を複数回利用できるため、デッキ構成に無理が生じないのも利点。1ゲーム目でサヒーリや守護フェリダーを見せ、アグレッシブ・サイドボーディングにより2ゲーム目以降はノー・サヒーリ構成にしてインスタント火力・除去を腐らせる戦略も取れる。さらに青赤電招とのハイブリッド構成にすることも可能と、タイプが読まれにくいのも強み。
- ビート・コントロール型
- 緑を足して4色で組まれることが多い。マナ基盤を安定させ優良なクリーチャーを展開し、勝利手段をコンボのみに頼らずビートダウンする戦略を取るタイプ。
- マナ基盤にはニッサの誓い/Oath of Nissa、導路の召使い/Servant of the Conduitを基本とし、エネルギー戦略を取るなら霊気との調和/Attune with Aetherが足されることが多い。ならず者の精製屋/Rogue Refinerや雲先案内人/Cloudblazerをコピー・明滅させてアドバンテージを稼ぎ、得られたエネルギーは蓄霊稲妻/Harnessed Lightningやつむじ風の巨匠/Whirler Virtuosoで消費しつつ盤面を有利にしていく。最後は現出した老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiendで蓋をしてコンボを決める、もしくはサヒーリでコピーして10点パンチを叩き込んで勝利する。
- ニッサの誓いとのシナジーを考慮し、反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance、先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbingerといったプレインズウォーカーや各種誓いカードを多数追加し、スーパーフレンズ型に寄せたデッキも存在する。さらには異界の進化/Eldritch Evolutionや霊気池の驚異/Aetherworks Marvelといった別軸の戦略が組み込まれる場合もある。
- クリーチャーをタップインさせる異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Catharや領事の権限/Authority of the Consulsでコンボが無効化されるものの、勝ち手段がコンボだけではなく守護フェリダーもサヒーリも単体で機能できるカードのため対策され難いのも強み。
- 付け入る隙もあり、特に2ターン目にキランの真意号/Heart of Kiranが置かれると返しの3ターン目にサヒーリを置くに置けなくなるという弱みがある。プロツアー「霊気紛争」では初日使用率が(3色型・4色型合わせて)トップだったにも関わらず、ジェスカイ型で2日目に進出できたのはわずか36.1%と、マルドゥ機体に喰われ結果を残すことができなかった。
- このコンボ自体は守護フェリダーのプレビュー時点から注目されており、コンボパーツ2種と相性の良い反射魔道士/Reflector Mageと組み合わせたデッキが模索されていたが、結局反射魔道士は霊気紛争発売前にスタンダードで禁止カードに指定されてしまい実現しなかった。
- 実のところ、このコンボは開発部のチェック漏れから誕生してしまった経緯がある(詳細は守護フェリダー/Felidar Guardianのページを参照)。
サンプルレシピ
青赤白
- 備考
- グランプリピッツバーグ17 ベスト8 (参考)
- 使用者:Daniel Fournier
- フォーマット
Jeskai Copycat [1] | |||||||||||||||||||||||||
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- 青赤白のコントロール型。
赤緑白青
- 備考
- グランプリピッツバーグ17 第9位 (参考)
- 使用者:Robert Graves
- フォーマット
- 4色のビート・コントロール型。
赤緑白青2
- 備考
- グランプリピッツバーグ17 第17位 (参考)
- 使用者:David Haass
- フォーマット
4C Copycat [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 老いたる深海鬼と霊気池の驚異を採用した4色型。
脚注
- ↑ copycatは「他人の真似をする人」を意味する言葉。守護フェリダーのクリーチャー・タイプが猫であることに掛けている。