戦乱のゼンディカー
提供:MTG Wiki
戦乱のゼンディカー/Battle for Zendikar | |
シンボル | ひび割れた面晶体/Hedron |
略号 | BFZ |
コードネーム | Blood |
発売日 | 2015年10月2日 |
セット枚数 | 全274種類 |
戦乱のゼンディカー/Battle for Zendikarは、戦乱のゼンディカー・ブロックの1番目のエキスパンション。2015年10月2日発売。キャッチコピーは「空前の脅威に挑め/Face Unnatural Disaster」。
目次 |
概要
ゼンディカー・ブロックの続編。面晶体/Hedronの檻から解放されたエルドラージ/Eldraziに、ゼンディカー/Zendikarの民とプレインズウォーカー/Planeswalker同盟が立ち向かう。
テーマはストーリー通り「ゼンディカーとエルドラージの戦争」。メカニズム的には別ブロックとしてデザインされたゼンディカー・ブロック(「ゼンディカー+ワールドウェイク」と「エルドラージ覚醒」)からメカニズムを引き継ぎ、それぞれの勢力に割り当てている。
ゼンディカー側のメカニズムとして、「土地」と「同盟者」が選出されている。
- 「土地」に関しては上陸の再登場に加え、土地をクリーチャー化させる新キーワード能力、覚醒が登場した。新規のミシュラランドを含め実に22種類もの基本でない土地が収録されるほか、後述するZendikar Expeditionsのカードも封入される。
- 「同盟者」は「ゼンディカーの遺跡を探検する冒険者」から「エルドラージに対抗するゼンディカー人」へと再定義され、多数の同盟者・クリーチャーが収録される。同盟者同士で協力しあうデザインは能力語の結集で表現されているが、ゼンディカー・ブロックの同盟者と異なり全ての同盟者が同盟者に関連した能力を持つわけではない。
- また、エルドラージの象徴たる「無色(無色マナ)」と対になる形で、多くの種類の色マナを使うことを奨励する収斂メカニズムも割り当てられている。
エルドラージ側は「無色」と「追放」がクローズアップされる。
- エルドラージ覚醒のエルドラージは有色のカードも存在したが、今回のエルドラージはマナ・コストに色マナを含むものもすべて新キーワード能力の欠色により無色となっている。また、無色であることを参照するカードが多数収録されている。
- 「追放」に関しては、新キーワード能力の嚥下をはじめ、対戦相手のカードを追放する効果のカードが多く存在する。エルドラージが新たに獲得したクリーチャー・タイプである昇華者は、この追放された対戦相手のカードを墓地に置くことで機能する能力を持つ。
- エルドラージ覚醒では多数存在した0/1のエルドラージ・落とし子・トークンは登場せず、その代わりに、パワー/タフネスが1/1になったエルドラージ・末裔・トークンが登場している。
これら以外の小テーマとして、白と黒にはライフを得ることを誘発条件とする誘発型能力を持っているカードが多い。
- 1ブロック2セット制に移行してからの初のセットとなる。
- ブースターパックに封入される基本土地は、ゼンディカー・ブロックと同じくフルアート仕様である(参考)。
- 発売に先駆けデュエルデッキ:ゼンディカーvsエルドラージが発売され、忘却蒔き/Oblivion Sowerなどいくつかのカードが先行収録された。
Zendikar Expeditions
戦乱のゼンディカーのブースターパックには、特殊な土地・カードが封入されている場合がある。これらはフルアート仕様のプレミアム・カードであり、英語版のみ存在する(日本語版のブースターパックなど、他の言語のパックであっても英語版のみの封入となる)。
これらのカードは独自のエキスパンション・シンボルを持ち、戦乱のゼンディカーのセットの一部としては扱われない。よって、構築では同名のカードが許可されているフォーマットでのみ使用できる。リミテッドではカードプールに加えることができる。
収録カードの内容など、詳細はZendikar Expeditionsの項を参照。
発売前情報
- PAX EASTで公開されたキービジュアルにはウラモグ/Ulamogとその血族達に相対するギデオン・ジュラ/Gideon Juraが描かれている。
- 世界選手権15が開催されたPAX PRIMEでは、ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar、絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerを含む幾つかのカードのプレビューと、Zendikar Expeditionsの披露が行われた。
イベント
プレリリース
2015年9月26日、27日に行われた。
参加した各プレイヤーは面晶体/Hedronを模したプレリリース・キットを受け取り、40枚以上のシールドデッキを構築しプレイする。ラヴニカへの回帰から続いてきた5種類のプレリリース・パックから選ぶ形式ではなくなった。プレリリース・キットには
- 戦乱のゼンディカーのブースターパック6つ
- 日付入りのプレリリース・カード1枚
- 仕切り板1枚
- デッキ構築のヒントが書かれた説明書
- スピンダウン・ライフカウンター1個
が含まれている。
このプレリリースから現在のマリガンのルール(通称バンクーバー・マリガン)が正式に採用された。
構築済みデッキ
エントリーセット
- 結集の叫び/Rallying Cry
- 本能のうねり/Swarming Instinct
- 血の呼び声/Call of Blood
- エルドラージの突撃/Eldrazi Assault
- ゼンディカーの怒り/Zendikar's Rage
イベントデッキ
パッケージ・イラスト
- ウラモグの強奪者/Ulamog's Despoiler
- ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar
- 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited
- 古参の戦導者/Veteran Warleader
- 深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths
主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Mark Rosewater (リード)、Ian Duke、Dan Emmons、Ethan Fleischer、Dave Guskin、Ari Levitch
- デベロップ・チーム - Erik Lauer (リード)、Tim Aten、Kelly Digges、Ian Duke、Ben Hayes、Shawn Main、Yoni Skolnik、Matt Tabak(協力)
公式特集ページ
製品情報
- 特設サイト/特設サイト日本語版(日本語版ではZendikar Expeditionsのカードが見れないので注意)
- 『戦乱のゼンディカー』 発表(Feature 2015年3月9日)
- 『戦乱のゼンディカー』のメカニズム(Feature 2015年8月31日)
- 『戦乱のゼンディカー』のパッケージ(Feature 2015年9月1日)
- 『戦乱のゼンディカー』のプロモカード(Arcana 2015年9月7日)
- 『戦乱のゼンディカー』の基本土地(Arcana 2015年9月14日)
- 戦乱のゼンディカー』のトークン(Arcana 2015年9月16日)
- 「Expeditions」のすべて(Arcana 2015年9月17日)
開発コラム
Mark Rosewaterによるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。
- 戦乱に向けて その1(2015年9月7日)
- 戦乱に向けて その2(2015年9月14日)
- 戦乱のゼンディカード その1(2015年9月21日)
- 戦乱のゼンディカード その2(2015年9月28日)
- 戦闘計画(2015年10月12日)
- 理念と実装の狭間(2015年10月19日)
Sam Stoddardによるコラム、Latest Developments -デベロップ最先端-。
- 再訪世界の新しいメカニズムのデベロップ(2015年9月18日)
- Mファイル『戦乱のゼンディカー』編・パート1(2015年9月25日)
- Mファイル『戦乱のゼンディカー』編・パート1(2015年10月2日)
- 土地の力(2015年10月9日)
- 欠色のデベロップ(2015年10月23日)
- フューチャー・フューチャーの日々『戦乱のゼンディカー』編(2015年10月30日)
広報
- 『戦乱のゼンディカー』(Youtube)
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:戦乱のゼンディカー
- プロツアー「戦乱のゼンディカー」
- カードセット一覧
- 戦乱のゼンディカー・ブロック
- 戦乱のゼンディカー
- ゲートウォッチの誓い
- 戦乱のゼンディカー・ブロック